藤井隆が「新婚さん」の後任司会に選ばれた納得のワケとは?
◆出身:大阪府
◆身長:173cm
◆血液型:A型
◆所属事務所:吉本興業
藤井隆の司会で「新婚さんいらっしゃい」が再スタート
藤井隆(ふじいたかし)は1971年1月の放送開始から50年以上司会を務めた桂文枝に替わり、「新婚さんいらっしゃい!」の2代目司会者に抜擢されました。長寿番組のMCという重責を担う藤井隆には、期待している視聴者が多いようです。
個性豊かな新婚カップルを相手にトークを盛り上げるのは至難の業で、これを半世紀にわたって続けてきた桂文枝の功績は、とてつもなく大きなものです。「新婚さんいらっしゃい!」は和やかな雰囲気の番組ですが、実は司会者の高いスキルが欠かせません。
藤井隆はこれまで様々な番組やイベントで司会を務め、音楽活動ではプロデューサーとして、アーティストの良さを引き出す力を評価されてきました。後任決定に心配する声がないのは、そうした実績に対する期待の表れでしょう。
藤井隆の司会になぜ視聴者は安心するのか?
藤井隆が「新婚さんいらっしゃい!」の司会に相応しいと思われる理由に、好感度の高さが挙げられます。礼儀正しく嫌味のない人当たりの良さには定評があり、一般人でも威圧感を与えることはないでしょう。
また、藤井隆は芸能界でも指折りの家庭人。2005年7月に結婚した乙葉とはおしどり夫婦ぶりが有名で、2015年には「いい夫婦の日パートナーオブザイヤー」に選ばれました。また、2017年3月26日放送の「おしゃれイズム」では、妻の顔が大好き過ぎてケンカにならないと明かすなど、乙葉への溢れんばかりの愛を堂々と語っています。
これほどの愛妻家であれば不倫などのスキャンダルを起こす心配もなく、新婚さんを相手にする番組の司会者には一番の適任と誰もが納得するでしょう。
藤井隆が司会者で成功した理由とは?
藤井隆が気遣いの人になった教えとは?
藤井隆はこれまでMCを務めた番組で、その場を盛り上げる能力の高さを見せてきました。
その最たる例は、藤井隆とは別人という設定で「徹子の部屋」にゲスト出演までした「BEST HIT TV」のマニュー南でしょう。「芸能人の出たい番組ランキング1位」を謳っていただけに、深夜番組とは思えない豪華なゲストと繰り広げるトークやゲームは好評でした。
高校卒業後に勤めた会社で、仕事は効率を考えるよりも、周りのことを考える方が大切だと教えられたという藤井隆。人の気持ちを察することができなければ周囲を気遣うこともできず、自ずと相手の歩調に合わせた会話術が身に着いたのかもしれません。
藤井隆が長寿番組に新風を吹き込む?
「新婚さんいらっしゃい!」の司会が藤井隆に替わっても、桂文枝が長年築き上げてきた番組のムードは、視聴者から簡単に消えるものではありません。とはいえ番組の伝統を守るために、何から何まで桂文枝の真似をすれば良いわけでもないはず。藤井隆ならその点も理解し、今後の番組づくりを工夫していくでしょう。
若い頃、構成作家に「せっかく新番組が始まるなら、何かひとつは新しいことを準備しておきなさい」とアドバイスされ、ひとつでも「前の番組とは違う」と視聴者に感じてもらえるよう心がけているという藤井隆。番組名物の椅子コケなどでオリジナリティをどう出していくのか楽しみです。
藤井隆の人気を支える「狂気」と「いい人」の二面性キャラ
藤井隆がレフト藤井でラヴィットに!
1990年代のブレイク当時、藤井隆はオネエキャラで下ネタを連発。「西の江頭」とも呼ばれる過激な芸風でした。今も時折顔を出すカオスなキャラと、いい人キャラとの二面性が人気の秘密なのかもしれません。
2022年2月7日放送の「ラヴィット」で、藤井隆は麒麟・川島明の代打MCとして出演。東野幸治とともに「あらびき団」のライト東野、レフト藤井として、朝の情報番組とは思えないクレイジーな進行ぶりを見せる藤井隆に、視聴者は「適当に司会をしながら突然見せる狂気が藤井隆の真骨頂!」「藤井隆が突然スイッチ入ったら無敵!」などと朝から盛り上がりました。
藤井隆の司会で新婚さんがサイコなトーク番組に?
藤井隆は、主に関西で放送されるバラエティ番組「発見!仰天!!プレミアもん!!!土曜はダメよ!」(通称:土ダメ)で、長年YOUと司会を務めています。
レギュラーの芸人に無茶ぶりして戸惑わせたり、いきなりYOUと突拍子もない芝居モードに入ったりと藤井隆が自由すぎる進行を展開する土ダメは、「サイコバラエティ」と呼ばれるほど独特な空気感で人気を得ています。
新婚さんが突然ぶち込む下ネタトークがおなじみの「新婚さんいらっしゃい!」で、藤井隆は「狂気」と「いい人」の二面性をどう使い分け、番組を盛り上げていくのでしょうか。桂文枝が名物芸にした椅子コケをどんな形で受け継ぐのかも気になります。