山中慎介 プロフィールは?亀田興毅は秒殺“神の左”の威力とは!
山中慎介 プロフィールは?オーソドックスからサウスポーへ!
1982年10月11日生まれの32歳で、滋賀県湖南市出身の山中慎介。身長は171cmで、左利きのファイタースタイルの第29代WBC世界バンダム級王者というプロフィールを誇ります。
そんな山中慎介は、結婚しており、奥さんと長男長女の4人家族です。小学校、中学校と野球をしていましたが、辰吉丈一郎に憧れて南京都高校に入学後にボクシングを始めました。
当初はオーソドックスと呼ばれる右利きのスタイルでしたが、顧問の指導により、サウスポーに。ボクシングの世界では、サウスポーはオーソドックスよりも使い手が少なく、有利に試合を運ぶことが出来ます。
オーソドックススタイルはサウスポーに対して距離感を測れず、打ち負かされてしまうことも多くあるからです。2006年1月7日に後楽園ホールにてプロデビュー戦を行い、6回判定勝ちを収めた山中慎介。
以降は13戦11勝1分けと好成績を上げ、徐々に順位を上げていきます。そして2010年6月20日に当時の日本バンダム級王者である安田幹男を7回TKOで下し、日本バンダム級王者の座を獲得しました。
そして2011年11月6日に17戦目で世界タイトルに初挑戦した山中慎介は、見事世界王者の座を獲得!この後も勝ち続け、2014年11月15日にはWBCの月間最優秀選手に選出されるほど、山中慎介は高く評価される王者になりました。
山中慎介 亀田興毅は秒殺“神の左”の威力とは!見えても避けられない高威力パンチ!
山中慎介は亀田興毅に対して、再三挑戦を呼び掛けています。亀田興毅はWBA世界バンダム級でしたが、山中慎介の挑戦を一度も受けずに8回防衛した後、返上しています。
山中慎介を避けた亀田興毅は、秒殺“神の左”の威力を恐れてのことだというのが、ボクシングファンの間では定説になっています。山中慎介の“神の左”については、現役時代に山中慎介とスパーリング経験がある、元WBC世界フライ級王者の内藤大輔がその詳細を語っています。
それは、スパーリングではフルフェイスのヘッドギアをしていたのに鼻を折られ、左のパンチが来るのが解っていても避けられない。山中慎介のパンチは、顔の前でパンチが伸びる。
内藤大輔は、世界の上の方にはいるのかもしれないけれど、知る限りナンバーワンの強さだと、その経験を興奮気味に語っていました。ボクシングの基礎であるジャブを打つ時に、小手先ではなく、腕を使って真っ直ぐ繰り出されるパンチは相手に距離感を失わせ、それが高度であればあるほど、避けられないのです。
最初オーソドックススタイルだった山中慎介の右は、元々威力が高くなるストレートパンチです。左はジャブをうち、右で相手を倒すというスタイルを、サウスポーに変えたことにより、ストレートパンチがジャブになり、ジャブを打っていた左がストレートになる。
ジャブもストレートもどちらも威力があるから強いわけです。山中慎介が持つ元々のパンチ力に加え、基本を忠実にこなし、研ぎ澄ませサウスポーをモノにしたからこそ得た山中慎介の“神の左”。
ジャブを良ければストレートが来て、ストレートを良ければジャブと言う名のストレートが来る。大砲を2つ持っている訳ですから強いですよね。
勿論これは山中慎介の努力の才能と、天武の才もあったからこそ可能になった技とも言えます。
山中慎介 次戦、モレノとV9の行方!チケット価格、ファイトマネーは?
山中慎介 次戦、モレノとV9の行方!紛れもなく最強の挑戦者!
山中慎介の次戦の相手、モレノとは、アンセルモ・モレノという1985年6月28日生まれの30歳。パナマのエルマーティ―ジョ出身の元WBA世界バンダム級王者で、タイトルを7度目に防衛した時に、WBAからスーパー王者の認定を受けた“王者”と呼ぶに相応しい強さを持った選手です。
モレノのファイトスタイルは、長身ながら技巧派サウスポーで、その捉えらきれない動きから通称“亡霊”と呼ばれています。アンセルモ・モレノが30歳で39戦35勝12KO3敗1分に対し、山中慎介は32歳で25戦23勝17KO無敗2分という戦績。
実戦経験と防衛実績は言うまでも無く、アンセルモ・モレノが上です。そしてサウスポーという山中慎介の長所を、アンセルモ・モレノも持っています。しかしKO率で言えば、山中慎介はモレノよりも戦績に対しても多く、パンチ力は上。
この事から、持久戦になればモレノ、短期戦なら山中慎介と見て間違いありません。スーパー王者に認定されるほど試合巧者のモレノに、最終ラウンドまで運ばれた場合、判定で負ける可能性は高いです。
亡霊という異名と、スーパー王者という称号。今回も間違いなく強敵。たしかに、強敵を避けてひたすら防衛にはげむというやり方もないことはありません。
ですが、山中慎介はただ強敵を避けて防衛だけする道を良しとせず、真っ向から闘いを挑む真の王者。“神の左”は“亡霊”を捉えきれるのか。早いラウンドでダウンを奪うことが出来るか注目されます。
山中慎介 チケット価格、ファイトマネーは?ライト層から玄人層まで幅広い人気の山中慎介!
山中慎介のファイトマネーは、およそですが、1試合で2000万超と言われています。これは、山中慎介の人気が、ミーハーな人気では無く、ボクシングファンも含め人気の高いボクサーであり、ボクシング業界の中でも有名なWBCの世界王者ですので、妥当な金額あと言えるでしょう。
平均で2万円するチケットが3000枚位は売れています。その代わり、負ければおしまい。そのリスクがあるからこそ、逃げる王者は逃げます。ですが、山中慎介は、愛する妻と長男と長女を守るため、敢えて強敵と闘い、強さを証明しようとしています。
日本人としてだけでなく、またボクシングファンとしてだけでなく、闘う男として応援したいですよね!今回のチケットの価格、販売は8月頭位には所属する帝拳ボクシングジムより発表がありますので、是非気になる方はチェックしてみてください!
山中慎介の今後は!?アンセルモ・モレノをKOで破れば、スーパー王者と呼ばれてもおかしくない存在に!
山中慎介は、9月22日に東京の大田区総合体育館で9度目の防衛戦を、“亡霊”の異名と“スーパー王者”認定を受けた最強の挑戦者アンセルモ・モレノと行います。チケットの販売はまだなく、発売を心待ちにしているファンも多くいます。
ファンだけでなく、ボクシング界も注目のこの試合のチケットは手に入れるのが大変かもしれません。見たい方は是非帝拳ボクシングジムの公式ホームページを、なるべくこまめにチェックしましょう!
見てわくわくする試合になる事は間違いありません。世界的にも有名な挑戦者に対し山中慎介は、勝てば実力が世界に証明できると、気合い十分にコメントしています。どこかの王者と違い、アンセルモ・モレノは本物の元王者で強敵です。
WBAからスーパー王者認定を受ける王者はめったにいません。日本人では内山高志が、スーパーフェザー級で防衛を五回以上して認定されたのみです。2歳若いアンセルモ・モレノに勝つことが出来れば、間違いなく山中慎介こそスーパー王者だと世界に示す事が出来ます。
山中慎介の持つ“神の左”は世界一級品。現役選手の中でもトップクラスの山中慎介が、最強の挑戦者を迎えるこの試合は、日本ボクシング界にとってだけでなく、世界のボクシング界の注目の的でしょう。
是非“神の左”で“亡霊”を打ち払い、王者の座ではなく、神の座まで上りつめて欲しいですね。国内には敵はいない王者、山中慎介。世界の兵を倒して来た今、とうとう最強の挑戦者が現れました。是非モレノを退けて、日本に明るい話題をもたらせてくれると期待しています!