冨永愛が息子の育児で感じた意識の変化。トップモデルながらの母親論とは？

冨永愛が息子への愛を語る！インスタでツーショット投稿も

冨永愛、息子の成長に複雑な心境？

唯一無二のスーパーモデルとして、世界各国で活躍する冨永愛（とみながあい）。その一方で、理想の母親像、強い女性像としても同年代の女性が憧れを抱く存在です。

そんな冨永愛は、度々自身のインスタに息子の写真を投稿しています。2019年10月30日には、息子と共に仲良く歩くツーショットを公開。また、2021年3月7日には「息子よ、もうかなり背は伸びたのに、さらに高いところへ登りたいのかｗ」とのコメントを添え、息子の全身ショットを投稿しています。

息子の成長を喜びつつも、どこか寂しさも感じている様子の冨永愛。2021年10月5日にはツイッターで「久しぶりに息子と腕相撲したらピクリとも動かず、完敗」「悔しさと嬉しさの入り混じる」と複雑な心境を投稿し、母親としての一面をのぞかせました。

冨永愛の「息子に母親にしてもらった」子育て論とは？

冨永愛は2022年4月10日放送の「日曜日の初耳学SP」で、自身が感じていた子育てへの葛藤や苦しさを明かしました。

「息子が3歳ぐらいの時、すごく忙しかった」と昔を振り返り、「忙しい時は後ろ髪ひかれながら、ごめんねって思って仕事に行って」と語り、仕事と育児の両立に悩んでいた様子。それでも「親に反抗的になるっていうのは正しく成長している証」「時間よりも深さの方がきっと子供には届く」と、冨永愛ならではの子育て論を語りました。

さらに、時には人に助けを求めることも大切だと話す冨永愛。自身も5歳年上の姉に言われた「何が何でも向き合うしかない。親が諦めたらもう終わりじゃん」という言葉に救われたと告白。「人間として凄い成長させてもらった」とし、息子の成長を見守ることが自身の成長にも繋がったとこれまでの育児を振り返っています。

冨永愛が息子のために活動休止。その理由と思いとは？

冨永愛が活動休止中に感じた息子への思い

冨永愛は2014年から2017年までの3年間、育児のために芸能活動を休止していました。

きっかけとなったのは、息子の「お母さんは僕のことなんかどうでもいいんだ」「僕、生まれてこなければよかった」という言葉だったといいます。仕事と育児を両立させようと考えていたものの、だんだんと成長していく息子と心の距離を感じてしまうように。

そこで、冨永愛は息子のために「普通のお母さん」になることを決断。料理を作ったり、学校行事に足を運んだりと息子との時間を最優先し、親子で過ごす時間の中で自分自身のことも見つめ直すことができ、ひとつひとつの仕事に向き合えるようになったといいます。

2022年1月9日放送の「日曜日の初耳学2時間SP」で3年間の休養期間を振り返った冨永愛は、「不安だったし、もう戻れると思ってなかったです。この業界」と本音を告白。それでも「仕事がどれだけ忙しくても、手料理を食べさせてあげたい」と話し、活動再開後も母親としての役目をしっかりと果たしていることをうかがわせました。

冨永愛が息子の出産を機に変化したこととは？

息子の誕生で社会貢献を考えるように

息子を出産し育児を経験したことは、冨永愛に大きな意識の変化をもたらしたといいます。

「CITIZEN」のコラムで「母親になるっていうのは、自分以外のことを考えて生きていくという第一歩」と話した冨永愛は、その言葉通り発展途上国へのチャリティなど、様々な社会貢献活動に参加。2021年には、がん対策のためにラルフローレンが世界規模で行う「ピンクポニーキャンペーン」に息子と参加したことをインスタで報告。どんな活動においても、先陣を切って行動する大切さを世界に発信しています。

さらには、近年話題となっているSDGsへの取り組みも。2021年4月15日、冨永愛は「ITOCHU SDGs STUDIO」のオープニングセレモニーに出席し、「モデルとしてもファッション業界の人間としてもSGDsに貢献したいし、広く伝えられるように貢献したい」と話しました。

2023年3月に18歳の誕生日を迎え、新成人となる息子には「できるだけ『NO』と言わない」「自分で失敗して、学んでもらうようにやってもらっています」という冨永愛。高校生で、当時アジア人が肩身の狭い思いをしていた海外のモデル業界に飛び込み、大変な思いをしたからこそ自ら経験する大切さを息子にも教えたいのでしょう。

女性として、モデルとして、そして母親として。誰かのためにできることがないかを考え続ける冨永愛。多くの女性が憧れるカッコよさは外見だけでなく、内から湧き出る輝きでもあるようです。