伊東大貴(スキージャンプ)が平昌オリンピック目前に怪我!主要な成績は?
伊東大貴(スキージャンプ)が平昌目前に怪我を!痛めた右肩の回復具合は?
伊東大貴(いとうだいき)は、ワールドカップや世界選手権の表彰台に上った経験を持つ、実力のあるスキージャンプ選手です。当然、2018年の平昌オリンピックのスキージャンプ代表にも選ばれましたが、その直前に怪我を負うという悪夢に見舞われました。
2017年11月に行われたポーランド・ビスワでのワールドカップ個人第1戦で、着地後に転倒した伊東大貴に下った診断は右肩亜脱臼。その後は遠征から離脱し、国内での調整に専念せざるを得なくなります。日常生活にも支障をきたすほどの強い痛みに襲われた伊東大貴は、「今シーズンはだめかも」という思いと隣り合わせの中、黙々と治療とリハビリに励みました。そのかいあって、2018年1月には実戦復帰。怪我からくる恐怖心と闘いながら、「限られた時間だが、ベストの状態に仕上げていきたい」と、4年に1度のオリンピックという大舞台への強い思いをにじませていました。
伊東大貴は、1985年12月27日生まれ、北海道下川町出身です。もともとアルペンスキーをやっていましたが、小学生の時に興味を持ったことがきっかけでジャンプの道へ進みます。中学生になると、ジャンパーとしての才能が開花。歴代最年少にしてラージヒルの大会に出場するなどの活躍ぶりで、「葛西紀明以来の天才ジャンパー」として期待され、名門・土屋ホームに入社しました。
伊東大貴は、豪快なジャンプで魅せるパフォーマンスも最高で、その明るい性格からムードメーカーとしても活躍。2009年に雪印メグミルク(当時は雪印乳業)に入社した後は、ワールドカップや世界選手権の表彰台に登ることが多くなりました。座右の銘は「一心不乱」です。
伊東大貴(スキージャンプ)の主要な成績は?ソチオリンピックで団体銅メダル獲得!
伊東大貴(スキージャンプ)の主要な成績ですが、世界選手権では、団体ラージヒルで2007年と2009年に銅メダル。混合団体ノーマルヒルでは、2013年に金メダルと2017年に銅メダルを獲得しています。ワールドカップでは個人で通算4勝を挙げている伊東大貴が冬季オリンピック代表入りを果たしたのは、2006年のトリノオリンピックが最初でした。
以後4大会連続4度目の代表入りを果たすなど、スキージャンプ界では押しも押されもしない国際大会の主要メンバーに数えられているベテラン選手です。2014年のソチオリンピックには、左膝の怪我という、ベストにはほど遠い状況下で出場。ノーマルヒルは欠場し、ラージヒルに照準を合わせることになりました。
個人では9位にとどまったものの、団体では、持てる気力全てを振り絞って130m超えの大ジャンプを披露した伊東大貴が銅メダル獲得に貢献したことは記憶に新しいところでしょう。とはいえ、2本目の着地の際に倒れこむ場面が見られ、フラワーセレモニーではまともに歩くことができないなど、非常に厳しいコンディションだったことは明らかでした。困難を乗り越えてメダルをもたらした功績は、大いに称えられなければなりません。
伊東大貴(スキージャンプ)は石狩市栄誉賞を受賞済み!結婚した嫁はどんな人?
伊東大貴(スキージャンプ)はソチ銅メダルで石狩市栄誉賞を受賞!地元下川町からも町民栄誉賞!
伊東大貴(スキージャンプ)は、ソチオリンピックで団体銅メダル獲得した2014年以降、競技生活外でも表彰ラッシュとなりました。まず、石狩市在住の伊東大貴は、石狩市から栄誉賞を贈られています。また、出身地の下川町からも、ソチオリンピックでの活躍を称えて町民栄誉賞を贈られました。
この際には、同じくソチオリンピックでの活躍が認められた葛西紀明にも特別町民栄誉賞が贈られています。栄誉賞の授与にとどまらず、オリンピック祝勝会や祝勝パレードが開催されるなど、出身地では、町を挙げて大々的に祝賀ムードに。もし、平昌オリンピックでも伊東大貴がメダル獲得に貢献することになれば、さらに大きな盛り上がりが見られることでしょう。
伊東大貴(スキージャンプ)は嫁と交際1年を待たずして結婚!
2008年2月に結婚した伊東大貴(スキージャンプ)。2007年4月に知り合った嫁とは、交際1年を待たずして結婚しました。札幌市で会社員として勤めていた嫁について、「一緒にいて楽しいし、放っておけない存在になった」と語るなどメロメロだった伊東大貴。結婚を発表した当時、嫁はすでに妊娠7カ月とすでに子供も授かっていたので、少なくとも1人は子供がいることは間違いありません。
現在は良き亭主、良きパパとして家庭を築いているものと想像されますが、最近、伊東大貴とを検索していると、なぜか「離婚」や「再婚」というキーワードが浮上してきます。その原因は、フジテレビ系の人気番組「テラスハウス」に出演していた伊東大輝にありました。テラハの伊東大輝が、同番組に出演していたモデルと交際していたものの破局を迎えたことから、名前がよく似ている伊東大貴が混同される結果となったようです。
伊東大貴(スキージャンプ)が56日ぶりに実戦復帰し平昌オリンピック代表入りに責任感!
2017年11月にポーランド・ビスワで行われたワールドカップで怪我を負い、調整休養していた伊東大貴(スキージャンプ)が、2018年1月15日に、札幌で復帰戦に臨みました。ワールドカップ開幕戦で右肩亜脱臼して以来、実に56日ぶりの実戦復帰となります。
当初は12月終盤の復帰を予定していましたが、大事を取ってか、この日まで復帰がずれ込んでしまった伊東大貴。平昌オリンピックも目前に迫る中、治療とリハビリに取り組み続け、ようやくこの日を迎えました。とはいえ、痛めた右肩はまだ万全ではなく、痛みが残る状態。加えて、怪我を負ったことによる恐怖心を克服しなければなりません。伊東大貴は、この時のコンディションを「怪我から出てきたばかりだと恐怖が体に残っているし、着地で負荷がかかると痛みが出る」と明かしています。
百戦錬磨のベテランでも、実戦復帰直後となると、ジャンプ台から飛び出すのにも躊躇するものです。しかし、降りしきる雪の中、勇気を振り絞って2本のジャンプを決めた伊東大貴は、ともに90m付近で着地を決め、復活への第一歩を踏み出しました。「冗談抜きでビビった」と、初戦は恐怖心が隠せなかった伊東大貴でしたが、通算4回連続出場となるオリンピック代表入りが正式発表されると、「責任感が生まれた」とこれまで以上のやりがいを感じた様子。
「何とか大会までにベストに持っていきたい」と決意を新たにしました。平昌オリンピックの個人ノーマルヒルでは20位とふるわなかった伊東大貴ですが、男子ラージヒル団体で再びメンバー入りし、6位で終えました。2大会連続メダルはなりませんでしたが、レジェンド葛西紀明を追って、次回の北京オリンピックを目指して欲しいですね。