寺田農の再婚相手は35歳下!元・事実婚妻に提訴されたワケとは?

寺田農の再婚相手は35歳下!屋台あけみに提訴されたワケとは?

寺田農は離婚後10年近く事実婚だった屋台あけみに、婚約不履行で訴えられる?!

寺田農(てらだみのり)は、1943年生まれの73歳。俳優としての活動以外、あまり話題になったことがない彼でしたが、2012年、突如、女性問題が表面化し騒動となりました。寺田農には、35年連れ添った元女優と離婚した後、10年近く事実婚状態にあった女性、屋台あけみがいました。

しかし寺田農は、屋台あけみから、婚約不履行を理由に、慰謝料5500万円を求めて、東京地裁に民事提訴を起こされてしまいます。屋台あけみの言い分は、寺田農が勝手に他の女性と再婚したことで精神的な苦痛を受けた、とのことでした。68歳になっていた寺田農の再婚相手は、35歳も年下で、美術関係の仕事をしている一般女性だそうです。やはり、俳優という輩は、いくつになっても、一般の人々にはうかがい知れない、特別な情熱や感情を持っているのかもしれません。

寺田農は文学座出身で芸歴50年のベテラン俳優

寺田農は、橋爪功や北村総一郎、木樹希林、小川眞由美など、錚々たる個性派俳優を輩出した、文学座の第一期生で、芸歴50年におよぶベテラン俳優です。皺の深い独特の風貌で、最近も、ひねりの利いた悪役や老人を演じています。数々の作品に出演してその存在感を示してきた寺田農ですが、顔や名前は知っていても、「農」と書いて「みのり」と読むことを知らない方も意外と多いのでは。

実は、寺田農は、声優やナレーションも数多くこなしています。若い人たちにとっては、俳優としての寺田農より、「天空の城ラピュタ」の憎き悪役ムスカ大佐の声優として知られているかもしれません。

寺田農の元妻・高橋紀子や子供の現在!屋台あけみ裁判の結末は?

寺田農の前妻は東宝期待の美人新人女優、高橋紀子だった!

寺田農の最初の結婚は、1970年、27歳の時。相手は、元女優の高橋紀子でした。目鼻立ちのくっきりした現代的な美人で、東宝の新人女優として大いに期待されていました。しかし、これから本格女優へという時に、寺田農と結婚し、女優を引退してしまいます。寺田農は、東宝の関係者に大いに恨まれたことでしょう。

しかし2人は、2006年に離婚。間もなく70歳になる元妻・高橋紀子が、離婚後に女優復帰したという話などは聞こえてきません。35年の結婚生活の間、寺田農との間に子供は授からなかったようなので、今は静かな時間を過ごしているのでしょう。

寺田農を婚約不履行で訴えた女、屋台あけみ

寺田農の結婚生活は35年と、意外に長かったのですが、どうやら高橋紀子と離婚した原因は、寺田農を婚約不履行で訴えた屋台あけみが原因だったようです。離婚以後、寺田農は、屋台あけみと10年近く事実婚状態でした。しかし突然、35歳年下の新しい彼女と再婚し、騒動に。幸か不幸か、寺田農には元妻・高橋紀子、事実婚だった屋台あけみ、いずれの間にも子供もおらず、婚約不履行で訴えられた件も、1年後に和解しています。

もしかしたら、元妻にしろ、事実婚だった屋台あけみにしろ、寺田農のことが決して憎かったわけでなく、最後は彼を許してしまったのかもしれません。男性俳優の中には、未婚既婚に関わらず、数多くの女性とのスキャンダルにまみれ、それが売りになっているような人もいます。

寺田農の場合、当時あれだけパッシングを受けたのは、寺田農の、恋愛に対する生真面目なのめり込み方が、かえって世の女性たちの反感を買ったためだったかもしれません。

寺田農は岡本喜八、実相寺昭雄、相米慎二など有名監督作品に出演していた!

寺田農は、今も現役の俳優としてテレビドラマに出演するだけでなく、その飄々としたキャラクターで、バラエティ番組にも進出しています。2時間ドラマの犯人や、敵役のイメージが強い寺田農ですが、彼の代表作は何かといえば、やはり、1968年に公開された岡本喜八監督の「肉弾」でしょう。

この作品は、魚雷にドラム缶を装着して敵艦に突っ込むという、およそ無謀な特攻を命じられた青年に与えられた、たった1日の休暇を描いた作品です。「肉弾」は、シニカルな喜劇タッチの作品ですが、悲劇調でない分、余計リアルに、戦争の悲惨さを描いた異色作でした。

寺田農は、30歳を前に、その特攻隊員役を演じています。また、この作品でデビューした、まだ18歳の大谷直子が、特攻隊員と結ばれる女学生を大胆に演じ、注目を集めました。寺田農は他にも、ATG(日本アート・シアター・ギルド)作品の「無常」「あさき夢みし」「歌麿 夢と知りせば」など、独特の映像美でカルトな人気を誇る実相寺昭雄監督作品の常連俳優であったことでも知られます。

さらに、今は亡き相米慎二監督の代表作「ラブホテル」でも主演を果たしました。寺田農は、役者としても、また一男性としても、なかなか奥が深く、あなどれない人物なのかもしれません。

関連記事

ページ上部へ戻る