天才バカボンのパパの経歴とプロフィール!「バカ」になった経緯がスゴすぎる!

天才バカボンのパパの経歴とプロフィール!「バカ」になった経緯がスゴすぎる!

天才バカボンのパパの経歴とプロフィール!誕生秘話、血液型、出身校は?

天才バカボンのパパは「昭和元年12月元日のクリスマスの夜」生まれ。一般的には「昭和元年12月25日」と解釈されています。名前についてはフジオ・プロのサイトでの質問コーナーで「そんなものはないのだ」と記されていますが、これまでに「バカボン」「田中田フチオ」「三丁目のバカ田さん」などと本人が名乗ったり、第三者に呼ばれたりした名称は数多く存在するようです。

血液型は舐めると甘い味がするというBAKA型。作中での年齢は41歳でした。口癖は「これでいいのだ」「タリラリラ~ン」「コニャニャチワ」「はんたいのさんせいなのだ」など、支離滅裂なものが多いのが特徴。性格はかなり破天荒なため、デタラメな言動で周囲を混乱に陥れるばかりか、時には人を死に追いやってしまうこともあります。

天才バカボンのパパは、熊本県に実在する菊地市立七城中学校から東京都のバカ田高校を経て、バカ田大学を主席で卒業。かなり多くの職を転々としていますが、店舗を全焼させたり、暴言によって会社を倒産させたりして、ことごとくクビになってしまうため、職業は基本的に無職です。

天才バカボンは超天才児だった!「バカ」になった経緯は?

天才バカボンのパパは、レレレのおじさんが「神の子がお生まれになる」と予言した通り、母親が3年の入院の末にやっと出産した超天才児でした。その天才ぶりといったら、生まれた直後に医者の目の前で歩き始め、「天上天下唯我独尊」とお釈迦様の言葉を口にし、駆けつけた父親に「父上、はじめまして」と礼儀正しく挨拶、経済新聞を読むという人並み外れたもの。

そんな天才バカボンのパパが「バカ」になったのは2歳の頃。大きなくしゃみをしたはずみに、頭のねじが外れて口から飛び出し、川に流されてしまったためでした。原作では「バカ」になった経緯をこのように説明していますが、アニメ第1作では「交通事故で口から飛び出した脳みそが馬と入れ替わった」、アニメ第2作では「逆恨みした馬に頭を蹴られたショックで脳の歯車が壊れた」ともされています。

天才バカボンのパパは大学時代に出会ったバカボンのママと結婚し、バカボンとハジメちゃんという2児に恵まれていますが、ハジメちゃんは、天才バカボンのパパの天才遺伝子を色濃く受け継いでいるようですね。

天才バカボンのパパは赤塚不二夫の超お気に入りキャラ!バカボンパパ名言集!

天才バカボンのパパは赤塚不二夫の1番のお気に入りキャラ!そのワケは?

天才バカボンのパパは、晩年の赤塚不二夫がたびたびコスプレをして登場していたことからも分かるように、赤塚不二夫にとって一番の超お気に入りキャラでした。赤塚不二夫によると、その理由は「どんなに酔っていてもバカボンのパパの顔だけは、ちゃんと描けるから」なのだとか。「バカに真実を語らせよう」と生まれたのが、バカボンやバカボンパパというキャラ。

当初、作品は、バカなバカボンと天才のハジメちゃんで描かれる予定でしたが、連載回が進むにつれてバカボンパパを中心にしたエピソードが主になっていきます。天才バカボンのパパのモデルは赤塚不二夫の実父とも言われており、赤塚不二夫の娘・赤塚えり子の著書「バカボンのパパよりバカなパパ」によると、実際の赤塚不二夫自身もまた、天才バカボンのパパ以上にギャグの世界を生きていたといいますから、血を分けたような存在だったのかもしれません。

「バカボンパパって、別に楽をして生きているわけじゃないんだよ。どうすれば家族を幸せにできるかを考えながら、一生懸命ガンバってるわけ」が真に迫った発言に聞こえるのも、そのためではないでしょうか。

天才バカボンのパパ「これでいいのだ」が深い!バカボンパパ名言集!

天才バカボンのパパの名言といえば、「これでいいのだ」が最も有名です。一見なんの変哲もない言葉ですが、「わしはバカボンのパパなのだ。この世は難しいのだ。わしの思うようにはならないのだ」と、実に奥深いことも言っています。作中のバカボンパパは、どんなに不条理で理不尽な結末でも「これでいいのだ!」のひと言で締めてしまいます。

作中では、正気かどうか疑わしくなるハチャメチャなバカボンパパですが、「わしはいつでもわしなので大丈夫。これでいいのだと言っているから大丈夫。あなたもあなたでそれでいいのだ」と、ドキッとするような発言も。「わしはリタイヤしたのだ。全ての心配からリタイヤしたのだ。だからわしは疲れないのだ。これでいいのだ」という言葉は、解脱してバカになったバカボンパパだからこそ達することができた悟りの境地なのかもしれません。

そんな天才バカボンのパパは、難題を突き付けられると、「国会で青島行男が言ったのか?」と首をひねることもしばしば。このセンス、2歳までの天才時代を色濃く引き継いでいるようではありませんか。

天才バカボンのパパ役にくりぃむしちゅー上田晋也!「天才バカボン」初の実写ドラマ化

天才バカボンのパパが、2016年3月に実写ドラマ「天才バカボン」で蘇ります。天才バカボンのパパ役を演じるのは、昔から「バカボンパパに似ている」と言われていたという、くりぃむししゅー上田晋也。バカボン役はおかずクラブのオカリナ、バカボンのママには松下奈緒が起用されています。

これまで、漫画やアニメでしかありえない強烈なキャラや、昭和の時代背景満載の赤塚不二夫ワールドを壊したくないという理由で、「天才バカボン」の実写案はフジオ・プロによってことごとく退けられてきました。今回のドラマでは、原作の世界観や昭和の雰囲気を残しながら、2016年を舞台にしたオリジナルストーリーで展開されるといい、ファンの間からは予想通り「ドラマだけはやめてほしかった」「史上最悪の原作殺し」と大ブーイングが起こっているようです。

こういう意見を聞くと、「天才バカボン」がいかに人々に崇拝に近い支持を得ているかがよくわかります。ただ、かたくなに実写化を拒んでいたフジオ・プロがゴーサインを出した初めての企画ですから、期待できるのではないでしょうか。「天才バカボン」の「バカボン」の語源は、「赤塚不二夫自身は生前に「バカなボンボン」の意であると言っていますが、「ばぎゃぼん(仏、仙人の称号)」であるという噂もあります。

そう考えると、混沌とした状況を一蹴する「これでいいのだ」や、いかなる時も掃除の手を止めないレレレのおじさんなど、そこかしこに悟りが散りばめられている偉大な作品に思えてなりません。もっとすごいのは、それをハチャメチャなギャグ漫画として完成させたところ。これを赤塚不二夫以外に絶妙な塩梅で発信できる人間はいないのかもしれません。生前の赤塚不二夫は「どれだけバカになれるか」をモットーにしてきた大らかな人です。きっと「天才バカボン」の実写化にも「これでいいのだ」と言っているのではないでしょうか。

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