西村碧莉はスケートボード界の星!4人きょうだいの素顔とは?
西村碧莉はスケートボード界期待の新星!Xゲームズで金メダル獲得の快挙
西村碧莉(にしむらあおり)は、スケートボード界に現れた期待の新星です。2017年7月には、若干15才ながら、世界トップクラスの選手たちが集まるエクストリームスポーツイベントの祭典Xゲームズで、金メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。
スケートボード、通称スケボーは、オリンピックの追加種目に決定していることから、西村碧莉が、中村貴咲らと共に日本代表に選ばれて、2020年に開催される東京オリンピックでメダルを手にする可能性も高くなっています。バーチカルやスラロームなど、さまざまな競技があるスケートボードですが、今回西村碧莉が金メダルを獲得したのは、街中にあるようなベンチやハンドレール(手すり)などを使ってトリックを披露する「パーク/ストリート」と呼ばれる競技です。
Xゲームズでは、大舞台に怖気づくこともなく、デッキ(スケートボード本体)のノーズだけでハンドレールを滑る大技を披露しました。
西村碧莉は4人きょうだい!姉・西村詩音も有力なスケートボード選手
西村碧莉は、3姉妹の末っ子で、下に年の離れた弟もいる4人きょうだいです。父親と2人の姉もスケーターですが、中でも、3才年上の姉・西村詩音(にしむらことね)の腕前もかなりのものだと言われており、西村碧莉は、姉妹で東京オリンピックに出場することが夢だと語っています。3人の素顔についてインタビューを受けた父・西村哲雄は、長女・西村沙菜(にしむらさな)は、スケートボードの研究に熱心で、マイペースな西村家のブレーンだとコメント。
次女の西村詩音は、生まれた時から反抗期なのかと思わせるほど強気な性格であるものの、根性があり、気合でハンドレールに突っ込んで行くタイプのスケーターだそうです。そして三女の西村碧莉については、一番練習をせずポカーンとしているのに、コンテストなどは無難にこなしていると素顔を評しています。
西村碧莉の身長・高校・プロフィール!来歴や戦績は?
西村碧莉の身長やプロフィール!通っている高校は?
西村碧莉は、東京都江戸川区出身で、2001年生まれ。ダイナミックなトリックを見ると背もそれなりに高そうに思えますが、実際は、身長158cmとごく平均的。スケートボードを始めたのは、小学生になった2008年からで、地元の区立松江第一中学校を卒業した西村碧莉は、通信制の第一学院高等学校の四谷キャンパスに進学。現在は、現役女子高生ながら、プロスケーターとして多くのスポンサーを持ち、マネジメントはムラサキスポーツが担当しています。
西村碧莉の輝かしい戦績を公開!
2008年、7才になってスケートボードを始めた西村碧莉は、2012年に、AJSA(日本スケートボード協会)が開催する全日本アマチュア・スケートボード選手権のレディース部門で優勝しました。当時は、まだ小学5年生でした。その後も、2014~2015年に同大会で連覇を遂げ、2016年には、Xゲームズや、スーパークラウンワールドチャンピオンシップに出場するなど戦いの場を世界へ。
2017年に入ってからは次々と快挙を見せており、日本ローラースポーツ連盟が主催する日本スケートボード選手権に出場してストリート女子部門で優勝したほか、Xゲームズでも金メダルを獲得するなど、輝かしい戦績を積み重ねています。その勢いは誰にも止められません。
西村碧莉が西村詞音と目指すのは姉妹そろって東京オリンピック出場!コカ・コーラCMにも出演
2017年に、日本コカ・コーラ社とパートナーシップ契約を結んだ西村碧莉は、7月から放送されているCMに、姉・西村詩音と共に出演中です。このCMは、他にも、水泳の北島康介や、スポーツクライミングの白石阿島も出演しています。撮影後のインタビューで、初めてのCM撮影について聞かれると、西村碧莉は「すごく緊張した」、西村詩音は「ちょっとだけ」と答えるなど、性格の違いをうかがわせた2人。
東京オリンピックの競技種目にスケートボードが追加されたことについては、2人とも「正直驚いた」ものの、出場して「記憶に残るようなランを披露したい」と力強いコメントを残しています。将来の夢は、もちろん「2人でオリンピックに出場すること」。その後は、「ロスに移住したい」とか。どうやら、スケートボードが上達する環境が整っている場所で生活したいと考えているようです。
東京オリンピック出場に向けては、さらなるスキルアップが必要だと考えている西村碧莉と、怪我の手術後のリハビリ中で、足を万全な状態にすることが第一だと言う西村詩音。それぞれ異なる性格や状況ながらも、共通の高い目標に向かって、時に競い合い、時に励まし合う関係であることが伝わってきます。
姉より先にXゲームズで結果を残すこととなった西村碧莉は、優勝したにもかかわらず、「出し切れていない部分があった」と反省しきり。さらなる成長が見込めるとは、頼もしい限りですね。今後も姉妹で切磋琢磨しながら成長を続け、3年後の東京オリンピックで最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。