萩原聖人の麻雀の腕前は日本プロ麻雀連盟初代会長お墨付き!出演したTVドラマや映画、声優作品は?
萩原聖人の麻雀の腕前は日本プロ麻雀連盟初代会長お墨付き!麻雀向きの性格とは?
萩原聖人(はぎわらまさと)は、数々のTVドラマや映画で活躍している演技派俳優です。麻雀好きが高じて、雀士の肩書も持っています。1995年の「第6回麻雀最強戦各界雀豪大会」で優勝した萩原聖人は、1999年には「New Wave Cup」でも優勝し、麻雀の腕前が伝説級であることを世間に印象付けました。
その後も各大会で優勝を飾るなど、雀士として快進撃を続ける萩原聖人のことを、日本プロ麻雀連盟の初代会長である小島武夫はこう評しています。「気分屋である」。麻雀は、降りる時と攻める時の緩急や判断力、そして周りのペースに惑わされない反面、周りに合わせて自分のスタイルを変えることが必要とされます。
何かに固執しない「気分屋」という性分と、俳優には欠かせない柔軟性を兼ね備えている萩原聖人は、プロの目から見てもまさに麻雀向きの性格の持ち主のようです。
萩原聖人が出演したTVドラマや映画、声優作品は?
近年はナレーターとしての仕事もこなしており、声優としても成功をおさめています。2005年から日本テレビ系の深夜枠で放送されていたアニメ「闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~」では、主人公の天才博徒アカギの声を担当していた萩原聖人。同じくアニメ「逆境無頼カイジ(第1期)」でも、声優として、主人公のカイジを好演しています。
俳優としては、名だたる映画賞を受賞してきた実力派と言える萩原聖人は、重い精神障害がある人物を鬼気迫る演技で魅せた1995年公開の映画「マークスの山」で、日本アカデミー賞「優秀助演男優賞」を受賞しました。また、1997年公開の映画「CURE」でも同賞を受賞しています。
テレビドラマでの活躍もめざましく、ダニエル・キース著の「アルジャーノンに花束を」をドラマ化した作品では、脇役ながらも味のある演技で作品をピリッと引き締めました。
萩原聖人の仕事を激減させた逮捕騒動とは?和久井映見との離婚理由、現在の彼女は?
萩原聖人の仕事を激減させた逮捕騒動とは?父や母、生い立ちは?
1971年8月21日、神奈川県出身の萩原聖人は、3歳の時に両親の離婚を経験し父に引き取られますが、小学4年生の時に父が他界してしまいます。その後は父方の祖父母に育てられ、定時制高校を中退してアメリカに短期留学している最中に俳優の仕事に興味を持ち始めました。
子供時代を母と過ごすことのなかった萩原聖人が、母と再会したのは成人してからです。短期留学から帰国した後に、母が経営しているバーで手伝いをしていたという萩原聖人。そこへ、人気ドラマ「あぶない刑事」のキャスティングスタッフが飲みにやって来てスカウトされたことから、1987年に同作に端役として出演することになり、俳優への道を歩み出しました。
1988年には若手俳優の登竜門でもあった武田鉄矢主演の人気学園ドラマ「3年B組金八先生」の第3シリーズに田中義一役で出演。この時の共演者には、浅野忠信や森且行、菊池健一郎らがいました。萩原聖人が本格的にブレイクしたのは、1990年にTBS系で放送されたドラマ「はいすくーる落書」です。順調な俳優人生を送っていた萩原聖人に、衝撃の事件が起こったのは1993年でした。
小田急中央林間駅で発生した、暴行事件の原告側が「萩原聖人が犯人に似ている」と主張するという出来事が起こります。確かなアリバイがあった萩原聖人ですが、アリバイを証明できる女友人に迷惑をかけられないと名前を公表しなかったことが災いし、逮捕騒動にまで発展したことで仕事が激減。長き渡った裁判が終わったのは1998年で、潔白は立証されたものの、移り変わりの厳しい芸能界で仕事をしていく上では大きな痛手となってしまいました。
萩原聖人と和久井映見の離婚原因は女性関係?現在の彼女は?
萩原聖人と清純派女優として人気だった和久井映見は、1995年のドラマ「夏子の酒」での共演をきっかけに交際に発展し、1995年11月に電撃結婚しています。1990年代のテレビドラマシーンを引っ張っていた俳優同士の結婚は衝撃的でしたが、裁判騒動も乗り越えて、1999年には息子が生まれるなど、結婚生活は順風満帆のように見えました。
しかし、裁判で勝訴を勝ち取ったときには涙を流して喜び合ったという萩原聖人と和久井映見には、ドラマや映画の撮影後に雀荘に泊まり込んだ萩原聖人が帰宅しない日があるなど、少しずつ不仲が噂されるようになっていきます。2002年に別居した後も、萩原聖人が妻子を迎えに行くことはなく、女性が自宅を出入りしていたところを週刊誌にキャッチされるなど、2003年、萩原聖人と和久井映見は離婚しました。
週刊誌が報じたことで、萩原聖人の現在の彼女が明らかになったのは2012年のことです。お相手は声優の藤村知可。萩原聖人も交際を認めており、交際は順調に続いているようです。
萩原聖人がナイロン100℃の25周年記念公演に華を添える!舞台「百年の秘密」の役どころは?
ナイロン100℃の25周年記念公演「百年の秘密」が東京・下北沢の本多劇場で2018年4月7日から上演されるにあたり、萩原聖人が客演します。舞台「百年の秘密」は、2012年に初演された作品です。タイトル通り、百年の壮大なストーリーを約3時間半にまとめた舞台は業界人からの評価も高く、2018年に再演が決まりました。
楡の木を囲むように建つ館に住む、ベイカー一族の百年にわたる栄枯盛衰を紡ぐ舞台「百年の秘密」の醍醐味は、俳優の演技の幅の広さを間近に感じられるところでしょう。
芝居の冒頭では学生だった犬山イヌコ演じるティルダは、成長して結婚し、やがて子宝に恵まれ母となり、老いて死んでいきます。
このように、俳優それぞれが、子供時代から老人になるまでを演じ分けている舞台「百年の秘密」で萩原聖人が演じるのは、ベイカー家の長男エース(大倉孝二)の親友カレル。これまでにもナイロン100℃の舞台や、主宰するケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)演出舞台に立った経験のある萩原聖人が、どのように華を添えるのかも楽しみです。
映画やドラマはもちろんのこと、近年は、舞台や声優、ナレーターなどさまざまなフィールドで活躍している萩原聖人。「演じる」ことを軸に多様な媒体を行き来することで、その演技力はさらに磨かれていくに違いなく、50代、60代とキャリアを重ねていく様子が楽しみな俳優の1人です。