「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の原作本は?あらすじネタバレキャスト
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」に原作本はない?「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品だった!
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が、11月23日から日本で公開となりました。大ヒット映画「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、「ハリー・ポッター」シリーズとは異なって、原作本は発売されていません。
「ハリー・ポッター」シリーズの著者であるJ・K・ローリングが、映画のために、初めて脚本を書き上げた新シリーズとなっています。しかし、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の主人公は、ホグワーツ魔法魔術学校の教科書「幻の動物とその生息地」の著者ニュート・スキャマンダー。
この教科書「幻の動物とその生息地」は、「ホグワーツ校指定教科書」と銘打って実際に出版されています。「ハリー・ポッター」シリーズにもたびたび登場しているので、ハリポタファンならば、お馴染みともいえるキャラクターですね。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」あらすじネタバレキャスト!舞台はアメリカへ!ニュート・スキャマンダーが死刑に!?
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で描かれるのは、「ハリー・ポッター」シリーズの約70年前の世界で、イギリス・ロンドンからアメリカに舞台を移しています。ホグワーツ魔法魔術学校の教科書「幻の動物とその生息地」を書き上げることになるニュート・スキャマンダーは、1918年から、世界中で、魔法動物の探索を行っていました。
しかし、アメリカを訪れたときに、トランクに詰め込んでいた魔法生物が逃げ出してしまいます。なんとか捕獲に成功するも、ティナという女性にトランクを盗まれて、アメリカ合衆国魔法議会マクーザに持ち込まれてしまうニュート。良かれと思って持ち込んだティナでしたが、ニュートとともに死刑を宣告されてしまいます。
実は、この死刑宣告には、とある人物の陰謀が絡んでいました。そこで、ニュートによって救い出されたティナは、ニュートと団結して真犯人を探し始めるのでした。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のニュート・スキャマンダー役は、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが演じ、ティナことポーペンティナ・ゴールドスタイン役は、「インヒアレント・ヴァイス」のヒロイン役で注目を集めたキャサリン・ウォーターストンが演じています。
そのほか、「マイアミ・バイス」「トータル・リコール」のコリン・ファレルや、「ナショナル・トレジャー」のジョン・ヴォイトなどの豪華キャストも出演。気になる監督は、「ハリー・ポッター」シリーズと同様に、デヴィッド・イェーツが務めています。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」にジョニー・デップ出演!?「ハリー・ポッター」との相関関係は?
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」ジョニー・デップも出演!脇を固めるのは豪華キャスト
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」では、コリン・ファレルやジョン・ヴォイトなどの主役級俳優に加え、「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラーや、「ヘルボーイ」のロン・パールマン、「ダイバージェント」のゾーイ・クラヴィッツなど豪華キャストが脇を固めています。さらに、なんと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ役でお馴染みの個性派人気俳優ジョニー・デップまでもが出演しているというから驚きです。
ジョニー・デップが演じるのは、「ハリー・ポッター」シリーズにも登場したゲラート・グリンデルバルド役。ハリポタのラスボスであり、最強最悪のヴォルデモートが現れるまでは、「歴史上最も危険な闇の魔法使いのリスト」の王座に降臨していた人物でした。「ハリー・ポッター」以前の時代を描く「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」では、ジョニー・デップ演じるゲラート・グリンデルバルドこそが、“最も危険な闇の魔法使い”。映画の鍵を握る重要な役どころとなっています。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」と「ハリー・ポッター」に相関関係はあまりない??
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品であるとはいっても、相関関係はといえば、実はそう多くはありません。
とはいっても、ホグワーツ魔法魔術学校の教科書「幻の動物とその生息地」を基に展開される作品なので、ハリポタシリーズのファンならば、一度は耳にしたことのある魔法動物がたくさん出てきます。
また、「ハリー・ポッター」シリーズの70年前の世界なので、ハリポタの主人公ハリーやロン、ハーマイオニーは登場しません。しかし、映画「ハリー・ポッター」で、マイケル・バーン(老年時代)とジェイミー・キャンベル・バウアー(青年時代)が演じた、闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドは登場します。
原作者のJ・K・ローリングが、「ハリー・ポッターの続編ではない」と語っているように、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、あくまでも新シリーズという位置づけです。「ハリー・ポッター」の正式な続編は、2016年に出版され、舞台化もされた「ハリー・ポッターと呪いの子」の2部作となります。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が日本で2016年実写映画最速記録を更新!デヴィッド・イェーツ監督はJ・K・ローリングを絶賛!
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、現在、日本で大ヒット上映中です。公開からわずか12日で興行収入30億円を突破したという人気ぶりは、あの話題作「シン・ゴジラ」を抜いて、2016年に公開された実写映画の最速記録となりました。
デヴィッド・イェーツ監督は、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の成功の秘訣を、「J・K・ローリングのイマジネーションがあるからこそ」と語っています。続けて、「J・K・ローリングの物語の中には必ず闇があり、そういう恐ろしい要素が、物語自体を豊かで寛容なものにしている」とも語りました。
当初は、3部作を予定していたという「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。しかし、世界中での大ヒットを受けて、すでに5部作にまで伸びることが発表されています。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、「ハリー・ポッター」から派生した物語ですが、魔法動物が活躍するという、「ハリー・ポッター」シリーズにはない魅力があります。
また、魔法学校から飛び出して、主要登場人物の平均年齢があがっていることから、大人でも見やすい作品になっていることも魅力の一つです。さらに、多くの大物キャストが登場するのも、映画ファンには嬉しい要素。J・K・ローリングは、今後のシリーズにもジョニー・デップが登場することを示唆しています。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」もまた、「ハリー・ポッター」のように大人気シリーズとなって、長く親しまれる作品になりそうです。