井田ヒロト「お前はまだグンマを知らない」群馬が舞台のあるある漫画!あらすじネタバレ
井田ヒロト「お前はまだグンマを知らない」群馬が舞台のあるある漫画!ニッチすぎる題材でヒット中!あらすじは?
赤城、妙技、榛名……山に囲まれ、緑の多い群馬県は、インターネット上で「秘境」と揶揄されていたことがあります。それらの言葉を受け流しながら、己を主張せずとも泰然としている、群馬県民。そこに興味を持った井口ヒロトが、群馬県に引っ越した時の体験をもとに描いたのが「お前はまだグンマを知らない」です。
webマンガサイト「くらげバンチ」にて、2013年より配信が開始されました。主人公の神月紀(かみつきのり)は、ある日、グンマ県に引っ越すことになりますが、先に引っ越していた幼馴染からの警告や、ネットから得たネガティブな情報に不安を募らせます。
しかし、真中高校に編入し、グンマ愛溢れる同級生から、上毛かるたや焼きまんじゅうといった文化や郷土の食べ物を教えられ、カルチャーショックを受けながらもグンマに馴染んでいく神月。作中では、トチギ県やイバラキ県との抗争を交えながら、グンマ愛溢れるあるあるネタが展開されます。
井田ヒロト「お前はまだグンマを知らない」ネタバレ!群馬県民の共感度がすごい
井田ヒロト「お前はまだグンマを知らない」は、ご当地あるあるネタ満載の作品で、群馬県民から絶大な支持を得ているといいます。誇張気味のご当地ネタも、オーバーな表現だからこそ笑いを誘い、群馬への愛を感じさせるのだとか。群馬県といえば、空っ風が有名ですが、強く吹き付ける赤城おろしのせいで、洗濯物を干せない、風力発電機械の羽が折れる、といったことは実際に発生しています。
これも、井田ヒロトにかかれば、強風の中で通学する女子高生がアスリート並みに鍛え上げられた太ももを持つというネタに。過酷な通学環境を知ると、涙を誘われつつ(?)も、つい笑ってしまいます。何より群馬県民が一番共感できるネタは、「群馬県民か否かは、上毛かるたで判断する」というネタでしょう。
群馬の歴史や名産などを教えるために作成された上毛かるたは、札に書かれた内容だけで2時間は盛り上がれると豪語する群馬県民も存在するだけに、あながち間違った設定でもないのだ、と頷いてしまいます。
井田ヒロト「グラスホッパー」あらすじネタバレ!性別や年齢、プロフィールは?
井田ヒロトが伊坂幸太郎のヒット作「グラスホッパー」コミカライズを担当!あらすじネタバレ!
井田ヒロトは、伊坂幸太郎のヒット小説で映画化もされた「グラスホッパー」のコミカライズを担当しています。本作の主人公は、妻がひき逃げで死亡し、犯人に復讐するために教職を辞した鈴木です。ひき逃げ犯・寺原の父親が経営する「フロイライン」という会社に契約社員として潜り込みますが、この会社には、臓器売買などを行う裏の顔がありました。
復讐の機会を窺っていた鈴木でしたが、何者かに背中を押された寺原は、車にひかれ、死亡してしまいます。復讐を横取りされた鈴木は、命じられるがままに、「押し屋」と呼ばれる殺し屋を追っていくことに。ついに、普通の家庭で生活しているとみせかけ、実は殺し屋一家で生活している押し屋の槿(あさがお)に迫ります……。「
グラスホッパー」には個性的な殺し屋たちが登場します。しかし、過去に殺してきた人々の声の幻聴に悩まされて苦悩するなど、意外とメンタルは強くなく、深い人間描写に定評のある伊坂作品の空気感を十分に堪能できる作品です。
井田ヒロトはギャグからシリアスまでこなす多才な作家!性別や年齢、プロフィールは?
井田ヒロトは神奈川県出身の漫画家です。生年月日及び、顔出しは一切していません。中学生時代に群馬県高崎市に引っ越したことがあり、その頃の経験が「お前はまだグンマを知らない」のベースとなっています。海外の人から絵をほめられたのをきっかけに漫画家を目指し始めた井田ヒロト。2002年に、「月刊少年ガンガン」月例漫画賞で、4月に「エレキックヘッド」、6月に「ベジタブー☆ワンダブー」がそれぞれ奨励賞を受賞しデビューします。
2003年より「ドラゴンリバイブ」を初連載し、以後は、「戦線スパイクヒルズ」(原田宗典)、「バカが全裸でやってくる」(入間人間)、「グラスホッパー」など、小説を原作としたコミカライズ作品を多く手掛けています。少年誌ではコミカルな作品、青年誌ではシリアスな作品と、掲載誌によって作風を変えることができる器用な人物であるようです。ブ
ログやインタビューから、丁寧な言葉の中にさらっとユーモアを交え、少々とぼけた印象も受けますが、社会情勢に言及するなど、真面目な性格がうかがえます。
井田ヒロト「お前はまだグンマを知らない」まさかの実写化!間宮祥太郎がグンマ―に!
誰も予想していなかったに違いない、「お前はまだグンマを知らない」の実写ドラマ化及び映画化が決定しました!「未開の地」「日本最後の秘境」などとさんざんイジられまくった群馬県ですが、実写化により、県のマスコットキャラクターぐんまちゃんとともに、群馬県の実態を広く知らしめる機会を得ました。
ドラマは、日本テレビにて、2017年3月7日より全4回、漫画を原作としたオリジナルストーリーが展開される予定です。主人公の神月紀を演じるのは、間宮祥太郎。女子学生向けファッション誌「Hana*chu→」の男子読者モデルとして人気を博し、2008年に、日本テレビのドラマ「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」で俳優デビュー。以降は、映画「高台家の人々」で高台和正、ドラマ「ニーチェ先生」で主役の仁井智慧(ニーチェ先生)を演じるなど、数多くの作品に出演してきました。
出身地は横浜市のため、「群馬についてはまだ知らないことが多い」と話している間宮祥太郎ですが、「少しずつ群馬について学び、立派なグンマーになっていければ」と意気込みを語っています。監督は、バラエティ番組を長く担当してきた水野格。脚本は、ドラマ「磁石男」やアニメ「ちびまる子ちゃん」も担当した樫田正剛です。
ドラマ版の他のキャストや、映画化に関する詳細な情報はまだ公開されていませんが、どんな「グンマワールド」が展開されるのか、早くも期待が高まります。群馬県についてよく知らないという方には、原作と合わせて「くらげバンチ」に掲載されている「一分間だけ群馬を語る」がおすすめです。
実はかなり高層な建物だという群馬県庁や、群馬出身の重要人物、関わりのある事件についても言及されているので、より深く群馬を理解することができます。いまだかつてなく群馬愛に溢れた「お前はまだグンマを知らない」を、群馬県に思いを馳せつつお楽しみください。