山口茜は16歳で世界を制した天才バドミントンプレーヤー!数々の国際大会で優勝!天才が抱えた苦悩の日々とは?ライバルは奥原希望?

山口茜は16歳で世界大会を制した天才バドミントンプレーヤー!数々の国際大会で優勝!

世界を股にかけて活躍する女子バドミントン選手・山口茜がバドミントンを始めたのは、3歳の頃だったといいます。小学校4年生だった2007年にはバドミントン全国小学校選手権大会で優勝。小学校4年生から6年生の間で3連覇を達成と、小学校の頃からその才能を如何なく発揮していました。

その後も順当に実力を伸ばしていった山口茜は、中学校3年生の2012年にアジアユースU-19バドミントン選手権大会団体戦で金メダルを獲得します。アジア大会制覇という素晴らしい記録ですが、ここで注目すべきなのは出場した大会がU-19、つまり19歳以下ということでしょう。山口茜は当時中学生でありながら、高校生に混じって大会に出場し、優勝を飾ったのです。

山口茜がいかに並外れた才能の持ち主であるかが分かる結果ですね。この成績が評価され、山口茜は2007年12月に史上最年少でバドミントン日本代表に選出されています。

高校進学も勢いは止まらず、世界のトッププレイヤーに

高校進学後も、山口茜は数々の素晴らしい記録を残しています。2013年に高校1年生だったにも関わらずバドミントン女子シングルス部門に出場し、インターハイ優勝。2年生、3年生の時にも優勝し、3連覇を達成しています。

このように山口茜の功績は紹介しきれないほど多くありますが、中でも最大の功績のひとつといえるのは、BWFスーパーシリーズ制覇でしょう。同大会はバドミントン世界ランク上位者のみが出場できるバドミントン界最高峰の大会で、山口茜は16歳で同大会に出場し、優勝を飾っています。

準決勝では前年度の優勝者を破り、世界でも通用する実力があることを見せつけての偉業でした。この記録は史上最年少で、山口茜は16歳にして世界トッププレーヤーの仲間入りを果たしたのです。

高校卒業後、山口茜は進学せず再春館製薬所に所属。その圧倒的な実力からテレビ番組の出演も多い注目のアスリートです。

日本バドミントン界史上初の快挙!世界ランキング1位を獲得!

幼い頃から飛び抜けた才能を発揮し、様々な大会で優勝を収めてきた山口茜。再春館製薬所に所属後も、2017年ワールドシリーズ韓国オープン、デンマークオープン優勝、2018年も女子バドミントンの国別対抗戦であるユーバー杯で金メダル獲得と、輝かしい成績を残しています。

これにより、山口茜は2018年4月19日にバドミントン世界ランキング1位に浮上。日本バドミントン界史上、男女を通じて初の快挙を達成します。キャリアを積んだベテランでも容易に成し遂げることは困難な偉業を山口茜が若干20歳で成し遂げたというビッグニュースは、世界を驚かせたことでしょう。

天才が抱えた苦悩の日々!アジア大会で一勝も出来ず

破竹の勢いで世界トップクラスのプレーヤーまで登りつめた山口茜でしたが、この後で思わぬスランプに陥ります。2018年8月に開催されたアジア大会に団体で出場した山口茜は、一勝も挙げることができなかったのです。

他の選手の活躍により日本は金メダルを獲得しましたが、山口茜自身の結果としては、満足のいくものではありませんでした。当時を振り返ってのインタビューで、山口茜は「他の日本選手が強いので、トップシングルスだからというのはあまり考えていなかったのですが、しっかり流れは作りたいと思っていたので、そういう意味では上手くいかないときにどうしよう、となってしまった」と語っています。

この苦い経験によりメンタルコントロールの重要性を認識した山口茜は自身のプレーにおいて「我慢」をテーマにし、メンタル面の改善を意識して練習に取り組みました。この努力が実を結び、2018年12月に行われた全日本バドミントン選手権大会では見事優勝。技術力に加えてメンタルコントロールにも磨きをかけ、より優れたバドミントン選手にステップアップしたといえるでしょう。

山口茜の最大のライバル!奥原希望との関係は?

他を寄せつけない実力で数々の大会を制覇する山口茜には、同年代に奥原希望という強力なライバルがいます。

山口茜より2歳年上の奥原希望も高い実力を持つ選手として知られており、2016年のリオデジャネイロオリンピック女子バドミントンシングルスで銅メダルを獲得、同年全英オープンでは金メダルに輝く素晴らしい成績を収めています。

奥原希望と山口茜は学生の頃からライバル関係で、2012年にはアジアユースU-19選手権女子シングルス決勝で対戦。奥原希望が山口茜を下し、金メダルを獲得しています。また、2018年にも全日本選手権大会の決勝戦で再び対決。この時は山口茜が勝利を収め、雪辱を果たしています。山口茜が世界的なトッププレーヤーへと成長したのは、奥原希望という互いに切磋琢磨できるライバルがいたことも関係しているのかもしれませんね。

幼い頃からめざましい活躍を残し続けてきた山口茜は、2020年東京オリンピックでのメダル獲得が最も期待される選手の一人です。バドミントンは男子の成績も好調ですから、男女そろって素晴らしい結果になることを期待したいものです。

 

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