さだまさしの歌詞が人気の理由は?あふれ出る魅力のナゾ

さだまさしの歌詞が人気の理由は?あふれ出る魅力のナゾ

さだまさしの歌詞が深すぎ!関白宣言で知られるヒットメーカー


さだまさしのプロフィール
◆生年月日:1952年4月10日
◆出身:長崎県
◆メジャーデビュー:1976年11月25日(ソロデビュー)
◆所属事務所:さだ企画
◆レーベル:Colourful Records

さだまさしの歌詞はなぜ心に響く?曲に隠された秘密!

シンガーソングライター、噺家、小説家と多才な芸能人として活躍しているさだまさしは、代表曲である「関白宣言」(1979年7月発売)をはじめとする、数々の名曲を生み出してきました。

「関白宣言」は、結婚前の男性が、妻になる女性に語りかけるような楽曲。命令するようなフレーズには賛否両論があったものの、終盤にかけて不器用な男性の大きな愛情と決意が浮き彫りになっていく、ユニークな歌詞です。

同曲でも注目されたように、さだまさしの楽曲の特徴といえば、歌詞を挙げる人が多いのではないでしょうか。人柄が濃く表れているような、さだまさしの書く歌詞に魅了される人が後を絶ちません。

過去にはインタビューで、歌詞を作る上で心がけていることについて明かしていました。さだまさしは「思っていないことは絶対に歌詞にしない」のだそう。自身の内面にある言葉だからこそ、聴く人にストレートに思いが届くのかもしれません。

さだまさしの曲「案山子」の歌詞は親目線ではない?

2016年10月9日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」では、さだまさしの大ファンだという、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーと共演。カズレーザーは「案山子」の歌詞を聴くうちに、親の視点ではないことに気付き、「衝撃だった」と話していました。

さだまさし曰く、「案山子」は“城跡の松の木”が、昔近くで遊んでいた子供に呼びかけるイメージで作った曲なのだそう。本人の解説を受けたカズレーザーは、「想像の4段上」と、驚きながら納得していました。カズレーザーのようにじっくり歌詞を読んで、ストーリーを想像しながら聴くファンも多いことでしょう。

さだまさし天才説!性格も魅力的なスターの人柄は?

さだまさしの小説は映像化常連!

さだまさしの持つ言葉の力は、音楽以外の分野でも高く評価されています。小説家として発表したいくつかの作品は、映像化もされています。

「精霊流し」(2001年9月発売)や「解夏」(2004年1月発売)は、それぞれ映画とドラマが制作され、話題を呼んだ代表作です。新聞の連載をまとめた自伝的小説「ちゃんぽん食べたかっ!」も、ドラマ化され、2015年5月より放送されました。

さだまさしは、「解夏」に収録された短編「サクラサク」の映画(2014年4月公開)に関するインタビューで、「哀れなほど、常に書いています」と小説を書き続けていることを告白していました。執筆活動が、ライフワークの1つになっているようです。

また歌詞を書く際、「映像が浮かびやすい言葉を選んでいる」とも語っており、視覚的なイメージと言葉に強いこだわりを持っていることが分かります。普段のさだまさしはトークもうまく、気さくで明るいイメージがありますが、冷静に社会や人間を観察している面もあるのかもしれません。優れた洞察力を持っているからこそ、長い間、小説や歌を生み出し続けられるのではないでしょうか。

さだまさしは芸能界にもファン多数!

各方面で活躍し続けるさだまさしは、その明るい性格と才能から、多くの芸能人からも支持されています。谷村新司や松山千春、中島みゆきといった大御所ミュージシャンはもちろん、世代やジャンルが異なる芸能人とも交流を持っています。

ダウンタウンの松本人志とは、2人で飲みに行く間柄なのだとか。2018年9月には、さだまさしと交流のある著名人がさだまさしについて語った書籍、「うらさだ」が発売されました。この本には、小林幸子やナオト・インティライミ、泉谷しげるのほか、ホリエモンこと堀江貴文も登場します。

一見、接点のなさそうな堀江貴文も、さだまさしに魅了されてしまった人物。実際に会って、「すぐにさださんという人間が好きになりました」と話す堀江貴文は、さだまさしを“歌手”のひと言で表現すべきではないと主張しています。

堀江貴文曰く、さだまさしは「好奇心の塊」で、「マルチな人」。だからこそ、ジャンルも超えて様々な人物と交わっていけるのかもしれません。

さだまさしのしゃべりが面白いと話題に!新規ファンも獲得?

長きにわたり活躍してきたさだまさしですが、エンタメ界が大打撃を受けた2020年のコロナ禍においても、オファーが次々と寄せられたのだとか。仕事がなくなるどころか、新たなファン層を開拓したといいます。

コロナ禍の影響でライブに行くのを断念した人が多く、チケットの倍率が下がり、結果的に初参加の人がチケットを取りやすくなったとのこと。親の付き添いでライブに参加して、トークの面白さにハマってしまった若者もいるようです。

メディアでも、若い世代がさだまさしの名前を目にする機会が増えています。2022年7月より放送されたドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」に出演したほか、同年10月より放送されている朝ドラ「舞いあがれ!」ではナレーションを担当。創作だけでなく自身が演者としても活動するさだまさしの活躍っぷりには、稀有な才能を感じます。

2022年11月に放送されたラジオ特集「音楽活動50年 さだまさしの世界」の放送前には、自身の音楽活動について「これからがピーク」とコメントしていました。その意欲が、衰える気配はありません。これからも唯一無二のポジションで、幅広い世代に愛される作品を発信し続けてほしいですね。

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