2022年6月27日 更新
高田純次はペラペラのテキトー男!その語録が実は深かった!
高田純次は本当にペラペラのテキトー男だった!
タレントの高田純次は、芸能人仲間からも、「人の話を聞かない」「テキトーにもほどがある」などと評される、ご存じ平成の「テキトー男」。ハチャメチャながらどこか憎めず、日常と非日常が同居する「テキトー男」高田純次も、2017年1月21日に70歳を迎えました。
浮き沈みの激しい芸能界を、「テキトー男」という唯一無二のキャラクターで長年生き抜いてきた高田純次を尊敬する芸能人は、雨上がり決死隊の宮迫博之や、アンタッチャブル柴田英嗣など、少なくありません。関根勤に至っては、明石家さんまと並ぶ尊敬すべき人物として高田純次を挙げています。高田純次の「テキトー男」は、ビジネスなのか?それとも素なのか?……本当のところは、努力や現状の分析は惜しまないものの、先のことは深く考えない性格のようです。
その経歴を見ると、収入のない劇団在籍中に結婚したり、安定した暮らしを求めて宝飾会社に就職するも、飲み屋で偶然会った昔の演劇仲間に刺激されて会社を辞めて演劇の世界に戻ったり。高田純次は、若い頃から筋金入りの「テキトー男」でした。
高田純次のテキトーすぎる語録が実はものすごく深かった!
高田純次の「テキトー男」という生き方は、半ば憧れの気持ちもこめられつつ注目を集めてきました。そして、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」や、女性誌「an・an」などで組まれた特集や対談に登場するたびに、深い「語録」を残し、人々を感心させています。
「人並み以上の努力をしたかといえば、そんなことはまったくない」とぶっちゃける高田純次。しかし続けて、「ただひとつ、他人よりも少しだけ『楽しく生きよう』と思っていたかもしれません」と、成功した秘密を語っています。努力はしていないと語っているものの、毎日放送の「サワコの朝」では、妻子がいながら会社を辞めて演劇の道へ戻った時は、夜中働き、朝方寝て、午後に劇団の練習といった生活を続けていたと告白しています。
どうやら、本人に自覚があるかはともかく、楽しいことややりたいことを貫くためには、努力も惜しまないのが高田純次流のようです。実際、高田純次の発言に心を動かされる人は多く、ネットでは、高田純次のさまざまな語録がまとめられています。そのいずれを見ても伝わってくるのは、高田純次が「テキトー」でありながらも、「常に前向き」に生きてきた人間であること。そこが実にカッコイイですね。
高田純次が東大受験生に見せた素顔!結婚して娘もいる!
高田純次がバラエティで流した唯一の涙!東大受験生に見せた素顔とは?
高田純次の人気を不動のものにしたのは、1985年に始まったテレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」への出演でした。体当たりレポーターとして暴れまくっていた高田純次は、女子大生に下ネタをふって、韓国政府から5年間の入国禁止を食らったこともあります。あるとき、高田純次は、東大を目指す素人学生を応援する人気企画「勉強して東大に入ろうね会」で、進行役を務めることになりました。ニ浪中の広瀬伸哉という実直な学生にちょっかいを出しては勉強の邪魔をする「お約束」でも人気だったこのコーナー。真剣に勉強に取り組む学生と交流していくうちに、「テキトー男」高田純次との間に奇妙な信頼関係が生まれていきます。そして企画の最大のヤマ場である東大の合格発表の日、東大挑戦者のうち、不合格となってしまったのは、その広瀬伸哉だけ。嗚咽する広瀬伸哉の前に現れた高田純次は、泣きながら詫びる彼を優しく抱き寄せ、静かに涙を流しました。実は、自身も大学受験に2度失敗した経験を持つ高田純次は、広瀬伸哉の悔しさが痛いほど分かったのでしょう。そのシーンが視聴者の深い感動を呼んだことはもちろんですが、珍しく高田純次の素顔が垣間見えた瞬間ともなりました。
高田純次の結婚生活を深掘り!妻と娘はどんな人?
高田純次は、劇団員だった26歳の時に、勢子さんという一般女性と結婚し、2人の娘に恵まれています。日本舞踊の師範免状を持っているという妻は、生活苦の続いた高田純次の劇団員時代を支えました。ちなみに、高田純次は、著書の中で「胸が大きかったから結婚した」と書いています。高田純次の長女である高田祐子は、アパレルブランド「TAGE(タージュ)」のデザイナーとして活躍中です。
国内のアパレルブランド勤務を経て、ロンドン・ミラノ・パリなどで修行した後に、自身のアパレルブランド「TAGE」を立ち上げました。高田純次の娘であることは隠して仕事をしていましたが、高田純次がバラしてしまったとか。次女は、アルバイトなどをしつつ銅版作家をしているそうです。娘が2人とも高い感性の求められる道に進んでいるのは、かつて宝石デザイナーだった高田純次のセンスを受け継いでいるためなのかもしれませんね。
高田純次が帯ドラマ「トットちゃん!」の主要キャストに!妻役は八木亜希子!
バラエティタレントの印象も強い高田純次ですが、コミカルからシリアスまで演じ分ける役者としての活躍ぶりもよく目にします。最近では、TBSの人気ドラマ「重版出来!」で、出版社社長役の演技も記憶に新しいところです。そんな高田純次が、2017年10月から放送が開始されるテレビ朝日系の帯ドラマ「トットちゃん!」に出演することが発表されました。
ドラマ「トットちゃん!」は、1981年に講談社から出版され、国内累計800万部を発行した黒柳徹子の自伝小説「窓ぎわのトットちゃん」をドラマ化するものです。高田純次は、主人公・黒柳徹子の母方の叔父「井上宏」役を演じます。新聞社の経理部に勤めるという役どころですから、「テキトー男」とは真逆のかなりマジメなキャラクターなのでしょう。
黒柳徹子の両親の駆け落ちを応援することになる、井上宏の妻「えつ」を演じるのは八木亜希子。井上夫妻が、主要キャストとして、どのように物語に関わっていくのかが楽しみです。黒柳徹子の幼少期は、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で杏の幼少期を演じて好評を博した豊嶋花が、その両親役は、山本耕史と松下奈緒が演じる「トットちゃん!」。その他にも、竹中直人、佐藤B作、古村比呂、小澤征悦、高岡早紀、凰稀かなめなど、豪華俳優陣の出演が発表されていて、今から話題を集めています。
テレビ朝日の「じゅん散歩」では、相変わらずなテキトーぶりを見せながら、ほのぼのしたレポートを届けてくれている高田純次。4月からは、漫画家の浦沢直樹とパーソナリティを務める「純次と直樹」も始まっているなど、70歳を過ぎて、ますますマルチな活躍を見せています。「テキトー男」が次に挑戦することとは?高田純次からはますます目が離せません。