映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の真相!ラストの謎に迫る!
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は伝説的なドキュメンタリー風ホラー映画!
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は、1999年に公開されたアメリカのホラー映画です。全編を、ビデオカメラで、ドキュメンタリー風に主観撮影する「モキュメンタリー」と呼ばれる斬新な手法が話題になり、約6万ドルという低予算ながら、全米で1億4000万ドルの興行収入を記録し、日本でもでも大ヒット。全世界興行収入では2億4050万ドルを記録し、インディペンデント作品としては、伝説的成功を収めたホラー映画となりました。
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の登場人物は、伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」を題材としたドキュメンタリー映画を撮影するために、メリーランド州バーキッツビルのブラック・ヒルズの森を訪れた3人の大学生。しかし、撮影中に不可解な現象が相次ぎ、最終的に消息を絶ってしまいます。
大学生の失踪から1年後、森の中から、ビデオカメラだけが発見され、それを編集したものが映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」だという設定です。つまり、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」自体はフィクションなのですが、ドキュメンタリー風の撮影手法によってノンフィクションかと錯覚するため、恐怖心が煽られる仕掛けになっています。
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のラストは魔女の儀式!?
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は、ブラック・ヒルズの森にて、ヘザー、ジョシュア、マイケル3人の大学生が、怪奇現象に悩まされる8日間の映像を記録した作品です。
伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」についてのドキュメンタリーの撮影を順調にしていた3人の大学生でしたが、誰かが走り回っているような物音が聞こえてきた3日目の夜から状況が一変。赤ん坊の声が聞こえたり、同じ場所を歩き続けたり、謎の粘液が粘着したりと、次第にパニックに陥ります。
すると、7日目の朝、ジョシュアが姿を消してしまいます。ジョシュアらしき声が聞こえてきたため、ヘザーとマイケルは、その声を追って、朽ち果てた館に到着。館の地下室に行くと、今度は、マイケルが何者かに殴られてしまいます。その後ヘザーが目にしたのは、壁に向かって立っているマイケルの姿でした。その瞬間、カメラが落ち、映像が終了します。
マイケルやヘザーがどうなってしまったのか、なんとも謎に包まれるラストですが、冒頭のインタビューでは、森の近くに住む住人が、「魔女は人を殺すところを見られたくないから、壁を向かせて立たせる」と言っていました。これを合わせて考えると、この映像が終了した後には、魔女の儀式が行われたというのが真相だと考えられます。
映画「ブレア・ウィッチ2」あらすじネタバレ!正統な続編ではなかった?
映画「ブレア・ウィッチ2」あらすじ!作中でも「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は大ヒット!
映画「ブレア・ウィッチ2」は、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の大ヒットを受けて、2000年に公開された続編です。映画「ブレア・ウィッチ2」の世界でも、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は大ヒットしていて、そのおかげでバーキッツビルの町には観光客が溢れていました。
そこで、幼女誘拐の前科持ちで、精神病院患者でもあったジェフは、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」人気に便乗して、「ブレア・ウィッチ・ハント」というツアーを企画します。このバスツアーには、魔女を名乗るエリカ、霊能力者のキム、「ブレア・ウィッチ:ヒストリーかヒステリーか?」を執筆中の大学院生カップル、スティーヴンとトリステン4人の男女が参加しました。
ジェフを含む5人は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のラストシーンとなった朽ち果てた館で一晩過ごしますが、翌朝を迎えても、それまでの記憶が一切ありません。そんな中、トリステンが体調不良を訴え、病院に直行するも、流産が発覚してしまいます。
その後、失われた一晩の記憶を確認するため、5人が、ジェフの自宅でビデオテープをチェックしてみると……そこには、予想外のものが映っていました。そこから、ジェフの身体に魔女が使う文字が浮かび上がったり、エリカの遺体が見つかったりするなど、怪奇現象が始まります。これらを引き起こした魔女の正体とは?「トリステンンこそが魔女」、そう疑い始めたメンバーたちは、全員パニックに陥ってしまいます……。
映画「ブレア・ウィッチ2」は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」製作者の意に反したものだった!?
映画「ブレア・ウィッチ2」は、前作「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」ほどの大ヒットこそしなかったものの、興行成績はさほど悪くはありませんでした。一方で、第21回ゴールデンラズベリー賞で最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低スクリーンカップル賞にノミネートされてしまうなど、厳しい評価も受けてしまいました。
映画「ブレア・ウィッチ2」の製作総指揮は、前作「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の監督、脚本、制作を務めたダニエル・マイリックとエドゥアルド・サンチェスです。実はこの2人、前作「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の反響が大きすぎたため、本当は、その熱が冷めてから続編を制作したかったのだとか。どうやら、「ブレア・ウィッチ2」は、大ヒットした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の恩恵を受けるため、スタジオ側が強引に制作に踏み切った作品だったようです。
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の正当な続編「ブレア・ウィッチ」が12月に日本上陸!
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編「ブレア・ウィッチ2」を不本意な形で制作することになったダニエル・マイリックとエドゥアルド・サンチェスですが、2009年に、「あらためて続編を制作したい」という意向を示しました。当時は、具体的なプランを明かさなかったものの、ついに「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の正当な続編となる「ブレア・ウィッチ」が2016年12月1日に日本で公開となります。
「ブレア・ウィッチ2」から17年の時を経て公開されるこの「ブレア・ウィッチ」の舞台は、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」から20年後。ドキュメンタリーの撮影をするために、ブラック・ヒルズの森を訪れて失踪したヘザーの弟ジェームズが、ある日、YouTubeで、ヘザーらしき人物が映っていることに気付きます。ジェームズは、ヘザーを救い、伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」の謎を解くために、仲間と共に、姉同様ブラック・ヒルズの森に足を踏み入れることに……。
映画「ブレア・ウィッチ」の製作総指揮を務めるのは、これまでのシリーズ同様に、ダニエル・マイリックとエドゥアルド・サンチェスの2人です。そして、本作で監督を務めるのは、「サプライズ」「ザ・ゲスト」などで知られる、コアなファンの多いアダム・ウィンガード。現在その評価が高まりつつあるアダム・ウィンガードは、2017年にNetflixで配信予定の実写版「DEATH NOTE/デスノート」の監督を務めることも決定しています。
一大社会現象にもなった映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の正統な続編「ブレア・ウィッチ」は、約20年の年月が経過しているので、前作のファンだけでなく、新たな世代のファンも獲得しそうで、公開後の世間の反響が楽しみですね。