ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のあらすじ!登場人物の相関図は?
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」は大統領を目指す下院議員を描いたドラマシリーズ
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」は、動画配信サービスNeflixで2013年から配信中のアメリカのテレビドラマです。主人公は、アメリカ大統領の座を狙う下院議員フランクことフランシス・アンダーウッド。ホワイトハウス入りが自分のプラン通りにいかなくなると、記者に嘘の情報を流させたり、現職大統領の資金洗浄を暴いたりするなど、あの手この手を駆使してついに大統領の座を手に入れます。
しかし、キャリア志向の強い妻クレア・アンダーウッドとの確執や、自らの企てた陰謀が暴露されるなど、次第に不穏な空気が立ち始めていき……。
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の相関関係は?
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の主人公フランクは、ウォーカー大統領に裏切られたことに復讐するため、ホワイトハウス入りを目指します。彼を取り巻く人物の相関図もまた、どろどろの野望に取りつかれたクセの強い顔ぶればかり。フランク同様に権力志向が強く陰謀を図ることもいとわない妻クレアとの間に子供はいません。
時には手段を選ばないフランクに忠誠を誓い、フランクの野望を助けるスタッフは、ダグことダグラス・スタンパー。アルコール依存症だった過去を持ち、殺人に手を染めたこともあるという危険な面を持ちます。そのほか、フランクの脇を固める忠実なボディー・ガードはエドワード・ミーチャムで、飲酒運転を揉み消してもらったことでフランクに忠実を誓うようになった政治家はピーター・ルッソです。
新人女性記者のゾーイ・バーンズは、フランクと一夜を共にすることで情報をリークしてもらい、一時は成功を収めたように見えました。しかし、フランクのダークサイドを知ってしまったことから自殺を装って殺されることになります。
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」主演ケヴィン・スペイシーが降板したワケ
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」主演はケヴィン・スペイシー
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で主人公のフランクを演じたのは、1999年の映画「アメリカン・ビューティー」でアカデミー主演男優賞を受賞した俳優ケヴィン・スペイシーです。本格的なドラマシリーズで主演を務めるのは「ハウス・オブ・カード 野望の階段」が初めてとなります。フランクの妻クレアを演じているのはロビン・ライト。
冷静で知的なクレア役を見事に演じ切り、ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で第71回ゴールデングローブ賞のテレビ部門で女優賞を受賞しました。そのほか、ゾーイ役では「オデッセイ」のケイト・マーラが、ダグ役では「マン・オブ・スティール」のマイケル・ケリーが出演しています。
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」主演のケヴィン・スペイシーはセクハラ告発によって降板に
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で主演を務め、注目を集めていたケヴィン・スペイシーは、アカデミー主演男優賞だけでなく、1995年の映画「ユージュアル・サスペクツ」ではアカデミー助演男優賞を受賞。まさに名俳優として知られてきました。
このドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」でもエミー賞を受賞して高評価を得ていたのは同様です。しかし、2017年に、約30年前に当時14歳だった俳優アンソニー・ラップにセクハラ行為を働いていたことが明らかになりました。これをきっかけにして、若い俳優へのセクハラ行為が続々と明らかになった上、同情を買うかのようにゲイであるとカミングアウトしたことでさらに非難が集中。受賞予定だった国際エミー賞功労賞の受賞権利を剥奪されたほか、ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シーズン5での降板が決定しました。
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」がクレア主演で最終シーズン制作が決定
ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で主演を務めたケヴィン・スペイシーは、映画「グラディエーター」でも知られるリドリー・スコット監督の新作映画「All the Money in the World(原題)」出演も発表されていました。実際に撮影も行われたそうですが、セクハラ行為が明らかになったことによって、出演シーンが全て差し替えられる事態となっています。
好評を得ていたドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」を降板することが発表された際には、彼が主人公を演じていただけに「ドラマ自体が打ち切りになるのでは」と思われました。しかし、ケヴィン・スペイシー演じるフランクの妻クレア(ロビン・ライト)を主人公にした最終シーズンが制作されることが明らかになっています。
とはいえ、騒動前までは、シーズン6もケヴィン・スペイシー主演のまま撮影が行われていました。その脚本を一から書き直して再撮影し、予定されていた13話から8話に短縮してのお目見えとなるようです。ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」と言えば、フランクがカメラ越しに語りかけるシーンが印象的で、ケヴィン・スペイシーのイメージが非常に強いドラマ。
そのため、やむを得ない状況だったとはいえ、ドラマを打ち切らずに主人公を入れ替えることは、制作側にとっても大きな冒険となったに違いありません。思いもかけぬ騒動に見舞われたドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」ですが、たとえどのような形であってもストーリーが完結するというニュースは、ファンにとっては朗報となりそうです。