2015年4月13日 更新
トワイライトエクスプレス 復活 ツアー!大阪・京都―下関 予約方法は?
トワイライトエクスプレスが夢の復活!
トワイライトエクスプレスは既に運転終了したはず…
3月12日に惜しまれながらも運転終了した寝台列車トワイライトエクスプレス。最後の雄姿を見届けようと、ラストラン当日には始発の大阪駅には約3500人の鉄道ファンがホームを埋め尽くしました。数秒で売り切れたプラチナチケットを手にした乗客は本当にラッキーだったと思います。無事ラストランを終えこのまま引退かと思われましたが、期間限定で復活することが発表になりました。5月から旅行会社専用団体臨時列車として一年間運行します。予約は旅行会社を通したツアーとしてのみ可能。対応する旅行会社はまだ発表されていませんが、旅行好き・鉄道好きならこの機会を見逃すわけにはいきません。
トワイライトエクスプレスの豪華さもグレードアップ
従来のトワイライトエクスプレスの編成は10両で、A寝台のスイート、ロイヤルとB寝台であるツインやシングルツインがありましたが、復活版トワイライトエクスプレスはB寝台を排除し、全てA寝台の8両編成となります。レストランも好評だったフランス料理がさらにグレードアップ。パンやデザートは関西エリアの人気ブーランジェやパティシエの協力の下に提供されます。また、車内や停車時での各沿線の特産品や伝統芸能の実演もなども計画中とのことです。定員はわずか40名ですから予約争奪戦が激しくなること必至でしょうね。運行ルートも大幅に変わります。大阪を出発し琵琶湖を一周、(これは楽しみです!) 山陽線を経て下関に到着する「山陽ルート」と、米子を経由する「山陰ルート」が予定されています。北陸新幹線の開業で金沢がとかく注目されがちですが、下関ブームも巻き起こるかもしれませんよ。
トワイライトエクスプレスのチケット代は?
トワイライトエクスプレスから瑞風へバトンタッチ
トワイライトエクスプレスは1989年に運転開始。大阪〜札幌間で運行されていました。日本一の長距離列車であり、その運行時間は約22時間。2012年にTBSで放送されたドラマ「終着駅〜トワイライトエクスプレスの恋」(主演:中山美穂、佐藤浩市)も話題になりました。今や大阪〜札幌間は飛行機が当たり前ですが、列車で向かうのもとても贅沢な時間の使い方ですよね。今回のスペシャル企画は、2017年運行開始予定の「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」を見据えたもの。トワイライトエクスプレスの伝統を受け継ぐ形となる瑞風はまさに走るホテル。最上級の客室はなんと1両一室というスペース。プライベートバルコニー、リビング、バスタブまでついています。下手したらそこら辺のビジネスホテルより広いかもしれません。チケット代も非常に気になるところですが、続報を待ちましょう。
トワイライトエクスプレスのオリジナルグッズも忘れずに!
トワイライトエクスプレスの引退記念グッズにも注目しましょう。クリアファイルセット(540円)、マフラータオル(1080円)、iPhoneケース(1350円)、などがあります。引退記念ということで新グッズも続々と発売になっています。ネットからでも買えますからこの際いかがでしょうか。
トワイライトエクスプレス 復活 ツアーの新ルート終着駅は山口県下関市
トワイライトエクスプレス 復活 ツアーの終着駅、山口県下関市といえば関門海峡
下関を訪れたらまずはお約束の関門海峡へ。本州と九州隔てる関門海峡は瀬戸内海と中国・韓国を繋ぐ重要な海路として利用されています。関門橋を臨む長めは最高の一言ですが、せっかくですので歩いて九州まで行ってみましょう。関門トンネル人道は歩行者専用トンネルで海底にあります。通行量は無料、約15分で本州から九州に渡れますので、地元民もよく使っているとか。山口県と福岡県の県境もばっちり表示されていますので、記念撮影にもぴったりです。
トワイライトエクスプレスの終着駅、山口県下関市の海の幸も堪能しよう
関門海峡を擁する街ですから、当然海の幸が豊富。ふぐを始め鯨やウニ、あんこうが有名ですが、まずはふぐを賞味したいところです。春帆楼はかの伊藤博文が命名したふぐ料理公許第一号店。結婚式でも使われるくらい格式が高い名店です。ふぐの刺し盛りはまさに芸術品そのもので、目でも十分味わうことができます。喜多川は四代続く老舗。ふぐのシーズンは冬ですが、こちらでは夏でも美味しいふぐが食べられます。ランチメニューもありますのでリーズナブルにふぐが楽しめます。海転からと市場寿司はとらふぐのにぎりが登場する回転寿司屋です。回転寿司なので値段も安く、いつも行列ができていますが、回転寿司の特性ゆえそこまで待たなくても入れるようです。関門海峡を目の前に食べるふぐのにぎりは最高です。
海外に行くよりも贅沢かもしれないトワイライトエクスプレスの旅。一生に一度は経験したいですね。