「東京喰種」石田スイの画力がスゴイ!「HUNTER×HUNTER」ヒスイ短編も手掛けていた!

「東京喰種」石田スイの画力がスゴイ!「HUNTER×HUNTER」ヒソカ短編も手掛けていた!

「東京喰種」石田スイの特徴的な水彩画風の画力がすごい

「東京喰種」は、人間と、人間の姿を持ちながら人間を食料とする喰種(グール)との関係を描く人気漫画です。2014年、2015年とTVアニメ化されている「東京喰種」は、TVシリーズ後の物語が中心となるOVAも発売されています。「東京喰種トーキョーグール」の作者は、石田スイ。独特の世界観や、設定などもさることながら、高い画力も、石田スイの人気の1つです。

カラー絵は、落ち着いていながらも、色彩鮮やか。特に、水彩画風の淡く厚い塗りが特徴的な石田スイの画風は、漫画のカラー絵というイメージからは一線を画しています。どちらかといえば、繊細で、儚げな印象を受けますが、漫画自体の線はしっかりとしており、白と黒の陰影が、物語を盛り上げるのです。特に、迫力のある喰種の戦闘シーンでは、1つ1つのコマが、完成度の高いイラストのように感じられます。2014年には、山手線29駅の各駅に一枚ずつ原画を展示する原画展を開催しており、利用者の目を楽しませました。

「東京喰種」石田スイは作者冨樫義博公認!「HUNTER×HUNTER」ヒソカの過去を描いた短編を執筆

「東京喰種」作者の石田スイ。2016年7月現在も、「週刊ヤングジャンプ」誌上で、続編となる「東京喰種:re」を連載する、多忙な漫画家の1人です、そんな石田スイが、冨樫義博の人気漫画「HUNTER×HUNTER」に登場するキャラクター、ヒソカの過去編となるネームを、「少年ジャンプ+」上で発表しました。同誌には、石田スイ、冨樫義博の対談も公開されており、編集者を通じてのオファーだったことなどの経緯や、キャラクターの動かし方、ヒソカについても語られています。

二次創作のような形で作成することの苦労や、「何が面白いのか分からなくなった」と石田スイ自身が語るくらい、制作に試行錯誤し、発表された本作。冨樫義博の創作意欲に火が付いたらしく、物語冒頭に続くヒソカの過去編を描きたいとコメントも。いつになるかは不明ですが、実現することを願うばかりです。

「東京喰種」あらすじネタバレ!リゼ(神代利世)の正体が気になる!

「東京喰種」人と人を喰らう者を描く人気漫画、あらすじとネタバレ

「東京喰種」の舞台は、東京。しかし、人ならざる特殊な存在、喰種(グール)が存在するせいで、混沌とした空気が漂います。喰種は人の姿をしながら、水とコーヒー以外は、人しか捕食できない存在。大学に通う文学が好きな青年・金木研は、同じ趣味を持つ神代利世に出会います。彼女は、実は喰種。捕食されそうになったところを、鉄骨が落下してきたことで難を逃れたカネキですが、リゼの臓器を移植されてしまい半喰種に。

次第に、喰種を取り囲む混沌とした世界に巻き込まれていきます。14巻で一応の完結をした「東京喰種」は、続編となる「東京喰種トーキョーグール:re」として連載が続けられており、主人公の佐々木琲世は、記憶を失ったカネキだと判明。過去の自分と向き合っていきます。半喰種を生み出す医師嘉納明博の存在や、喰種対策局の思惑など、いまだ謎に包まれている部分は多く、各々の思惑が複雑に交錯しています。

「東京喰種」キーパーソン大喰いリゼ(神代利世)の気になる正体

「東京喰種」には数多くの謎を持ったキャラクターが登場しますが、その中でもキーパーソンといえる存在が神代利世。通称「大喰い」という、他の喰種からも恐れられるほど、強力な喰種です。理知的にふるまいながらも、性格は奔放。カネキを捕食しようと近づき、鉄骨の落下事故に巻き込まれ、死亡したと言われていました。リゼの臓器を移植し、半喰種化したのが研ことカネキです。事故後も存命しており、意図的に強大な力を持つ喰種を生み出そうとする人体実験の材料にされています。

神代利世は、素性も不明、リゼという名前も本名ではないと言われていますが、喰種の神代叉栄に育てられたとの情報が。喰種の大きな組織である「V」に所属し、子産みと呼ばれていた過去も明かされました。リゼは、現在もVに存在を追われており、逃亡している様子。リゼを取り囲む複雑な事情や思惑も、すべてが明かされてはいない状態です。

「東京喰種」ついに実写映画化!ファン注目のキャストはあの俳優たち

「東京喰種」実写映画化の報は、2016年6月24日に発表され、ファンに驚きをもって迎えられました。監督は、萩原健太郎で、短編映画を中心に作品を発表している人物です。気になるキャストは、これまでに2人発表されており、主人公の金木研役は、2014年放送のNHKの朝ドラ「花子とアン」で注目を集めた窪田正孝が務めます。作者の石田スイが、「実写化をするならばこの人が良い」と思っていたという俳優が窪田正孝。

演技はもちろん、カネキが現実にいたらというイメージにピッタリの姿と、大絶賛しています。すでに日本テレビ系のドラマ「デスノート」で、漫画実写化の主人公を演じる経験をしている窪田正孝自身も、「東京喰種」原作ファンであることを明かし、石田スイから直々に主演を希望されたことに対しても、恐縮したようなコメントを発表しました。もう1人、ヒロインである霧嶋薫香を演じるのは清水富美加。

もともとティーンズ誌のモデルをしていましたが、女優に転身し、2015年放送のNHKの朝ドラ「まれ」で、主人公の幼馴染の一人、蔵本一子役で広く名前を知られるようになりました。現在は、映画やドラマのほか、バラエティ番組への出演など、精力的に活動を行っています。石田スイは、清水富美加がトーカを演じるキャスティングに際し、1つ無理なお願いをしているそうですが、それが何であるかは不明です。

清水富美加自身は、「推してくれた人を後悔させないように、真摯に作品に臨んでいきます」と力強いコメントを発表しました。「東京喰種」の実写化を不安視する声も見られますが、制作サイドのやる気は十分。映画は、2017年の公開が予定されています。次々とメディアミクスが発表され、原作でも、少しずつ様々な謎が明かされてきた「東京喰種」。今後、どんな展開が待ち受けているのか、カネキたちはどうなるのか……人と人ならざる者の行く末を、様々な展開とともに見守っていきましょう!

関連記事

ページ上部へ戻る