2020年5月7日 更新
池田武央はやらせ心霊研究家か?心霊エピソード・鑑定の評判
池田武央はやらせ心霊研究家か?凄腕霊能力者に怪しい背景
池田武央(いけだたつお)といえば、「世界の怖い夜」など、数々の心霊番組で活躍中の心霊研究家ですが、ネットを中心に、”やらせ疑惑”が囁かれ続けています。池田武央は、人体透視、サイコメトリック、除霊と、さまざまな霊能力を持っており、スピリチュアルカウンセラーとして、政財界や芸能界など幅広い方面で、予言を含む助言を行っているといいます。
そんな池田武央が、やらせ心霊研究家であるとは信じがたいものです。しかし、池田武央は、スピリチュアル学校「ソウルグランディングカレッジ」なるものを運営しているのですが、これがかなりうさん臭いのも事実。HPは存在するものの、リンクとして貼ってある学校の所在地や講座内容などが閲覧不可能となっています。
”2010年1月から霊能者養成特別講座を開講します”などと謳っているにもかかわらず、全く実態が見えてきません。もしかすると、学校は霊能力者アピールのためのポーズに過ぎず、本当は池田武央には霊能力なんてないのかも……。そんな疑念が沸いてしまいますよね。
池田武央の心霊エピソード・鑑定テーマが痛過ぎ?政財界、芸能界の人々は認めているらしいが…
池田武央は、数々の有名な心霊現象を検証するテレビ番組で、霊視能力による鑑定を披露してきました。たとえば、2015年末に放映された「世界の怖い夜」で、鈴木奈々が、”トイレの花子さん”の噂を検証するべく学校の女子トイレに入ったところ、パニックに陥って撮影が中断されたことがありました。
スタジオVTRを見た池田武央の見解によると、霊波動のサイクルが偶然に合致したため、鈴木奈々にしか聞こえない音が聞こえてしまったとのこと。「この話の途中で、また物音が……」と付け加えるあたりが、どうもやらせ臭く聞こえてしまうという意見が相次いでいます。
また、2016年10月1日放送の「映っちゃった映像GP」では、池田武央と中川翔子らが、戦で一族を殺され自害した鶴姫が眠る岡山県の常山を訪れました。ここでも池田武央が、急に咳込みだした中川翔子に、「短剣を喉に突きさした鶴姫の……」だとか、カメラに映った白い影を「舞姫だ!」と鑑定しています。
とはいえ、政財界や芸能界の人々が信頼するくらいですし、「池田武央は本物だ!」と評価する声もあるのは確かです。しかし、霊能力を持たない一般人には怪しく思える上に、検証テーマが少々痛い気もします。
池田武央のプロフィールも胡散臭い!心霊DVD代表作は?
池田武央は公開プロフィールが少なすぎ!胡散臭いが池田貴族は師匠と呼んでいた!
池田武央は、1953年7月12日生まれの新潟県出身とされていますが、公表しているプロフィールが少なすぎることも胡散臭さが増す要因です。自身で運営する「Office IKEDA」によると、池田武央は、幼少期から臨死体験を繰り返し、特殊能力を得たといいます。先の政財界、芸能界でスピリチュアルカウンセラーとして活躍中というのも、池田武央自身が発信している情報ですから、いまいち信憑性に欠けるというもの。
しかし、池田武央は、1993年頃から”池田辰雄”として活動しており、2007年に改名したらしいのですが、”池田辰雄”時代には、確かに弟子がいたようです。その弟子というのは、1999年代に心霊研究科として活動していた、ロックミュージシャンの故・池田貴族。彼は幼少期から霊感が強かったそうですが、”池田辰雄”を師匠と仰ぎ、霊能力者としての力を開花したといいます。
池田武央の心霊DVD代表作「放送できない怖い話」「かごめかごめ降霊」ネタバレ!
池田武央は、これまでに30本以上の心霊DVD作品をリリースしています。その中で、池田武夫のライフワークとなっているのが、「池田武央の放送できない怖い話」シリーズです。同シリーズでは、池田武央が、恐山や、事故現場となったトンネルなどに出向き霊視を行うだけでなく、投稿者の悩みを解決するべく降霊実験などもやっています。
これがまたエンターテイメント性抜群で、同行者に霊が憑依したり、センサーボックスに恐怖映像が映り込んだりと、なかなかのスリリングな仕上がりになっているところも見どころです。また、最新DVD「かごめかごめ降霊」は、平家の落人伝説で知られる奥日光で、童謡「かごめかごめ」の遊びを使い、降霊実験を行った作品。
「かごめかごめ」に、そのような力があったとは驚きですが、同行者たちが次々と平家の呪いに襲われる様子には、”やらせ疑惑”など吹き飛ぶほど見入ってしまうはず。もう、「かごめかごめ」を気軽に口にすることができなくなるかもしれません。
池田武央が本物かなんて関係ない!「世界の怖い夜」が人気番組として生き残っているワケ
池田武央の心霊研究家としての腕の見せ所となっている、TBSの人気シリーズ「世界の怖い夜」が、2016年8月3日に「世界の怖い夜!夏休み背筋も凍る大絶叫SP」として放送されました。その時も、池田武央が、廃墟で霊に取りつかれた朝比奈彩の除霊を行っていますが、再びテンパった時に、同じ廃墟に飛び込むという、支離滅裂な行動には唖然とさせられたものです。
「どうせやらせでしょ?」と斜めに見ると、真顔で霊能力を発揮する池田武央もさることながら、芝居をしているであろう同行タレントたちの腹の中を覗いてみたくなりますよね。しかし、「世界の怖い夜」のプロデューサーによると、心霊スポットのロケに出向くと、9割の確率で怪奇現象が起こるのだそうです。
「心霊を扱う収録を行っていると、霊的なものが集まってくる」と池田武央が言うように、スタジオでは、本当に何らかの不可思議な出来事が起こるとも証言しています。実際に体験した者にしか真実は分かりませんが、この「あるの?ないの?」というヌルヌルした感覚が、心霊番組の醍醐味なのかもしれません。
近年は、心霊番組が減少傾向にあるようですが、年2回のペースで「世界の怖い夜」が放送され続けているのは、ひとえに、心霊現象と同じくらいに謎めいた池田武央という存在あってこそでしょう。そういった意味では、特殊能力の有無はともかく、池田武央が、一流の心霊エンターテイナーであることは間違いありません。