寛一郎は名優・佐藤浩市の息子だった!俳優デビューに父親の思いは?
寛一郎は名優・佐藤浩市の息子だった!母は女優の広田亜矢子
新人俳優・寛一郎(かんいちろう)の父親は、日本を代表するベテラン名俳優の佐藤浩市です。当然のことながら、祖父は、昭和の大スター俳優、三國連太郎。父親である佐藤浩市は、1986年にモデルの女性と結婚しましたが、3年後に離婚。1993年に、広田レオナの従妹である女優の広田亜矢子と結婚し、寛一郎が誕生しました。
佐藤浩市と広田亜矢子の夫婦仲は良く、映画のイベントでは、広田亜矢子が佐藤浩市にあてて書いたサプライズの手紙が発表され、感動のあまり号泣したというエピソードが残されているほどです。仲睦まじい両親から、それぞれの俳優のDNAを受け継いでいる寛一郎の演技力はいかほどなのか、世間の注目は高まるばかりです。
寛一郎の俳優デビューに父親・佐藤浩市の思いは?
寛一郎が俳優を目指そうと決めたのは、17~18歳の時でした。決意の気持ちを父親の佐藤浩市に伝えた時に返ってきた言葉は、「そうか」の一言だったそうです。実は、佐藤浩市が三國連太郎に俳優になることを伝えた時に返された言葉も、同じだったと伝えられています。
今でこそ名優との呼び名も高い佐藤浩市ですが、かつては「三國連太郎の息子」としか言われない不遇の時期もありました。役者として認められず悔しい思いをする中で、名優の息子が親と同じ道に進むことの難しさや厳しさを、いやというほど思い知らされてきた佐藤浩市。
現在まで、息子の寛一郎についてのコメントなどは発表していませんが、覚悟を持った息子を応援しつつも、自分と同じ思いをするかもしれないと複雑な心境を抱いているかもしれません。
寛一郎のプロフィール!デビュー映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」あらすじキャスト!
寛一郎の詳しいプロフィールが知りたい!
寛一郎は、本名を佐藤寛一郎と言います。本名では漢字5文字と長いので、寛一郎という芸名にしたようです。1996年8月16日生まれで、出身地は東京。身長182cmで、体重60kgと、恵まれた体格をしています。幼稚園から高校まで、一貫して成城学園に通っていた寛一郎は、成城学園高校を卒業後、アメリカのロサンゼルスに短期留学。
帰国後に俳優活動を開始し、2016年に撮り終えた瀬々敬久監督による映画「菊とギロチン~女相撲とアナキスト~」にも主要キャストの1人、古田大次郎役として出演しています。
寛一郎の出演映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」あらすじキャスト!
寛一郎も出演することが発表されている映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、東野圭吾の感動長編小説が原作です。あらすじをご紹介。悪事を働いた若者3人が逃げ込んだ古い家。そこは、かつて人々の悩み相談を行っていた店主が営む雑貨店でした。すでに廃業中の雑貨店ですが、シャッターに設けられた郵便口から、突然、悩み相談の手紙が落ちてきます。3人は戸惑いつつも、亡くなったらしい店主に代わって返事の手紙を書きました。
そうする中で、次第に明らかになってきたのは、雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係で……。寛一郎が演じているのは、3人組のうちの1人である幸平で、残りの2人、主人公の敦也を山田涼介が、翔太を村上虹郎が演じます。物語の鍵を握る雑貨店店主の浪矢雄治役にキャスティングされたのは西田敏行。他にも、尾野真千子や、相談者の1人である林遣都のほか、成海璃子、門脇麦、萩原聖人ら豪華な顔ぶれとなっています。
寛一郎が人気アニメ「ここさけ」の実写版に出演!三世俳優のプレッシャーはいかほど?
寛一郎は、「菊とギロチン」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」に続いて、人気アニメ「心が叫びたがっているんだ」の実写映画にも出演しました。「心が叫びたがっているんだ」は、通称「ここさけ」と呼ばれているアニメ映画。2015年に、「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」審査委員会推薦作品に選ばれるなど、高く評価されている作品です。
あらすじは、「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命された高校生の坂上拓実。一緒に任命されたのは、言葉を封印された少女・成瀬順と、野球部の元エース・田崎大樹、チアリーダー部の優等生・仁藤菜月の3人で、それぞれが「心に叫びたいこと」を抱えていました。交流会の出し物がミュージカルに決まると、皆が乗り気でない中、話せない順が、気持ちを歌に乗せて伝えようと一生懸命に歌い始めます。その姿に励まされ、やる気を出すメンバーですが、果たして、彼らの心の叫びは伝わるのでしょうか?
主演の坂上拓実役はSexyZone中島健人、ヒロイン成瀬順役は朝ドラ「べっぴんさん」の演技も好評だった芳根京子が演じました。仁藤菜月役が石井杏奈で、寛一郎が演じたのは田崎大樹役です。アニメ版では、他の3人に比べ頭1つ飛び出す高身長で、元エースらしく坊主頭のキャラクターですが、若者特有の繊細さが見事に表現されています。
寛一郎は、出演作品の公開が何本か控えているものの、ほとんど無名の新人と言っても過言はありません。祖父に三國連太郎、父に佐藤浩市と、これ以上ないほど偉大な名優の血を受け継いでいるとあって、プレッシャーも相当あることでしょう。
そうした現実について、「親のことを言われるのは正直嬉しくはないが、注目されるのはありがたい」と語っている寛一郎。彼のコメントを見る限り、すべてを乗り越える覚悟はできている様子です。名優の血を後世に受け継ぐという意味でも、今後の息の長い活躍が期待されます。