スキマスイッチの震災発言に批判殺到!ビートたけしの意見もごもっとも?

スキマスイッチの震災発言に批判殺到!ビートたけしの意見もごもっとも?

スキマスイッチの震災発言「歌うことしかできない」YouTube動画に批判が殺到

スキマスイッチは、「奏」「ボクノート」などのヒット曲で知られる、柔かな歌声のボーカル大橋卓也と、アフロのキーボード常田真太郎の音楽ユニットです。そんな2人が、2011年3月11日に起こった東日本大震災の被災地に向けた、ある発言によって、批判にさらされることとなりました。

震災から3日後の3月14日、スキマスイッチの2人は、被災者のためにライブ録音した代表曲「奏」を、YouTubeにアップしています。この動画に勇気づけられたという感想が寄せられる一方で、問題となったのは、それに付されていた「歌うことしかできませんが、聞いて下さい」という大橋卓也のコメント。

「奏」が、実質的な救いの手を必要としている被災者に全く関係のない、恋愛をテーマにした歌詞と考えられていただけに、”震災に便乗した宣伝”という意見が相次ぎました。

スキマスイッチの震災発言をビートたけしも批判した?

スキマスイッチの震災発言が取り沙汰される中、TBS「情報7daysニュースキャスター」での、ビートたけしの発言に注目が集まりました。ビートたけしは、”東日本大震災に関して空気が読めない8人”として、時の菅直人首相の対応などを含めた事例を挙げています。その中には、「歌うことしかできないと言って、知らない歌を歌う知らない歌手」という項目がありました。

スキマスイッチを名指しするものではなかったものの、ピンときた視聴者からは、彼らのことを言ったものとして賛同する意見が寄せられています。物資援助や、現地入りしてボランティア活動をする芸能人がいる中、確かに「歌うことしかできない」とは、ビートたけしの言うように、”空気が読めない奴”と言われてもしかたなかったのかもしれません。

しかし、スキマスイッチの動画発表は、震災発生から、わずか3日後の行動でした。政府も右往左往した未曾有の大震災とあって、誰もが未経験の領域です。ミュージシャンとしての立場から、とっさに出た心づくしだったとしたら、やや厳しい世評だった気がします。

スキマスイッチのプロフィールや結婚情報!ファンおすすめの人気曲は?

スキマスイッチ・大橋卓也、常田真太郎は愛知県出身!結成秘話や結婚情報まで!

スキマスイッチのボーカル大橋卓也は、1987年5月9日生まれの愛知県東海市出身。キーボードの常田真太郎は、1978年2月25日生まれの愛知県名古屋市出身です。同郷ながら、大橋卓也は愛知県立知多高校、常田真太郎は愛知県立昭和高校と、接点のなかった2人は、音楽活動の中で出会いました。

そして1999年、大橋卓也が常田真太郎に楽曲のアレンジを依頼。常田真太郎が、自身の楽曲と共に業界へ売り込みを図ったところ、アレンジを手掛けた大橋卓也の楽曲が評価されてしまいます。引くに引けなくなった常田真太郎が、強引に大橋卓也を勧誘し、スキマスイッチが誕生したそうです。

2003年のメジャーデビューを経て、活動が軌道に乗り始めた2005年に、常田真太郎が一般女性と結婚。3度目の紅白歌合戦出場となった2007年には、大橋卓也は、加藤あい似の一般女性と結婚し、2009年に第1子が誕生しています。

スキマスイッチは「奏」だけじゃない!ファンがすすめる至上の癒しソング

スキマスイッチの楽曲は、2003年のデビュー以来、キャッチーなメロディと歌詞が、幅広い世代から支持されていました。スキマスイッチのファンだけではなく、J-POPファンから愛され続ける人気曲といえば、やはり2004年にリリースされた「奏」でしょう。遠くに行ってしまう女性を見送る男性の気持ちを歌った曲として、男性のカラオケ定番ソングとなっていますが、近年は、さまざまな旅立ちのシーンで歌われることも多くなりました。

同じく、「全力少年」「ボクノート」も、カラオケで不動の人気を誇るメジャーソングです。そんな中、ファンだからこそ推す、スキマスイッチの魅力が惜しみなく詰め込まれた癒しソングは必聴です。それは、初めてシングルチャートTOP10入りを果たした2004年の「冬の口笛」。思わず恋人と温め合いたくなるような、寒い季節にピッタリの柔らかなラブソングです。

2007年のシングル「マリンスノウ」は、それとは対極にある苦しい失恋ソングですが、浮遊感たっぷりに描かれた深い想いが染みわたり、聴いているうちにハマってしまう名曲となっています。

スキマスイッチ「奏」が映画「一週間フレンズ。」の主題歌に!新曲発表が途絶えたワケとは?

スキマスイッチの代表曲「奏」が、2017年2月18日公開の映画「一週間フレンズ。」の主題歌として起用されることが分かりました。川口春奈、山崎賢人が主演する映画の瑞々しさに、歌詞やメロディがマッチするということで、映画スタッフの熱烈ラブコールによって「奏」のタイアップが実現したそうです。

リアレンジされた「奏」が、映画にどのように寄り添うのかが楽しみですよね。2016年11月30日には、奥田民生がプロデュースした、2005年のヒット曲「全力少年」のロックバージョン「全力少年produced by 奥田民生」をリリースしたスキマスイッチ。

2003年のデビュー以来、ほぼ毎年のように新曲を発表してきた彼らは、2016年は焼き直しに徹しています。これまでに発表したシングルB面曲を集めたベストアルバム「POPMAN’S ANOTHER WORLD」を4月にリリースし、リアレンジ曲やカバー曲のみのツアーも開催。

これは、「もう新曲が書けないのでは?」と不安視されかねない事態です。しかし、スキマスイッチには、この先20年、30年と続く音楽人生の展望があり、「淡々と新曲を発表していくよりも、新たなアイディアを」との考えから、このようなニッチな活動へと駆り立てられていったといいます。

つまり、焼き直し販売ではなく、自らも楽しみつつ、聴き手を楽しませるための工夫でした。ボーカルの大橋卓也は、東日本大震災時に発表したYouTube動画への批判から、万人に受けることの難しさを知り、歌いたくなくなった時期もあったといいます。

アルバム「musiam」を、震災から半年後に発売する際には、「自分たちのスタイルを貫くことで、同じ時間を共有する人々に、心の余裕が生まれれば」と語りました。過去から現在に至り、邪心ない音楽への姿勢があるからこそ、スキマスイッチの曲に人々は癒されるのかもしれません。

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