上原ひろみは世界で喝采を浴びるジャズピアニスト!ハープ奏者とのデュオが熱い!

上原ひろみは静岡が生んだ世界に誇るジャズピアニスト!影響を受けたアーティストとは?

上原ひろみは世界で喝采を浴びるジャズピアニスト!静岡からバークリー音楽大学へ進学

上原ひろみは、世界中で喝采を浴びるジャズピアニスト。髪を振り乱し、全身で音を奏でているようなエネルギッシュな演奏スタイルも有名です。1979年3月26日、静岡県で生を受けた上原ひろみは、6歳からヤマハ音楽教室にてピアノと作曲を学び始めました。

彼女がジャズと出会ったのは8歳の時。音楽教師宅でジャズレコードを聴いた上原ひろみは、そのままジャズへと傾倒していきます。1995年に、地元静岡の静岡県立浜松北高等学校国際科へ入学した頃には、ジャズのみならず、ロックにも興味を持ち始めたそうです。

翌年に17歳になると、アメリカ出身の超大物ミュージシャンのチック・コリアと共演を果たすなど、その才能は、早くから世界で注目され続けてきました。そんな上原ひろみがジャズピアニストとして世界へ羽ばたいていくきっかけとなったのは、20歳の時に、ヤマハの音楽支援制度で奨学金を得たことでした。法政大学法学部を中退した上原ひろみは、アメリカのバークリー音楽大学へ留学。ここから真の快進撃が始まりました。

上原ひろみが影響を受けたアーティストとは?

上原ひろみは、バークリー音楽大学を首席で卒業するのを目前に、2003年4月22日、テラーク・インターナショナル・コーポレーションとレコード契約を結びます。テラーク・インターナショナル・コーポレーションは、アメリカのジャズの名門であり、上原ひろみは「Another Mind」で世界デビューを果たしました。スタンダードジャズにこだわらず、ロックやファンク、パンクなど、幅広い音楽要素を組み込んだ上原ひろみの奏でるジャズは、世界中で喝采を浴びることになります。

2011年には、自身がメンバーとして参加したアルバムで、第53回グラミー賞の「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞。2013年には、日本人としては初のニューヨーク「ブルーノート」での9年連続6日間公演の偉業を成し遂げています。

このように、世界中のジャズ通をも唸らすジャズピアニスト上原ひろみの類まれなる豊かな感性は、さまざまなアーティストから影響を受けて育まれてきました。まずは、彼女のピアノの基礎となったクラシック音楽の音楽家たち。そして、上原ひろみと同じくジャズピアニストであるエロル・ガーナーです。

名曲「Misty」の作曲者としても知られる彼は、「ビハインド・ザ・ビート」と呼ばれる独自のトリッキーなサウンドが特徴です。小学生だった頃、特にこのエロル・ガーナーに熱中していた上原ひろみにとって、後の世界的な飛躍に大きな影響を与えた人物であることは間違いありません。

上原ひろみと夫・三原康裕(ミハラヤスヒロ)の馴れ初めや結婚生活は?レキシとスペシャルコラボ!

上原ひろみの夫はデザイナーの三原康裕(ミハラヤスヒロ)!結婚式がオシャレすぎる

現在はニューヨークを活動拠点としている上原ひろみの夫は、ミラノコレクションに参加した経歴を持つデザイナーの三原康裕(ミハラヤスヒロ)です。2007年に結婚した2人の馴れ初めは、三原康裕のファッションショーでの共演でした。お互いの才能に惹かれ合った上原ひろみと三原康裕が結婚式をしたのは、東京・丸の内にあるライブ・レストラン「COTTON CLUB」です。

「COTTON CLUB」と言えば、1920年代のニューヨークで数々のスターを輩出した有名なナイトクラブの名前ですが、その黄金期を再現した店内を会場とするあたり、さすがは国際的に活躍する2人と言えるでしょう。結婚式では、ウエディングドレス姿の上原ひろみがピアノを弾くという、オシャレすぎる演出も飛び出したと伝えられています。

上原ひろみとレキシがスペシャルコラボ!きっかけはジャズバー!

上原ひろみとレキシのスペシャルコラボライブ「レキシVSオシャレキシ」が、2014年12月に開催されました。歴史関連のキーワードを巧みに用いたユニークなメロディを創り出すレキシ(池田貴史)とコラボして、上原ひろみがオシャレキシとしてライブを開催するに至った経緯は、行きつけのジャズバーが同じという接点から。当時は、まだライブ活動を広く行っていなかったレキシに、「どんな音楽をやっているの?」と、上原ひろみが声をかけたことが始まりでした。

ライブ「レキシVSオシャレキシ」では、「きらきら武士」や「狩りから稲作へ」「年貢 for you」など、レキシの人気曲を多数コラボした2人。レキシのマニアックな世界観と、世界で人気を集める上原ひろみのピアノという奇跡のコラボは、大成功を収めました。

上原ひろみとハープ奏者エドマール・カスタネーダのデュオが熱い!

上原ひろみのニューアルバム「ライブ・イン・モントリオール」には、コロンビア出身のハープ奏者エドマール・カスタネーダとのデュオが録音されています。ジャズはもちろんのこと、クラシックからロックまで、ジャンルを軽々と跳びこえて、世界中のさまざまな音楽や楽器に関する幅広い知識を持つ上原ひろみですが、ハープは未知の楽器でした。

しかも、エドマール・カスタネーダの弾くハープは「アルバ」と呼ばれる南米のハープで、クラシックのハープよりも形は小さいものの弦の数は多いという特殊な楽器。一般的にハープと聞くと、クラシック音楽の中の流れるような美しい音色を思い浮かべるものですが、エドマール・カスタネーダの奏でるハープは違います。上原ひろみ曰く、「まさにパッションとリズム。超絶技巧だし、鈍器で殴られたような衝撃を受けた」とのこと。いかに彼のことを高く評価しているかが分かります。

これまでもロックやファンクなど異ジャンルのミュージシャンと積極的に交流し、今度は南米ハープのアルバと自身の音楽を融合させることに成功した上原ひろみ。クラシック音楽から学び、ジャズの世界へ。さらにさまざまなジャンルの音楽へと、型にはまらない柔軟な感性を持つジャズピアニストとして、上原ひろみは、これからも世界中で喝采を浴び続けることでしょう。

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