新婚さんいらっしゃいが藤井隆&井上咲楽で再スタート!椅子コケはどうなる?

新婚さんいらっしゃいが藤井隆&井上咲楽で再スタート!椅子コケはどうなる?

2022年3月10日 更新

新婚さんいらっしゃい初代司会者・桂文枝勇退の理由は?


新婚さんいらっしゃい!
◆放送期間:1971年1月31日~
◆制作:朝日放送テレビ
◆出演者:桂文枝、山瀬まみ
◆最高視聴率:32.5%(1980年4月13日関西地区)

新婚さんいらっしゃいは後番組の間つなぎだった?

「新婚さんいらっしゃい」の司会で長年お茶の間を賑わせてきた桂文枝(かつらぶんし)が放送52年目に突入間近の2022年1月7日、番組からの勇退を発表しました。

番組を企画した当時のディレクター・澤田隆治(さわだたかはる)が「ヤングおー!おー!」の司会で人気だった桂文枝(当時は三枝)に「君のギャグを使わせてくれ」と、3ヶ月の予定で司会をオファー。しかし番組が好評を博し、「もうちょっと、もうちょっとということで、ありがたいことに、50年使っていただきました」と勇退会見で振り返っています。

新婚さんいらっしゃいのギネス記録も桂文枝の勇退でストップ

「新婚さんいらっしゃい」は、2015年7月2日に「同一司会者によるテレビトーク番組の最長記録」としてギネス世界記録に認定。桂文枝の最終出演日となる2022年3月27日の放送をもって、この記録もストップします。

2000年頃に一度申請したものの認められず、長い年月を経て「44年127日」の記録でようやく手にした認定証に「僕にとって何よりの勲章です」と目を潤ませた桂文枝。勇退会見で「僕のギャグが残るだけでありがたいし、嬉しい」と、記録停止に対する思いを語っています。

ギネス記録は51年2ヶ月で途絶えますが、「新婚さん、いらっしゃ~い」というおなじみのフレーズは、今後も多くの新婚さんを迎え入れ、様々な爆笑トークを生み出していくことでしょう。

新婚さんいらっしゃいの椅子コケは偶然の産物?

桂文枝の椅子コケにみる芸人魂

「新婚さんいらっしゃい」でおなじみの椅子コケが、2021年3月28日に「新婚さんいらっしゃい! ~イスコケ徹底解剖SP~」として特集されました。

この日の放送によれば、映像が残っている最も古い椅子コケは1977年9月。2代目アシスタントの梓みちよに押された勢いで、椅子ごとコケた時のものでした。このシーンがウケたことに加え、一般人のため強くツッコめない新婚さんへのツッコミ代わりでコケるようになったのだとか。

「雰囲気や相手に合わせるというか、ツッコミのやり方が違うから、一つとして同じコケ方はなかったと思います」と語り、これまでに約1万回コケてきた桂文枝。「スロー椅子コケ」「コケ逃げ」「三点倒立コケ」などバリエーション豊かな椅子コケは、芸人魂から生まれた番組名物といえそうです。

椅子コケを生んだ椅子は超レアアイテム?

桂文枝が使う椅子は、ジョーン・シェパードが3代目アシスタントを務めていた1978年頃からずっと同じもので、海外や地方での収録にも持ち込まれています。

1960年代後半から70年代にかけて製作されたという椅子は、コケた時の転がり方が絶妙なフォルムで椅子コケの必須アイテムに。フレームの補修や生地の張替えをされながら、桂文枝とコケ続けてきました。

勇退会見で椅子について質問された桂文枝は、後任の司会者が使いたいと言えば使ってもらうとしながら「いらないと言われたら、引き取って家宝にしたい」と長年の相棒に愛着を見せました。今後も後任司会者とコケ続けるのか、それとも桂文枝の傍で余生を過ごすのか、椅子の進退も気になるところです。

新婚さんいらっしゃいの後任司会者は?

アシスタントの山瀬まみも卒業へ…後任は?

桂文枝は2021年7月で78歳になり、出会いの形が多様になった新婚さんとのジェネレーションギャップや椅子コケがキツくなったこと、また、司会をオファーした澤田隆治が2021年5月に亡くなり、勇退を決めたとしています。桂文枝の勇退発表後、複数の名前が後任候補に挙がる中、2022年4月から藤井隆が「新婚さんいらっしゃい」の2代目司会者を務めることが決定しました。

2021年8月22日に「新婚さんいらっしゃい」と「パネルクイズ アタック25」のコラボ企画が放送された際、桂文枝直伝の椅子コケを見事マスターした谷原章介(たにはらしょうすけ)も後任候補に挙がっていました。しかし、乙葉とCMで夫婦共演するなど良き夫としての好感度も高い藤井隆は、まさに適役といえるでしょう。

1997年7月から桂文枝と番組を盛り上げてきた7代目アシスタント・山瀬まみも卒業することに。後任アシスタントは、山瀬まみと同じくホリプロタレントスカウトキャラバン出身の井上咲楽(いのうえさくら)に決定しました。

50年以上続いた桂文枝のタイトルコールが聞けなくなるのは寂しいですが、春から新コンビでスタートする「新婚さんいらっしゃい」がどうなるのか楽しみです。

関連記事

ページ上部へ戻る