サンドラ・ブラウンはアメリカの人気小説家!「コピーフェイス」あらすじネタバレ

サンドラ・ブラウンはアメリカの人気小説家!「コピーフェイス」あらすじネタバレ

サンドラ・ブラウンはアメリカの人気小説家!「コピーフェイス」が日本でドラマ化決定

サンドラ・ブラウンは、世界中にファンを持つロマンスサスペンス小説の女王。アメリカでは、発売と同時に著書がベストセラーとなることで有名です。日本でも、翻訳本が多数出版されています。その中でも、特に人気の高い1冊である「コピーフェイス」が、NHKでドラマ化され、2016年11月18日より放送されています。

主役を務める栗山千明が演じるのはヒロインの記者・広沢和花。和花は、飛行機事故で、全くの別人・朝倉芙有子と入れ替わってしまいます。栗山千明はドラマの中で、性格の全く異なる2人を演じるという挑戦をしています。

サンドラ・ブラウン原作「コピーフェイス」栗山千明主演ドラマのあらすじネタバレ!

栗山千明を主演に迎えたサンドラ・ブラウン原作ドラマ「コピーフェイス~消された私~」のあらすじを紹介しましょう。記者の広沢和花は、飛行機事故で、美容クリニックの院長夫人・朝倉芙有子と間違えられて助けられます。大怪我を負っていたため、芙有子そっくりに整形され、事故のショックで記憶も失っていた和花は、自身を芙由子と信じて生活しはじめました。

しかし、夫の柊二をはじめ、家族は皆、冷たい対応です。その最中に記憶を取り戻した和花は、自身が芙有子ではないと気づきますが、柊二の人柄に惹かれはじめます。和花は、自身の人生を取り戻すために動き始めますが……。ネタバレをすると、原作では、芙有子が義父とともに柊二の殺害を計画しており、和花がそれを阻止して柊二と結ばれハッピーエンドとなります。ドラマ版のラストはどうなるのでしょうか?

サンドラ・ブラウン「死線の向こうに」あらすじネタバレ!映画化作品はある?

サンドラ・ブラウンの描く戦争の爪痕「死線の向こうに」あらすじネタバレ!

サンドラ・ブラウンは、1980年代には1年間に何作も発表していましたが、近年は、1年に1作程度になっています。そのため、ファンは、新作を心待ちにしています。特に、2013年に発表された「死線の向こうに」は、戦争という重いテーマでしたが、大きな話題になりました。「死線の向こうに」のあらすじは、記者のドーソンは、従軍取材が元でPTSDになってしまします。

疲れきったドーソンに、FBI捜査官である名付け親から、行方不明の海兵隊員・ジェレミー捜索の依頼が舞い込みました。ドーソンは、取材のために、ジェレミーの元妻・アメリアに近づきます。次第に身辺に不可解な出来事が起こるようになり、とうとう殺人事件まで発生して……。ネタバレすると、ドーソンはアメリアと恋に落ちて結ばれます。とはいえ、はらはらするような仕掛けが随所にほどこされ、最後まで飽きさせません。

サンドラ・ブラウンは売れているのに意外に映像化が少ない!?映画化作品はある?

サンドラ・ブラウンは、凝った設定とドラマチックな展開で、読者をひきこむ人気作家です。アメリカでは、作品のほとんどがベストセラーとなっている、知らぬ者のいない著名な作家のひとりです。サンドラ・ブラウンの作品は、読者をはらはらさせて引き込みながらも、最後はハッピーエンドで締めくくられるというのが特徴。

ハリウッド映画にぴったりといえそうですが、意外なことに、これまでサンドラ・ブラウンの映画化作品はゼロなのです。映像化としては、1994年に、「フレンチ・シルク」が、テレビ映画として放映されています。また、「追わずにいてくれたら」の映画化の権利を制作会社が取得したという話もありますが、お目見えはまだのようです。

サンドラ・ブラウンのたどるロマンス小説作家からベストセラー作家への道

サンドラ・ブラウンは、現在68歳。今年で、デビューから35年になります。今では、発表する作品が、毎回100万部を超えるベストセラーとなるサンドラ・ブラウンですが、作家となる前は、さまざまな職業を経験し、決して平坦ではない人生を送ってきています。

サンドラ・ブラウンは、1948年3月12日に、アメリカのテキサス州に生まれました。「いつも本がお気に入りの遊び道具だった」と自ら語る通り、幼い頃から読書好きな子供だったそうです。テキサスクリスチャン大学に進学し、英語を専攻しますが、生涯の伴侶となるマイケル・ブラウンと出会い結婚。大学を退学します。

その後は、ライブシアターでのパフォーマーや、化粧品店のマネージャー、モデル……とあらゆる仕事にチャレンジしてきたサンドラ・ブラウン。テレビのレポーターという大きなチャンスもつかみましたが、わずか1年で、フレッシュな人材がほしいという上司の意向で降板させられてしまいます。当時を振り返ったサンドラ・ブラウンは、「はりきって仕事をしていた」といっていますから、この降板は、さぞ大きなショックだったことでしょう。

しかし、この出来事が大きな転機となります。落ち込む妻を前に、夫のマイケル・ブラウンは、「これはきみはやりたがっていた、書くことを始めるまたとない機会だよ」と声をかけました。サンドラ・ブラウンは、夫の声によって再び立ち上がり、小説を書き始めます。

サンドラ・ブラウンが選んだジャンルは、当時流行していたペーパーバックのロマンス小説。日本では、いわゆるハーレクイン小説と呼ばれる、女性向けのロマンス小説です。サンドラ・ブラウンは、たった13日で2作も書き上げ、そのどちらも出版されました。売り上げは順調で、その後は売れっ子として、〆切に追われる日々に。

しかし、サンドラ・ブラウンは、作家であると同時に、レイチェルとライアンという2人の子供の母でもありました。子供が学校へ行っている間に執筆し、子供が帰宅すれば母親に戻るという生活。習い事や、歯医者への送り迎えをし、車で子供たちを待つ間に小説のアイディアをひねり出して構想を練り、「書いていないときをほとんど思い出せないくらい」書いたと言いますから、すごいバイタリティーです。

サンドラ・ブラウンの前向きで、困難に負けない姿勢は、小説に登場するヒロインの姿勢にも表れているのかもしれません。ドラマ化された「コピーフェイス~消された私~」のヒロインも、金銭的に恵まれた環境を持つ別人の暮らしに甘え、そのまま過ごすこともできたはずですが、自立した自分の人生を取り戻す闘いを繰り広げています。

1981年に発表した「愛はゆるやかに熱く」で、今までのラブロマンス小説のファンから、より広い層の読者を獲得することに成功したサンドラ・ブラウン。ラブロマンスの女王から、ラブサスペンスの女王へと華麗な転身を遂げました。その後も、世相や社会問題を巧みに取り入れながらも、読者を満足させる数々の物語を送りだしています。

サンドラ・ブラウンは、プライベートでは夫婦仲も良好。子供は結婚して、すでに孫もいるという、幸せな生活を送る一人の女性です。しかし、それらは、サンドラ・ブラウンが自ら格闘してつかみとったものであることは間違いありません。彼女を支持する多くの読者のためにも、これからも、公私ともに期待を裏切らない活躍を続けていってほしいもの。

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