「居酒屋ぼったくり」で美味しい料理とお酒を堪能!マンガに次ぎドラマも好調

「居酒屋ぼったくり」にほっこり癒される!美味しい料理とお酒に注目のあらすじ!

「居酒屋ぼったくり」でほっこり居酒屋物語に癒される!

「居酒屋ぼったくり」は、秋川滝美による連作短編小説です。web小説投稿サイト「小説家になろう」に連載されていましたが、2014年にアルファポリスにて書籍化され、書籍や文庫が刊行されています。最初は誰もが、「居酒屋ぼったくり」というインパクトのあるタイトルに興味を引かれることでしょう。

実に物騒なタイトルですが、実際は、ミステリやサスペンス要素なども一切ない、ほのぼのテイストが持ち味の作品です。舞台は東京の下町。良心的なお値段で、美味しい料理とお酒を提供する小さな居酒屋ぼったくりは、近隣住民の憩いの場となっていました。

切り盛りしているのは、事故死した両親から店を引き継いだ、人当たりがよく柔らかな雰囲気の美音と、明るく活発な馨という若き姉妹です。ちょっとした問題を抱えてくるお客を料理とお酒でもてなしながら、クセのある常連客たちと知恵を出し合い解決していきます。

「居酒屋ぼったくり」がおいしそうすぎる!レシピ再現でも人気の料理とお酒に注目!

「居酒屋ぼったくり」は、切り盛りする美音&馨姉妹や、クセのある常連客たちなど、登場人物同士のやりとりも魅力的です。しかし、注目ポイントはやはり料理!ちょっと物騒な店名「ぼったくり」は、姉妹の父が、家で簡単に作れる料理で商売をしている自身の店について、「それはぼったくりではないか」と考えていたことから付けられました。

登場する料理も、特別な材料や器具、テクニックなどは必要ない、再現しやすいものになっています。たとえば、にんじんの葉をごま油で炒めて味付けした「にんじんの葉の炒め物」や、残ったそうめんにチーズや海苔を入れて焼いた「おつまみ素麺」など。簡単さと余った材料でできる手軽さから注目を集め、作ってみた感想をSNSやブログに書いている人も多く見られます。

また、作中にはさまざまなお酒が登場しますが、どれも実際に製造、販売されているものです。アルファポリスの公式サイトでは、登場したお酒の銘柄が紹介されているので、自身で「居酒屋ぼったくり」気分を味わうこともできます。

「居酒屋ぼったくり」は漫画も好調!ドラマ版のロケ地が気になる

「居酒屋ぼったくり」は漫画も好調!見どころは?

「居酒屋ぼったくり」は小説です。温かな店内の雰囲気や美味しい料理、お酒の描写が文字でなされ、多くの読者を虜にしてきました。この料理はどのような見た目で味はどうなのか、と想像を膨らませた方も多いのではないでしょうか。そこで、視覚的にも楽しめるコミカライズ版1巻が、2016年10月に発売されました。

アルファポリスの公式サイトでは、月1更新での連載が続けられており、作画を担当しているのは、小説版の装丁や本文のイラストも手掛けているしわすだです。そのため、小説版でイメージした姿をそのまま漫画で楽しむことができます。文字ではややしっとりとした印象を受ける「居酒屋ぼったくり」の店内ですが、漫画版では少々賑やかな印象に。とはいえ、小説と漫画、どちらも姉妹が切り盛りすることには変わりなく、それぞれの良さを味わえる作りとなっています。

「居酒屋ぼったくり」がドラマ化!再現度が高い?ロケ地が気になる

「居酒屋ぼったくり」の実写ドラマが2018年4月14日より放送されています。キャストは、片山萌美と高月彩良ら若手女優を中心に、イッセー尾形や久保酎吉といったベテラン俳優が常連客役として登場。また、中村優一や黒羽麻璃央など、特撮や2.5次元舞台で活躍している俳優も出演するなどして多くの注目を集めました。

ドラマの舞台はもちろん居酒屋ですが、カウンターと4人掛けのテーブル席がある、居心地の良い空間に仕上がっています。こちらはセットではなく、実在するお店で撮影されました。場所は、中野区にある居酒屋まつぼっくり。ドラマ放映直前に開店した店舗で、2018年6月現在も営業が続けられています。

ドラマの放映時には上映会が開催されており、ドラマ版の岩渕崇監督もたびたび訪れているとか。ドラマで紹介された料理をメニューとして提供しているので、ドラマ「居酒屋ぼったくり」の世界に迷い込んだような、不思議な気分を味わうことができます。

「居酒屋ぼったくり」のドラマ主演は「万引き家族」にも出演した片山萌美!

小さな下町の居酒屋の日常を描いた、人情物語「居酒屋ぼったくり」。小説投稿サイトから人気に火が付いた作品は数多くありますが、その多くはファンタジー世界を舞台とした作品で、現代を舞台にした日常ものは稀です。近年は、料理を主体としたメシ漫画がブームになっていますが、手軽で美味しい居酒屋メニューが多数紹介されている「居酒屋ぼったくり」は、お酒を飲むことができる幅広い年齢層から支持されています。

2018年4月14日よりBS12で放送され、6月23日放送の11話で最終回を迎えたドラマ版「居酒屋ぼったくり」も、多くのドラマファンからの支持を集めました。「ぼったくり」の顔であり、料理を担当する姉の美音を演じたのは片山萌美です。1990年10月1日生まれ、東京都出身で、俳優の両親を持ち、19歳の頃にタレント養成所へ。麗澤大学経済学部在学中の2012年に、第44回「ミス日本」コンテストに出場し、ミス日本「ネイチャー」を受賞しました。

その後は舞台等に出演していましたが、2014年に、集英社「週刊プレイボーイ」のグラビアに登場して注目を集めます。グラビアアイドルとして男性向け雑誌を彩る一方、女優としては、第71回カンヌ国際映画祭のパルムドール獲得で注目を集めている話題作、映画「万引き家族」にも出演。北条希役を熱演しました。

「居酒屋ぼったくり」は、片岡萌美にとってドラマ初主演となった作品ですが、通常のドラマとは違う部分もあり、苦労したとか。居酒屋が舞台で、料理が売りということもあり、料理シーンも多く登場しますが、全て片山萌美自身が作っているというから驚きです。

通常はフードスタイリストが作ったものが提供されることが多いですが、リアルな芝居を追求するため、片山萌美自身が作り、客を演じるキャストに提供するというスタイルがとられたそうです。料理はさほど得意ではないという片山萌美は、撮影の1カ月半前から料理指導を受け、千切りや皮むきなどの基礎から料理を習得。努力の甲斐もあってか、キャストが食べることに夢中になってセリフが言えなくなるほど料理の腕前が上達したと明かしています。

苦労したのはナポリタンや餃子だそうですが、作中に登場した料理のオリジナルレシピは、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」にて公開中です。2018年11月2日に発売されるDVDBOXには、事前特番が映像特典として収録されているほか、登場する料理やお酒の紹介が書かれたブックレットも付いており、ファンにはたまらない内容になっています。続編を期待する声も多く聞かれるドラマ「居酒屋ぼったくり」、料理とお酒に舌鼓を打ちながらのんびりと続報を待ちましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る