はに丸最終回で何が!?「はに丸ジャーナル」で毒舌無敵キャラに!

はに丸最終回で何が!?「はに丸ジャーナル」で毒舌無敵キャラに!

はに丸くんが「おーい!はに丸」25年を経て復活!

はに丸くんとは、25年以上前、NHK教育で放送されていた幼児向け教育番組「おーい!はに丸」のキャラクター。絵から現実世界へ飛び出てきた埴輪の王子・はに丸と、お伴の馬の「ひんべえ」の、無邪気で愛らしい姿が人気でした。

30代位の人は、リアルタイムで見ていた懐かしい番組の1つではないでしょうか。そんなはに丸くんが、25年の時を経て復活。なんとNHKの教養番組「はに丸ジャーナル」で、ジャーナリストとして活躍しているのです。しかも、あの無邪気で素直なはに丸くんが、毒舌無敵なキャラクターに変貌していると話題になっています。

はに丸くん最終回の事件で毒舌無敵キャラになっちゃった!?

はに丸くんが、「はに丸ジャーナル」で繰り出す毒舌はかなりなもの。ジャーナリストの田原総一朗から、「(田原総一朗は)人が話しているときに、意見をさえぎっているようにみえるけど、どうしてなの?」、「それで本当に本音が引き出せるの?」と一刀両断。無垢で素直なはに丸の性格が、毒舌無敵に変わってしまった原因は、「おーいはに丸」の最終回にあるという説があります。

はに丸くんは、優しい歌のお姉さん・すみれちゃんと仲良しだったのですが、最終回で、仲良しのすみれちゃんが、はに丸くんとライバル関係だった神田くんと結婚。はに丸くんは、ショックで号泣。この失恋事件の衝撃の大きさによって、はに丸くんは毒舌無敵キャラに変貌してしまったのかもしれません。

はに丸グッズが可愛すぎる!声優・田中真弓のオナラ事件とは?

はに丸グッズが可愛すぎて使えないレベル!?

はに丸くんは、すっかり毒舌無敵キャラに変貌をとげてしまいましたが、その愛らしさに関しては全く変化がなかったようで、可愛さを活かしたキャラクターグッズも発売されています。はに丸くんのお伴である、お馬のしんべえもあわせてグッズ化されており、キーホルダー、クリアファイル、ボールペン、シャープペン、メモ帳と、どちらかといえば大人をターゲットにしたグッズ展開で、大人の心をつかんでいます。特に、はに丸くんをかたどったメモ帳は、表紙だけでなく、中のメモにもはに丸くんが印刷されており、可愛すぎて使えないという声もあるほどです。

はに丸くんの声優・田中真弓のオナラ事件とは?

はに丸くんは、グッズも大人気ですが、その可愛さは、見た目だけではありません。口癖の「はにゃ」をはじめ、ちょっとたどたどしいしゃべり方も変わらない魅力の1つ。その声を担当するのは、ベテラン声優の田中真弓です。2013年に行われたDVDの発売記念イベントで、当時を振り返った田中真弓は、収録の際に起きた「オナラ事件」のエピソードを披露しました。

あるとき、田中真弓が「はにゃ」と言ったタイミングで、すごいオナラが爆発。録音ブースの中で、ひんべえ役の声優だった安西正弘と黙り込んでしまっただとか。それでもなぜか、収録はOKになったそうです。

はに丸くんはリストラの悲しみを知っている!?

はに丸くんは、「はに丸ジャーナル」で、すっかり毒舌無敵キャラが板についてきました。そちらに慣れ親しんでしまうと考えられないでしょうが、はに丸くんは、そもそも3歳くらいの子供のために作られたキャラクターです。

1983年に放送を開始した「おーい!はに丸」は、古代から現代日本よみがえり、今の日本語を知らないはに丸くんが、画家のおじさんや、歌のお姉さんのすみれちゃん、近所の青年の神田君に助けられながら、少しずつ「ことば」を学んでいくという設定で作られていました。

時には、ミュージカルのように歌や踊りを交えて進むお話は、見ているとほのぼのと和む雰囲気。子供だけでなく、一緒に見ている親や幼稚園や保育員の先生からの人気も高かったようです。その証拠に、はに丸くんの口癖「はにゃ」は、当時の流行語にもなり、時の人が登場することで有名なフジテレビ「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングにも出演。はに丸くんが、幼児向け番組の枠を超えて愛されていたことがうかがえます。

はに丸くんが25年の時を経て復活したのも、当時の人気があったからなのかもしれません。ちなみに、どうして復活したのかを聞かれたはに丸は、「NHKの倉庫で寝ていたら、起こされた。出てこれて嬉しい」と回答しています。埴輪の王子といえども、倉庫で寝ているよりは、テレビに出ているほうが嬉しいようです。

不定期の放送ながら、「はに丸ジャーナル」は大好評。見逃した人のために、はに丸くんの毒舌ぶりが光る名言を集めた「はに語録」等を収録した単行本「はに丸ジャーナル 本当の幸せってなんなのかなぁ?」まで発売されています。

「はに丸ジャーナル」は、「大人が得意な表面的な答えは「はにゃ?」と受け流し、聞きにくいことには核心を突く問いをぶつけてしまう!かわいくて時にピリッと辛い、家族で楽しむ時事教養バラエティーです」と銘打たれているだけあって、普通ならばなかなか聞けないことを、はに丸くんがずばずばと切り込むところが最大の見どころ。そして、時折ぽろりともらす、はに丸くんの一言が、核心をつきすぎていて、大人の心に響きます。

ゆるキャラについての取材を見てもらしたコメント、「僕はさ、長いこと倉庫にいたので、そうやってリストラされちゃったりする、作る時だけ作っちゃって、『もういらない』って言われちゃうキャラクターの気持ちがよく分かるんだ」は、はに丸くんの当事者意識が切なすぎるだけでなく、大人社会の身勝手さを浮き彫りに。

ライザップへの突撃取材では、「僕はご飯を食べて、楽しく、おいしく、みんなと過ごしたいな」「太ってると、幸せになれないの?」と痛いところを突くコメント。ダイエットにいそしむ大人の薄っぺらさを見透かしているかのようです。
こんなはに丸くんの毒舌をまだまだ聞きたい視聴者はたくさんいるはずですから、リストラの悲しみを知るはに丸くんが、またNHKにリストラされないことを祈るばかりです。

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