「おじさまと猫」SNSで話題沸騰!ほっこりする猫漫画のあらすじネタバレ
「おじさまと猫」はSNSで話題沸騰中!泣けてほっこりする猫漫画のあらすじ!
「おじさまと猫」は、とある猫とおじさまの心温まる日常を描いた漫画です。作者の桜井海が自身のTwitterに投稿したところ、第1話が「泣ける」「ほっこりする」などSNSで大きな反響を呼び、続編が描かれました。物語は、とあるペットショップから始まります。
鼻の横に黒いブチのある猫は、もうすぐ1歳。ブサかわと人気を呼んでいるエキゾチックショートヘアという種類ではありますが、買い手が付きません。客の心ない言葉を耳にするたびに、「自分は誰にも欲しがられない」と諦めていた猫でしたが、ある日転機が訪れます。目の前に現れた猫を飼いたいという優しそうなおじさまの姿に、悪い想像ばかりを募らせていく猫。
しかし、おじさまは猫を抱きしめ、「可愛い」と何度も口にしました。「本当に一緒にいてくれるのか」……不安と期待が入り混じった感情を抱えながら、ふくまると名付けられた猫とおじさまの心温まる日常が始まります。
「おじさまと猫」の心温まるメインストーリーのネタバレ!
「おじさまと猫」は、作者・桜井海のTwitterから誕生した物語です。主に作者のTwitter上で公開されているほか、イラスト投稿サイトpixivなどでも過去の作品を読むことができます。メインストーリーは、不定期ではあるもののTwitter上に投稿されており、ふくまるやおじさまの過去なども徐々に明らかになってきました。
ふくまると母親のエピソードなども登場してほっこりさせますが、意外な過去を見せたのがおじさまです。実は奥さんを亡くしていることが判明。男の子と女の子、2人の子供がいますが、一緒には生活していません。現在のおじさまは、子供向けの音楽教室の講師をしていますが、もともとはピアノに関わる別の仕事をしていたのでは?と思わせる鬼気迫る姿も見せています。
ピアノに強く惹かれているものの、同時にトラウマのようなものも感じている様子のおじさま。ふくまるに癒されるおじさまの過去エピソードからも目が離せません。
「おじさまと猫」の人気の猫あるあるエピソード!作者・桜井海の代表作「神とよばれた吸血鬼」あらすじは?
「おじさまと猫」はぶさいく猫とおじさまの交流がかわいい!番外編の猫あるある人気エピソード
「おじさまと猫」は、ペットショップで売れ残っていたブサかわ猫のふくまると、飼い主であるおじさまこと神田冬樹の日常を描いていく物語。これまでには、猫あるある的なエピソードを中心とした番外編も数多く投稿されてきました。たとえば、猫ベッドを買ったのに梱包の箱を気に入って使っている、高いところから降りられない、可愛いポーズをしていたので急いでカメラをセットするものの次の瞬間にはやめているなどなど。猫を飼っている人からの「共感する!」という感想も多く見られます。
おじさまとふくまるが、ベッドで眠るという感動的なエピソードの後日談も微笑ましいものの1つです。一緒に眠るようになったふくまるでしたが、おじさまがベッドに入れてあげた時に限ってすぐに飛び出していってしまいます。このエピソードには、特に「猫あるあるだ」と共感が続出!猫らしくちょっとツンデレなふくまると、めげないおじさまの姿に、つい頬が緩みます。
「おじさまと猫」で大注目の桜井海の代表作「神とよばれた吸血鬼」あらすじ
Twitterに投稿した「おじさまと猫」が大反響を呼んだ桜井海は、スクウェア・エニックスのウェブコミック配信サイト「ガンガンONLINE」に連載された「神と呼ばれた吸血鬼」で、2014年に漫画家デビューをしています。本作は、吸血鬼が登場する現代和風ファンタジー。
妖怪と呼ばれる異形の者が登場しますが、バトルやホラーテイストだけではなく、ちょっと切なくて心温まる物語が展開されます。人間と妖怪、そして神様の距離が少しだけ近い日本の、とある田舎町の中腹にある神社が主な舞台です。100年前に異国から日本へと移り住んだ吸血鬼ヴラドは、土地神として人や妖怪たちを見守り、時に願いを叶えていました。
自身が傷つこうとも、誰かのために力を用いることをいとわないヴラド。人間や妖怪、神の気持ちや願いに寄り添うために奮闘する1話完結の物語を描きながら、なぜ異国の吸血鬼が日本の土地神になったのか、ヴラドの隠された過去にも迫っていきます。
「おじさまと猫」大量書き下ろしありのコミックス発売!声優が演じるPVも
Twitterに投稿されたことから生まれた「おじさまと猫」の物語。4日間で10万リツイートを記録し、多くの人に感動をもたらした作品のコミックスが発売されました。2018年2月22日という猫の日に、スクウエァ・エニックスより発売された第1巻には、Twitter上で公開されたメインストーリーや番外編に加え、60ページ以上という大量の書き下ろしエピソードが収録されています。
その中には、ふくまるとおじさまの可愛らしい日常や、ふくまるの断片的な小さなころの記憶も。さらに、おじさまの職場の同僚や、ペットショップのお姉さんなど、ふくまるとおじさまに関わる、さまざまな人の視点から1人と1匹の姿を見ることができます。
コミックスは発売直後から品薄となり、翌2月23日に重版が決定。3月16日に再々重版が決定したほか、桜井海のデビュー作である「神とよばれた吸血鬼」全6巻の重版も決定しました。3月12日発売のスクウェア・エニックス「月刊少年ガンガン」4月号には、メインストーリー5話までが出張掲載されるなど、まさに「おじさまと猫」旋風を巻き起こしています。
物心ついた時から猫が家にいる環境で育ち、ずっと猫と暮らしているという桜井海。ふくまるには特定のモデルがいるわけではなく、さまざまな猫の行動や性格が元になっているとか。ふくまるがエキゾチックショートヘアという設定になったのは、自身が買ってみたい猫の種類から選んだそうです。
物語は分かりやすさが重視されており、猫あるあるなどのエピソードでは、絵を見ただけで内容が分かるように、と意識して描かれています。猫好きのみならず、多くの読者を獲得した「おじさまと猫」旋風は止まらず、2018年3月22日には、声優が演じるPVも公開されました。
ふくまるの声を担当するのは釘宮理恵。2006年より放送されている人気アニメ「銀魂」神楽や、2007年「ハヤテのごとく」三千院ナギといったクセのある美少女役はもちろん、2003年「鋼の錬金術師」アルフォンス・エルリックなどの少年役もこなす人気声優です。
おじさまを演じたのは中田譲治。2006年「Fate/stay night」言峰綺礼、2018年「ゴールデンカムイ」土方歳三などを担当し、深みのある低音ボイスと演技力で人気のベテラン声優です。かわいらしいふくまるの語りと、全てを任せたくなってしまうようなおじさまの声からは、「おじさまと猫」の世界観の広がりを感じます。
コミックスは発売されましたが、主な更新は、桜井海自身のTwitterで行われているため、最新話のチェックがしやすいところも魅力の「おじさまと猫」。ふくまるとおじさまの幸せな日常を、これからも見守っていきましょう。