鈴木あやのは東大卒のドルフィンスイマー!収入はいかほど?

2020年3月26日 更新

鈴木あやのは東大卒のドルフィンスイマー!プロフィールは?

鈴木あやのは東大卒のドルフィンスイマー!幻想的な写真や映像に感動の声が続出

鈴木あやのは東京大学を卒業し、現在は野生のイルカと共に泳ぎ、その感動を伝えるドルフィンスイマーという職業についています。海の深い青の中に姿を表すイルカと、そこに寄り添う鈴木あやのの姿が生み出す幻想的な空間は、多くの人の目を引きつけてきました。

近年では、テレビ東京「ソロモン流」や、週刊誌の巻末グラビアなど、数多くのメディアでも紹介されています。鈴木あやのが撮ったイルカの写真や、イルカと彼女が共に泳ぐ写真は、カレンダーや写真集にもなっており、時々個展も開かれています。鈴木あやのの活動や写真・映像に「生きる勇気をもらった」という人々も少なくありません。

鈴木あやののプロフィールは?エリート人生からイルカに恋をして退職

鈴木あやのは、1979年2月19日、東京都出身です。父親は、一橋大学出身の元官僚で、母親は、津田塾大学出身の元議員秘書と言い、高学歴からエリートコースを地でいく家庭で育ちました。桜蔭学園高等学校、東京大学農学部を卒業した鈴木あやの自身、2003年には、東京大学大学院農学生命科学研究科で修士も取得しています。鈴木あやのも、当初は、高学歴から一流企業へ就職というエリートコースを歩いていました。

しかし、次第に「働く意味」を見失い、人間関係の問題も含めて心身ともに疲弊していきます。就職した企業では、遺伝子の解析などを行う研究に従事したものの、子供の頃に感じた自然や生き物の魅力とは遠く離れたものでした。転職して食品メーカーで商品開発に従事しても、「働く意味」や「自分は一体何者なのか」といった疑問に対する答えがなかなか見いだせなかったのでしょう。

休職し、かねてから行きたいと考えていた小笠原へ一人旅に出たのが2007年でした。小笠原へ渡った鈴木あやのを待っていたのは、雄大な大自然とイルカたち。現地で、イルカを見るツアーがあることを初めて知り、そのツアースタッフから「海に入ってみませんか?」と声をかけられます。海に入るとすぐにイルカが近寄ってきて、「ピーピー」と声をかけてきたそうです。この瞬間、鈴木あやのは「恋に落ちて」しまったそうです。

小笠原に3週間滞在し、素潜りの練習をしながらイルカと交流を重ねた鈴木あやのは、都心に帰って正式に退職します。その後は、家庭教師のアルバイトで生計を立てつつ、イルカが多く生息することで知られる御蔵島に通い続け、ドルフィンスイマーになりました。

2009年には、五反田映画祭でグランプリを受賞し、2013年には、環境展示会「エコプロダクツ2013」自然エネルギー大賞で「ソーラーアワード2013」ライフワーク部門を受賞。2014年には、日経ビジネスによる「2014日本の主役100人」にも選出されています。2010年からは個展を開催しており、2013年に写真集「イルカと泳ぐ」も出版しました。

鈴木あやのと夫・福田克之の結婚馴れ初め!ドルフィンスイマーになる方法や収入は?

鈴木あやのと夫・福田克之の結婚馴れ初め!イルカが繋いだ夫婦の縁

鈴木あやのは、イルカと泳ぐために通った御蔵島で、ある男性と出会いました。それは、妻を乳ガンで亡くした後の傷心旅行で島を訪れていた写真家の福田克之です。イルカを見るツアーで鈴木あやのと知り合った福田克之が、彼女がイルカと泳ぐ写真を撮ると、その写真の素晴らしさに感動した鈴木あやのと話が弾み、2人の交流が始まりました。

実は鈴木あやのは、親しかったという男性と結婚し、半年ほどで離婚した過去があります。しかし、2010年4月に、「福ちゃんは相手のいいところを見つけて褒める。絶対的な安心を与えてくれる人」と全幅の信頼を寄せる福田克之と夫婦となりました。

妻となった鈴木あやのとイルカを美しく撮るために改良し、総重量4kgにもなったカメラを水中で操るために、福田克之は毎日20kmを走り込んでいるそうです。夫婦二人三脚を続ける2人の縁をつないだのがイルカであるならば、それを支えているのもイルカたちなのかもしれません。

鈴木あやののようなドルフィンスイマーになる方法や収入は?必須資格やプログラムはある?

鈴木あやのが気持ちよさそうにイルカと泳ぐ姿は、見る人に幸せな気持ちを運んでくれます。彼女の活躍やイルカとの交流を見て、「ドルフィンスイマーになりたい!」と感じた方もいるのではないでしょうか。

ドルフィンスイマーという職業は、鈴木あやのによってつくられたものと言えます。彼女の定義によると、野生のイルカと一緒に泳ぎ、野生のイルカの生態・行動・人間との関わりを研究し、イルカたちと一緒に泳ぐ感動を発信する職業がドルフィンスイマーです。鈴木あやのの場合は、その発信を写真や映像、講習会などで行って収入を得ています。とはいえ、鈴木あやのの活動は写真家に近い部分があり、収入は不安定なようです。雑誌への写真提供では、1ページあたり1万~8万円になるようですし、コンテストで受賞すればその賞金もあります。しかし、良くても年収300万ほどだとか。

ドルフィンスイマーにはなるには、手立てはいくつがあるようです。たとえば、水中写真家に弟子入りしてキャリアアップしていく方法です。ダイビングガイドやドルフィンガイドからスタートする道もあるでしょう。写真や映像の提供という部分で見れば、水中写真の撮影・提供を手がける会社で働きながら活動するケースも考えられます。もちろん、鈴木あやのの講習会に参加してみるのも良いかもしれません。

ドルフィンスイマーに特別な資格は必要ありませんが、持っておくべき資格はいくつかあります。まずは、海で自在に泳ぐ技術として、潜水士。さらに、イルカの生息場所へ自力で行くための普通自動車免許と、第一級小型船舶操縦士免許。仕事をする中で連絡がとれるように、第一級アマチュア無線技士の資格もあると安心です。鈴木あやのも、これらの資格を所有しています。

鈴木あやのが「深イイ話」に登場!「東大卒」を出し続ける理由は?

鈴木あやののドルフィンスイマーとしての生き方が、2017年3月27日放送の「人生が変わる1分間の深イイ話」内の「東大卒の女性は本当に幸せなのか?SP」で紹介されました。鈴木あやのが紹介されるときは決まって「東大卒」がつき、公式サイトのプロフィールにも学歴が明記されています。

なぜ、鈴木あやのはその学歴を出しているのでしょうか。ややうがった見方をすれば、第一に考えられるのは、話題性。「東大卒」という言葉は、その職業がユニークであればあるほど「レア感」を演出してくれます。そこに大衆が引き寄せられ、注目度が高まるという流れです。

しかし、鈴木あやのの場合は、話題性以上のものもあるのではないでしょうか。それは、彼女にとって東京大学で学んだことや、そうした環境に身を置くことで得てきたことは、知的バックグラウンドともなり、自信にもつながっています。

夫・福田克之が10年以上かけて取得した第一級アマチュア無線技士を、鈴木あやのがわずか2~3日の勉強で取得できたのも、知的能力と精神力を東京大学で培ってきたからと言えそうです。エリートのレールから自分のレールを敷くことに成功した鈴木あやの。自信を持てる生き方を見つけられた彼女は、今とても幸せに生きています。

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