大友良英は「あまちゃん」の作曲職人!受賞歴が凄かった!

大友良英は「あまちゃん」の作曲職人!受賞歴が凄かった!出典:http://amass.jp

大友良英は「あまちゃん」の作曲職人!受賞歴が凄かった!

大友良英が作曲したNHK朝ドラ「あまちゃん」劇中曲は200曲以上!職人気質に感銘

大友良英は、社会現象を巻き起こしたNHK朝ドラ「あまちゃん」の劇中音楽を手掛けた音楽家です。「あまちゃん」は音楽劇とも称されており、チャンチキ騒ぎで底抜けに明るいオープニングテーマ曲だけではなく、ドラマを演出する劇中楽曲が多彩な作品でした。

過去にNHKドラマ「クライマーズハイ」などの劇伴を担当した縁から、オファーを受けたという大友良英。宮藤官九郎の脚本があまりにも面白かったため、同作にあたっては、発注量をはるかに超える200曲以上を作曲したそうです。ドラマは、音楽によって、そのシーンを悲しくもおかしくも演出することができます。

あらゆるドラマの選択肢を考慮して、ワンシーンのために何曲も作り上げた結果、通常のドラマの3倍量の楽曲数が生まれました。「要求されたもの以上を作る」という点で、大友良英には、誇り高き職人気質を感じさせられます。

大友良英「あまちゃん」で賞総なめ!あまちゃんビッグバンドの演奏も高評価!

大友良英が手掛けた「あまちゃん」の劇中音楽は、1980年代の歌謡曲や近年のポップスなど、あらゆる要素を盛り込み、老若男女を問わず、ドラマに惹きこむことに成功しました。特に、オープニングテーマ曲は、学校の音楽会で使用されたり、多くのミュージシャンたちからカヴァーされたりと、歴代NHK朝ドラでも群を抜くインパクトでした。

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その評価たるや、ドラマが放送された2013年の日本レコード大賞作曲賞、東京ドラマアウォード特別賞など、数々の賞を総なめしたことは言うまでもありません。紅白歌合戦でオープニングテーマ曲を披露した「大友良英&あまちゃんスペシャルビッグバンド」の演奏に対する評価も高く、ミュージック・ペンクラブ音楽賞にて、最優秀コンサートパフォーマンス賞も受賞しています。

大友良英の出身やプロフィール!影響を受けたノイズミュージックとは?

大友良英は10代で福島県へ!フリージャズに魅せられて即興演奏の世界に

大友良英は、1959年8月1日生まれで、神奈川県横浜市出身です。10代で福島県福島市に転居し、県下トップの進学校・福島県立福島高校に進学しています。しかし、ジャズ喫茶に出入りするようになると、理論や様式を排除したフリージャズの世界に没頭するがあまり、高校の授業にはあまり出なかったそうです。

一浪を経て二部の明治大学文学部に入学するも、やはり音楽一辺倒だった大友良英は、4年間在籍の末に中退してしまいます。1980年代後半になると、強く影響を受けたフリージャズのギタリスト高柳昌行に大学在学中から師事して学んだギターや、DJが使用するターンテーブルを使用して、即興演奏活動を開始。1990年代から2000年初頭にかけて、アジアや欧米を舞台に活躍しました。

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大友良英は世界的前衛ミュージシャン!ノイズミュージックが作曲の原動力だった!

大友良英が一般的に知られるようになったのは、NHK朝ドラ「あまちゃん」がきっかけですが、それ以前から、世界では、ノイズミュージックを即興演奏する前衛パフォーマーとして一目置かれた存在でした。ノイズミュージックとは、その名の通り、聴く人によれば、やかましい雑音にしか聴こえない実験音楽のこと。

メロディなどなく、調和や脈絡のない電子音が鳴り続けるだけの演奏もあり、一般的に「音楽」と思われているものとはかけ離れた代物です。かつて、大友良英が、「題名のない音楽会」で、ギターによるノイズミュージックの即興演奏を行った際には、ハードロックやメタルにも造詣が深い佐渡裕(さどゆたか)も顔を歪めたほどでした。

しかし、「あまちゃん」のオープニングテーマでも、随所で不協和音や、効果音的な演出が見られます。どこまで音楽で、どこから音楽でないのかという根本を追求するかのような自由なノイズミュージックは、まさに大友良英の原点です。

大友良英が藤倉大主催「ボンクリ」出演!職人気質が音楽の可能性を拓く!

大友良英は、形式にはまらないフリージャズやノイズミュージックを原点に、常に音楽と真摯に向き合ってきました。その一方で、カヒミ・カリィなどの歌手のバックでは、音楽らしい音楽を追求するなど、音楽の実相を追い求める姿勢には深く考えさせられるものがあります。

2017年3月11日放送のEテレ「SEITCHインタビュー 達人たち」では、大友良英が10代を過ごした福島県を襲った東日本大震災をきっかけに主催するようになったプロジェクト「フェスティバルFUKUSHIMA!」が取り上げられました。活動内容は、音楽を通して「FUKUSHIMA」をポジティブな言葉に変えるというもの。自由気質な大友良英らの仕掛けに魅了された人々の支持は強く、今では全国各地で自主的な活動が展開されるようになっています。

「あまちゃん」の大ヒット以降も、自身のポリシーを、あるがままに追従し続ける、貴重な職人音楽家・大友良英。2017年5月4日には、世界で活躍する現代音楽家・藤倉大(ふじくらだい)主催の音楽祭「ボーン クリエイティブ フェスティバル」に登場し、アンサンブルでターンテーブルを引っ掻き回す他、新作を初披露してくれるそうです。”新しい音の楽しみ方”をモットーとする気鋭の藤倉大との共演とあって、また、未知の音楽の扉が開く予感がしますね。

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