山下真瑚は日本フィギュアスケート界のニューヒロイン！数々の国際大会で入賞！
日本フィギュアスケート界のニューヒロインと注目される山下真湖は、2002年12月31日生まれの現役女子高生。愛知県名古屋市出身です。7歳の時に2006年トリノオリンピックで女子シングルの金メダルを獲得した荒川静香の代表技「イナバウアー」を見たのが、フィギュアスケートを始めたきっかけだそう。
その実力が世間に認められたのは2013年、山下真湖が11歳で全日本ノービス選手権(ノービスB)に出場し、3位に入賞した時です。その2年後には全日本ノービス選手権(ノービスA)で2位に入賞しました。
全日本ノービス選手権は全国の9歳以上12歳以下の選手が技を競う大会で、11歳以上12以下のAクラスでメダルを獲得すれば全日本ジュニア選手権への出場を認められます。いわば、日本のフィギュアスケートにおける登竜門ともいえる重要な大会で好成績を収めたことで、山下真湖は注目を集めるようになりました。
中学を卒業後、安藤美姫、浅田真央、小塚崇彦など日本フィギュアスケート界の歴史に名を残す名選手を輩出してきた国内屈指の名門校、中京大学付属中京高校に進学した山下真湖は、86回全日本フィギュアスケートジュニア選手権で2位、2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権では自身のベスト記録を更新し、銅メダルを獲得。また、2018年11月に行われたフィギュアグランプリシリーズのデビュー戦では、2005年の浅田真央以来の快挙となる銀メダルに輝くなど好成績を収め、フィギュアスケート界の次世代を担う選手として期待されています。
山下真湖の快進撃の裏には名コーチの存在があった!?宇野昌磨との関係とは
山下真湖が数々の大会で快進撃を続けているのは、師事している山田満知子コーチの存在が大きいとされています。山田満知子コーチは70歳を超えるフィギュア界の重鎮。浅田真央をはじめ、1992年アルベールビルオリンピックで女子シングル銀メダルを獲得した伊藤みどりや、中野友加里、村上佳菜子といった名選手を指導しています。
山田満知子が指導する現役の選手では、2018年平昌オリンピックで銀メダルを獲得した宇野昌磨がいます。山下真湖は兄弟子にあたる宇野昌磨について、インタビューで「尊敬していて目標」と語っています。宇野昌磨のコーチには山田満知子の他、指導力の高さに定評のある樋口美穂子も加わっていますが、山下真湖の指導にもこの2人があたっており、これからさらにメキメキと実力を伸ばしていくことが期待されます。
山下真湖はジャンプが高くて綺麗？国際大会での評価は？
国際大会でメダルを狙える選手として注目を集める山下真湖が最も評価されているのは、ジャンプです。山下真湖はトリプルアクセルを除く5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができるうえ、高さや着氷の美しさでも高く評価されています。
フィギュアグランプリシリーズのデビュー戦ではプログラム後半に跳んだ連続3回転ジャンプに高い出来栄え点(GOE)がつき、デビュー戦で銀メダルを獲得する原動力になりました。しかしこの大会での山下真湖の演技はジャンプだけでなくスピンにも加点がつく素晴らしいもので、観客を魅了しました。
演技終了後のインタビューで銀メダルの喜びを述べつつも、「もっともっとたくさん直すところがあるなと思いました」と語った山下真湖。現状に満足せず、さらなる高みを目指す向上心は素晴らしいですね。大きな武器となっているジャンプについて、今後4回転ジャンプの習得を視野に入れているとか。無事マスターし、今後の国際大会で見せてほしいものです。
山下真湖がフィギュアスケートのファンに愛される理由とは？目は斜視？
山下真湖はフィギュア選手としての才能に加え、可愛らしいルックスや愛想の良い丁寧なインタビューでの受け答えからみられる優しい人柄にも定評があります。取材対応等に関しては、「人に好かれる選手になるよう育成する」という山田満知子の指導方針も大きく影響しているのでしょう。
また、山下真湖は右目が斜視なのでは？という疑問を持たれているようです。写真を見ると、確かに右の黒目が内側に寄っている印象を受けますが、フィギュア選手として見る人を惹きつける技術力の高さにこそ注目すべきなので、あまり気にすることではないでしょう。
若くして数々の国際大会で好成績を収め、シニアデビューが楽しみな山下真湖。女子シングルは、宮原知子、紀平梨花、坂本花織といった選手が次世代スターとして活躍していますが、これらの実力選手に交じり、山下真湖も日本スケート連盟の強化選手に指定されています。
2022年に開催される北京オリンピックで山下真湖の4回転ジャンプを見ることができるのか、今から楽しみですね。
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