「不能犯」松坂桃李主演で実写映画化!漫画のあらすじネタバレ

「不能犯」松坂桃李主演で実写映画化!漫画のあらすじネタバレ

「不能犯」松坂桃李主演で実写映画化!原作漫画あらすじ

「不能犯」は、宮月新原作、神崎裕也が作画を担当する漫画です。2018年に、松坂桃李主演で実写映画化されることが発表され、今、注目を集めています。「不能犯」は、集英社「グランドジャンプ」にて、2013年より連載を開始。コミックスは、2016年11月現在で4巻になります。

電話ボックスの裏側に、連絡先を貼っておくと、殺し屋に会うことができる……そんな都市伝説を現実にするのが宇相吹正(うそぶきただし)です。宇相吹は、実証不能な手口で殺人を行う殺し屋。数々の不審死の容疑者として浮上するものの、絶対に証拠が挙がりません。

宇相吹は、「思い込み」で人の命を奪うことができます。宇相吹の赤い瞳に見つめられた者は、現実を正しく認識する能力を奪われ、死を迎えてしまうのです。宇相吹の能力で、上司を殺された刑事・多田の存在も絡めながら、一話完結のオムニバスストーリーが展開されます。

「不能犯」宇相吹の殺しの手口をネタバレ!人間の思い込み能力がすごい

「不能犯」の主人公であり殺し屋である宇相吹正。彼の赤い瞳で見つめられた者は、さまざまな「思い込み」に囚われ、命を奪われます。たとえば、宇相吹が舐めた部分には毒が仕込まれると思い込ませることに成功すれば、ただ舐めただけの皮膚が、実際に腫れ上がるという反応を引き起こします。

娘は死んでいないと思い込んでいれば、父親の中でだけ娘は生き続け、ただのコーヒーも、宇相吹が「毒が入っていた」といえば、そう思い込んだ被害者にとっては、たちまち毒入りコーヒーに早変わりしてしまう……。宇相吹に殺しを依頼する人は、さまざまな事情を抱えていますが、善良なだけの人間ではありません。

それぞれの心に闇を抱えています。宇相吹が、なぜ彼らの依頼を受け、人を殺しているのか?作中では、「人間は脆いと証明するため」と発言している宇相吹ですが、本当の目的は判明しておらず、「不能犯」最大の謎となっています。

「不能犯」作画は漫画家・神崎裕也!代表作は「ウロボロス・警察ヲ裁クハ我ニアリ」

「不能犯」作画担当は漫画家・神崎裕也!経歴は?

「不能犯」は、2人で描かれています。原作は、宮月新。心理戦や、催眠術をテーマとした作品を得意とする漫画原作者です。作画を担当しているのは、神崎裕也。2001年に集英社「第5回ヤングジャンプ月例MANGAグランプリ」で、「ツキノマホウ」が、佳作及び月間ベスト賞を受賞したことがきっかけでデビュー。

読み切り作品をいくつか発表後、2005年発表の「亜熱帯ナイン」が初連載作品となりました。2009年より、新潮社「週刊コミックバンチ」で、「ウロボロス・警察ヲ裁クハ我ニアリ」を連載。掲載誌が休刊した後は、「月刊コミック@バンチ」に移籍し、連載が続けられています。

サスペンスものを得意とする神崎裕也ですが、師匠と仰ぐ漫画家は、「華麗なる食卓」作者のふなつ一輝と、「怨み屋本舗」の栗原正尚。絵柄や作風などを尊敬しているらしく、ブログやTwitter上で、時折コメントを寄せています。

「不能犯」作画・神崎裕也の代表作はドラマも人気「ウロボロス・警察ヲ裁クハ我ニアリ」

「不能犯」の作画を担当している漫画家・神崎裕也の代表作といえば、「ウロボロス・警察ヲ裁クハ我ニアリ」です。物語は、孤児だった小学生の龍崎イクオと段野竜哉の一番大切な人、柏葉結子が何者かに殺されてしまうところから始まります。

あらすじは、逃げていく犯人の姿を見た2人が、警察に証言しようとするものの、警察関係者に脅され、事件は迷宮入りに。大人になったイクオは警察官、竜哉は松尾組の若頭となり、それぞれの場所で、復讐のため、事件の真相を追っていきます。犯人「金の時計をした男」と結子との関係や、警察内部の人間関係が複雑に絡み合い、どんどんと深まっていく謎に加え、イクオ、竜哉の絆の強さが、「ウロボロス・警察ヲ裁クハ我ニアリ」の見どころです。

2015年1月よりTVドラマが放送されたときには、龍崎イクオを生田斗真、段野竜哉を小栗旬が演じています。生田斗真は原作ファンだったため、「竜哉は小栗旬に演じてほしい」と漫画を渡し、小栗旬が了承した、という逸話も知られています。

「不能犯」実写映画化が決定!松坂桃李が演じるのは黒スーツのダークヒーロー!?

「不能犯」とは、実証困難な手口で殺しを請け負っている宇相吹正を主人公としたサイコサスペンス。いよいよ、2018年に実写映画化されることが発表されました。宇相吹は、数々の不審死を調べると、必ず容疑者として浮上してくるという謎の男。

実証不能な手口で殺しを行う、通称「不能犯」である宇相吹を、松坂桃李が演じます。松坂桃李は、1988年10月17日生まれで、神奈川県茅ケ崎市出身です。2008年に、「チャレンジFBモデル2008オーディション」でグランプリを受賞した後、雑誌「FINEBOYS」の専属モデルとして芸能活動を開始しました。

一躍名を知られるきっかけとなったのが、2009年に放映開始された、第33作目となるスーパー戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」のレッド、志葉丈瑠役です。2012年には、NHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」にて、堀北真希演じる梅子の幼馴染にして、結婚相手となる安岡信郎を好演しました。

大河ドラマ「軍師官兵衛」では、黒田官兵衛(如水)の息子である黒田長政を演じている松坂桃李。2012年公開の映画「ツナグ」や、2015年公開の人気作「図書館戦争 THE LAST MISSION」に手塚慧役で出演するなど、注目作品に登場しては、そのたびみ高評価を得ています。

今やテレビで見ない日はないというほど人気の松坂桃李ですが、「不能犯」では、初めてのダークヒーローとなる宇相吹正を演じます。「ヒーローも悪役も演じたことはあるものの、その両方を併せ持つ宇相吹のような役は初めて」と語る松坂桃李。「原作の魅力を引き継ぎつつ、もう1つの「不能犯」としてお送りできれば」と、その意気込みを語っています。

実写版「不能犯」の監督は、映画「貞子vs伽椰子」などで知られる白石晃士ですから、暗くも魅力ある作品が期待できそうです。2018年とは少し先ですが、人を自在に「思い込ませる」宇相吹がスクリーンに登場する日を待ちましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る