レスリー・キーは斎藤工の親友!物議を醸した逮捕騒動とは?

レスリー・キーは斎藤工の親友!世界的写真家になるまでの道のり

レスリー・キーは「昼顔」のイケメン俳優・斎藤工の親友!

レスリー・キーは、世界的に活躍するシンガポール出身のフォトグラファーです。日本に留学した経験を持つことから日本語も堪能で、現在は、日本が活動拠点の1つとなっています。

ポートレート作品が多いレスリー・キーは、もちろん、多くの日本人俳優やミュージシャンといったアーティストの撮影もたくさん担当してきました。その中にはプライベートで親交を深めている人も多いとか。不倫を題材にした、人気ドラマ「昼顔」で一躍人気イケメン俳優となった斎藤工もその1人で、今では親友と呼べる間柄。

お互いが無名だった19年前からの付き合いで、斎藤工は、レスリー・キーを「太陽のようなエネルギーを持った人」だと評しています。

レスリー・キーの貧しかった少年時代!世界的写真家になるまでの道のり

シングルマザーの家庭で育ったレスリー・キーの少年時代は貧しく、自分や家族の写真をほとんど持っていなかったことから、写真に対する憧れがあったと言います。13歳で、母にカメラをプレゼントされたことをきっかけに写真を撮り始めますが、その直後に母が病死。母が残してくれたカメラで人と関わるような仕事がしたいとの思いから写真家を志すようになりました。

工場で働いてお金を貯めたレスリー・キーは、22歳で日本に留学し、東京ビジュアルアーツで写真を学びます。卒業後は、寸暇を惜しんで積極的に売り込み、ファッションや広告の写真の仕事を手にするように。1999年には、一流ファッション誌「VOGUE TAIWAN」でレギュラーページを持つまでになりました。

レスリー・キーのライフワークはヌード写真!物議を醸した騒動とは?

レスリー・キーがライフワークのヌード写真で窮地に!?

モデルの新しい一面を引き出し、魅力的に撮ってくれるという評判が高いレスリー・キーは、松任谷由実や浜崎あゆみ、倖田來未といった大物ミュージシャンのCDジャケットや写真集も多く手掛けています。その一方で、レスリー・キーがライフワークとして撮り続けているテーマが「ヌード写真」。

レスリー・キーが魅力的だと感じる人物をモデルに、男性・女性を問わず撮影してきた「SUPER」シリーズは特に有名です。しかし、その「ヌード写真」が、2013年に大きな騒動を引き起こし、彼を窮地に陥れることになってしまいました。

レスリー・キーの物議を醸した逮捕騒動とは?

レスリー・キーを窮地に陥れることになった騒動のきっかけは、2013年に開催された写真展「FOREVER YOUNG Uncensored Edition !!!! Male Nude Photo Exhibition by LESLIE KEE」です。この写真展は、メンズヌードをテーマにすえ、男性モデルの裸体はもちろん、男性器も写った作品が会場に展示されていました。

さらに、男性モデルの性器が無修正の写真集も販売されていたことから、わいせつ図画頒布の罪に該当するとして逮捕されてしまったレスリー・キー。2日後には処分保留で釈放されましたが、この騒動は、「ヌード写真がアートなのか、わいせつなのか」という点でも世間を騒がせ、物議を醸しました。

レスリー・キーを擁護した芸能人は誰?逮捕で仕事が増えた?

男性ヌード写真集を発売したことで、大きな騒動を引き起こしてしまったレスリー・キーですが、自分の写真が、芸術ではなくわいせつ物として扱われてしまったという点において、大きなショックだったといいます。事実、日本の有名書店では、無修正のフルヌードが掲載された海外の大物写真家の写真集や雑誌が、アートとして多数販売されているだけに、憤る想いもあったのでしょう。

しかし、この騒動に対し、浜崎あゆみや藤原紀香といった芸能人をはじめ、世界的に活躍するモデルの冨永愛や、デザイナーの丸山敬太等といった多くの著名人が彼を擁護し、支持する声をあげました。これは、それまでのレスリー・キーの仕事が評価されていなければ起きない現象だったのではないでしょうか。

逮捕後は、写真家としてこれまでのように仕事をしていけるだろうかと不安を抱えていたレスリー・キーでしたが、それも杞憂に終わりました。騒動で注目を浴びたことで、名前がより多くの人々に知られ、作品を見てもらえる機会が各段に増えたと言います。

現在も仕事は順調のようで、2017年7月からは、日本橋三井ホールで開催される、水中アートの展覧会「アートアクアリウム」とのコラボレーション企画の開催も決定しています。「アートアクアリウム」は、空間に約8000匹の金魚をはじめとした魚たちが展示される新感覚の水中アート展として、近年話題の催しです。コラボレーション企画は、会場の金魚たちをレスリー・キーが撮影した写真を使ったカレンダーとチケットをセットにした「アーティスティック・フォト・カレンター付きプレミアム入場券」を数量限定で発売するというもの。

ヌード写真騒動は、レスリー・キーのキャリアにおいて、大きな悪影響はなかったといえます。とはいえ、現在は、ヌード写真の性器部分は隠すようにしているレスリー・キーの「もっと芸術に寛容な社会になってほしい」という願いは変わらない様子。

「ゆくゆくは大きなミュージアムでヌードの写真展を開催したい」と言い、日本の既存ルールを変えるため、「今後も積極的に行動して社会に働きかけていこうと思っています」と語っています。レスリー・キーの目標が叶えられる日がくるかは、今後の日本人の意識がどう変わるのかにもかかっているかもしれません。

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