「ネト充のススメ」は新感覚非リア充漫画!元ネタはあの人気ゲーム?長期休載の理由とは

「ネト充のススメ」は新感覚非リア充漫画!ゲーム世界とリアル世界がリンクする?あらすじネタバレ

「ネト充のススメ」は新感覚非リア充漫画!ニート女子がイケメン男子に!あらすじは?

漫画「ネト充のススメ」は、現実世界を捨て、オンラインゲーム(MMO)の中に生きる道を見出した、とある女性の物語。リアル、つまり現実世界が充実している人をリア充と呼ぶのに対し、ネット世界での生活が充実している人をネト充と言います。盛岡森子は30歳。三次元の世界を糞くらえと嫌悪し、11年間働いて貯金をして隠棲。ネットゲームの世界に生きる道を見出した、脱サラニートです。

ゲームの中では、爽やかイケメン林として活動していますが、ニートであることを隠しているため、21歳大学生という設定。ゲームの世界で、カッコよくて爽やかな外見のキャラクターを自身で動かし、それらしく振る舞うことを楽しみとしていました。初心者冒険者の森子こと林は、ゲーム内で困っていたところを、上級冒険者の可憐な少女リリィに助けられます。

この出会いがきっかけで、ギルド「@家パーティ」に所属することに。同時に、現実世界でも、コンビニで買い物をしていた時、金髪イケメンとぶつかってしまうというアクシデントに見舞われました。こうして、引きこもり生活を満喫していた森子は、2つの出会いをきっかけに、リアルと現実の人間関係が交差していくことになります。

「ネト充のススメ」ゲーム世界とリアル世界がリンクする?ネタバレ!

「ネト充のススメ」は、数多くのオンラインゲームの中でも、大規模多人数でプレイすることを楽しみとするMMORPG、通称MMOの世界とそのプレイヤーを描いた作品です。プレイヤーたちは、ネット上に造られた仮想世界でキャラクターになりきって生きることを楽しみとしています。

MMOは、プレイヤー同士でコミュニケーションが取れるチャットツールが充実しているのが特徴の1つ。キャラクターの中の人、つまりプレイヤー同士が交流を深めていくことで、ゲーム世界での生活も広がっていきます。森子は、プレイしているMMO「Randgrid On-line」の中でリリィと出会いましたが、同時期に、リアルの世界でも金髪イケメン男性と出会いました。

実はこのイケメン男性・桜井優太は、リリィの中の人。コンビニ店員の大学生・藤本和臣は、ギルドマスター・カンベの中の人だったりと、森子の周辺には、「Randgrid Online」で出会った人たちがリアルに登場するという展開に。あり得ない状況だからこそ展開されるラブコメ展開が、笑いを誘います。

「ネト充のススメ」元ネタはあの人気ゲーム?長期休載の理由とは

「ネト充のススメ」と似ているとの声が続出!元ネタはあの人気ゲーム

「ネト充のススメ」では、「COMIGAME」というサイトが運営している「Randgrid On-line」というゲームが主な舞台となります。剣と魔法が登場する洋風ファンタジーな世界観を持っていますが、モチーフとなっているMMOは複数あり、さまざまな要素を取り入れながらゲーム「Randgrid On-line」の世界観を作っているようです。

中でも、メインとなっているのは人気MMO「マビノギ」と「ラグナロクオンライン」。戦闘がメインではなく、それ以外の生活を充実させるという要素が多いところは、「マビノギ」を参考にしているのではと推測されています。「ラグナロクオンライン」は、職業を強化していく転生システムや、露店、倉庫といった細かいシステムが似ているとのことです。

両者に共通している要素として、結婚システムが挙げられますが、これは文字通り、ゲーム中でプレイヤー同士が結婚できるというもの。当然、リアルな恋愛に発展するケースもあります。「ネト充のススメ」でラブコメ要素が強いのは、この結婚システムがあるからとも言えるでしょう。

「ネト充のススメ」が長期休載の理由とは?作者・黒曜燐の体調不良が心配

「ネト充のススメ」は、漫画アプリ「comico」に連載されている作品です。2013年10月16日より掲載が開始され、2014年12月に単独アプリ化。メディアファクトリーより発売されているコミックスの既刊は2巻ですが、2015年7月に休載が発表され、以降2017年現在まで連載は再開されていません。

休載のお知らせは、自身のブログ上でもなされていますが、理由は体調不良。連載中から体調を崩しがちで、連載を続けられる状態ではなくなり、休載に至ったと明かしています。結末までは考えているので完結を目指すという言葉はあるものの、フルカラー作品を週に1度更新するというハードスケジュールに加え、コミック化に際してのリメイク作業なども大きな負担になっているようです。

作者の黒曜燐は、10月16日生まれ、静岡県出身の女性。詳しいプロフィールは掲載されていませんが、一般企業を退職後、イラストレーターとして活動しており、漫画は趣味として描いていたと言います。「comico」からオーディションへの誘いがあり、スケジュールが空いていたこともあって、「ネト充のススメ」1話を描いて応募。選考に通ったことから、本格的に連載することになりました。社会人時代はネト充ライフを楽しんでいたため、作品にもその頃の経験が生かされているそうです。

「ネト充のススメ」ニート女子のネトゲライフがアニメ化!キャストは?

オンラインゲームとリアルが交差するラブコメディ「ネト充のススメ」のアニメ化が決定しました。放送は、2017年10月9日TOKYO MXにて、25時40分より放送開始となっています。情報まだ発表されていませんが、動画サイトなどでの配信も予定されているようです。

監督を務めるのは、柳沼和良。アニメーターとして活躍し、1988年「AKIRA 劇場版」の作画や、「BECK」の絵コンテ&演出など、多くの作品を手掛けてきました。2001年に、「月夜の暁に」の監督を務めています。シリーズ構成を担当するふでやすかずゆきは、2015年「ご注文はうさぎですか?」のシリーズ構成や脚本を担当。

2016年「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」、2014年から放送が続く「プリパラ」シリーズなど、大人向けの作品から子供向けの作品まで、幅広く手掛けています。アニメーション制作は、2015年「探偵チームKZ事件ノート」や、2017年劇場アニメ映画「ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜」を制作した「シグナル・エムディ」が担当です。

気になるキャストですが、現実世界とゲーム世界のキャラクターの性別が違うこともあり、別々にキャスティングされているのも、本作の面白いところ。現実世界では女性である盛岡森子役は、柔らかな声が特徴で、色気のある大人の女性も演じるなど、幅広い演技力が魅力の能登麻美子。

2005年「地獄少女」閻魔あいや、2009年「君に届け」黒沼爽子など、数多くのキャラクターを担当してきた実力者です。森子が現実世界で関わることになってしまうイケメン男子・桜井優太役は櫻井孝宏。2006年「コードギアス 反逆のルルーシュ」枢木スザク、2013年「有頂天家族」下鴨矢三郎、2015年「おそ松さん」松野おそ松などを担当するなど、絶大な人気を誇っています。

他にも、優太の後輩・小岩井誉役に前野智昭、コンビニ店員でゲーム世界でも関わりのある藤本和臣役に寺島拓篤が出演。ネット世界で森子が操作するイケメン戦士・林は、2016年頃にデビューしたばかりの新人声優・鈴木崚汰が担当。優太のキャラクターであるリリィは、同じく今注目を集める新人女性声優の上田麗奈が演じます。

アニメ公式サイトには、オンラインゲーム用語も掲載されているなど、より作品の雰囲気を楽しめる仕様になっている点も要チェックの「ネト充のススメ」。気になるのは、原作の続きですが、ひとまずアニメで展開されるネト充生活を楽しみましょう。

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