田中希実の家族やプロフィールを紹介!両親も妹も陸上に励むアスリート一家!
◆出身:兵庫県
◆身長・体重:153cm・43kg
◆血液型:非公開
◆出身大学:同志社大学
◆東京オリンピック女子1500m8位入賞
田中希実は中・長距離走の陸上競技選手!
田中希実(たなかのぞみ)は、中・長距離走の陸上選手です。「北海道マラソン」で2度優勝した実績を持つ現役市民ランナーの母親と、そのコーチを務めていた陸上競技部出身の父親というマラソン一家の中で育ちました。5歳年下の妹・田中希空(たなかのあ)も、2021年時点では姉の出身校・兵庫県立西脇工業高校で800mや1500mの中距離種目に励んでいます。
父親の田中健智(たなかかつとし)は兵庫県立三木東高校の陸上競技部出身で、元3000m障害走の選手。中学生の時に、父親が田中希実のコーチとなり、陸上競技を始めました。中学1年生の時の100m走は18秒と、速い方ではなかったといいます。
しかし、当時から距離が伸びても全速力状態で、ペースが落ちない才能が光っていたのだそう。2014年、中学2年生の時から「全国女子駅伝」に兵庫県代表として出場し、2年連続8区区間賞を獲得するなど実力を発揮していきます。
兵庫県立西脇工業高校に進学後も、多くの全国大会で活躍しました。「全国高校駅伝」にも3年連続出場を果たし、「全国高等学校総合体育大会」では3年連続入賞、国際大会では「アジアジュニア選手権」の3000mで大会記録を出して金メダルを獲得。さらに「U20世界選手権」でも3000mで金メダルを獲得する活躍を見せています。
2018年に同志社大学スポーツ健康科学部に入学すると、「駅伝以外でも活躍したい」という思いからクラブチームに入り、2021年現在は大学に通いながら豊田自動織機TCで活動中です。
2021年は東京オリンピックに陸上女子1500mと5000mの日本代表として出場し、素晴らしい快挙を成し遂げ、話題となりました。今後の活躍にも大きな期待が寄せられている選手です。
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田中希実は大学で指導を求めた父親と喧嘩が多かった?オリンピックで素晴らしい快挙!
田中希実は1500mで日本人初となるオリンピック入賞を達成!
田中希実は東京オリンピックで1500mと5000mの種目に出場しました。
2021年7月30日に行われた5000mの予選では14分59秒93で2組6位となり、決勝には進めませんでしたが、8月2日に行われた1500m予選は自身の日本記録を更新する4分02秒33で3組4着となり、準決勝に進出。そして8月4日に行われた準決勝では、予選で出した日本記録をさらに更新する3分59秒19の5位で決勝進出を果たしました。
日本女子初の3分台であり、オリンピック女子中距離種目の決勝進出は1928年のアムステルダム大会で銀メダルを獲得した人見絹江以来、93年ぶりで史上2人目です。また、1500mという種目での決勝進出は、男女を通じて初めてのことでもあります。
決勝進出を決めただけでも素晴らしい功績ですが、6日決勝当日は序盤から先頭集団に食らいつき、自身2度目の3分台である3分59秒95で8位入賞を達成。後続集団に追われたラスト1周は「意識が飛んでいた」というほど必死に走り、偉業と呼ぶにふさわしい快挙を成し遂げ、日本中を驚かせました。
田中希実のオリンピックでの活躍を支えた父親の指導!喧嘩も多かった?
田中希実は高校卒業後、強豪校や実業団には進まずに同志社大学に進学していますが、新設されたクラブチームで競技生活を送る予定でした。しかし希望していたような状態ではなかったため、1年ほどで環境を変更。豊田自動織機トラッククラブに入籍し、高校時代に同学年だった選手・後藤夢と一緒に、父親の指導を受ける道を選択したのだそう。
基本的には学業を優先するスタイルで、ポイント練習は週末のみに集中して、濃い内容のトレーニングに励んでいます。コーチである父親は厳しく、田中希実も言いたいことを伝え合うため、目標や今後について、口喧嘩をすることもかなり多いのだとか。
それでも「オリンピックに出る以上はやっぱり最後までしっかり勝負の場に残らないといけない」という父親の言葉に応え、世界中が注目する舞台で結果を残せた田中希実。これからも、素晴らしい活躍で陸上競技を盛り上げてくれそうです。
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田中希実が東京オリンピックでみせた意外な姿が話題に!
田中希実の絶叫シーンが「かっこいい!」と大反響!
東京オリンピックで田中希実が出した素晴らしい記録は日本中を歓喜で包みましたが、記録だけでなく意外な姿も話題となりました。
決勝の入場の際には、笑顔で明るく手を振っており、オリンピックという大舞台で走ることを楽しんでいる様子だった田中希実。しかし、トラックに一礼し顔を上げると表情は一変。真剣な顔つきに変化しており、その切り替えぶりが注目されました。
そして、1500mの決勝で見事8位に入賞し、レースを終えて会場を去る時に田中希実は一礼した後に「ありがとうございましたー!」と絶叫。普段はクールな印象が強い田中希実の意外な姿に、ネット上では「清々しい!」「ファンになってしまった」など好感を抱く意見が多数あふれています。田中希実のギャップは「かっこいい」と評判を呼び、オリンピックで残した成果と並んで印象深いものになりました。
試合後、田中希実は「自分の中の常識を覆すことができた。こんなに早く(1500m4分以内を)切ることができると思っていなかったので、本当にオリンピックという舞台であったことが大きかった」とコメントしています。
オリンピックは「魔物が棲む」とまで言われ、プレッシャーから実力を発揮できない選手もいる、特別な大会です。そんな中で緊張感も楽しみ、一瞬でスイッチをオンにして最高潮の状態に持っていくメンタルは、田中希実のアスリートとしての強みと言えるでしょう。まだ若い彼女が、これから一体どこまで記録を更新してくれるのか楽しみです。
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