2018年6月11日 更新
「アシガール」ドラマ化キャストが豪華!若君・健太郎がかっこよすぎる
「アシガール」ドラマ化キャストが豪華!健太郎がかっこよすぎる
漫画「アシガール」は、「高台家の人々」などの人気作品を手掛けてきた漫画家・森本梢子の描くラブコメ作品です。女子高生が足軽の格好で戦場を駆けるという、今までにない姿がインパクト大の戦国タイムスリップラブコメ「アシガール」。
戦場場面が多いこともあってか、あまり実写向きではないかと思われてきましたが、2017年9月23日から12月16日にかけて、NHK総合テレビ「土曜時代ドラマ」枠でドラマ版が放送されました。能天気女子高生の速川唯役を演じたのは、映画「サクラダリセット」ヒロイン春埼美空役の好演も話題となった黒島結菜です。若君こと羽木九八郎忠清役は、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」でも注目を集めた健太郎が演じています。
その他にも、忠清の異母兄成之役に松下優也、唯の恋のライバルである松丸阿湖を川栄李奈、唯の戦国でのおふくろさんとなる吉乃役としてともさかりえなどが出演しています。時代劇枠ではあるものの、現代の空気感のある作品なので、普段は時代劇をあまり見ない層も取り込んだドラマ「アシガール」は好調な結果に。特に女性視聴者の反響が大きく、忠清を演じた健太郎のナチュラルな色気にハマり、「若君がかっこいい」と感想を綴ったツイートでSNSがにぎわいました。
「アシガール」のドラマ版では恋のライバルが早々に出現!?原作漫画との違いは?
漫画版の「アシガール」は、2018年6月現在も、集英社「Cocohana」にて連載が続いています。かたやドラマ版は、全12回で一応の決着がつき、原作とは少々違った「アシガール」の物語が描かれました。大まかな流れに変化はありませんが、大きな違いは、唯の恋のライバル松丸阿湖姫です。
原作では比較的登場が遅い阿湖姫ですが、ドラマ版では、2話の段階で、忠清の正式な婚約者という立場で存在が明かされました。その後も忠清の婚約者としてたびたび唯の前に現れ、視聴者はやきもきすることに。また、キャラクター設定でも違った面が多く、特に速川家には大きな変化があります。
唯の足の速さは、全国大会金メダル級であることが判明し、尊は、いじめられたことで引きこもりに。唯の母親・速川美香子は開業医として、父は専業主夫として一家を支えるなど、キャラクター設定が一段と濃くなりました。
「アシガール」で女子高生がタイムスリップ!?唯と若君の恋はどうなる?
「アシガール」で女子高生が戦国時代にタイムスリップ!歴史ラブコメ漫画
集英社の「Cocohana(ココハナ)」2012年1月号より連載が開始されました。女子高生が戦国時代にタイムスリップし、現地のイケメンな若君と恋に落ちるという、少女漫画の王道をいく内容の「アシガール」。しかし、ただのタイムスリップラブコメでは終わらない、ぶっとんだ設定もまた魅力です。
主人公の速川唯は、遅刻&居眠りの常習犯で、恋にもオシャレにも縁遠い女子高校生。ぐうたらな日々を送っていましたが、ある日、天才的な発明の才能を持つ弟・尊の発明品にうっかり触ったことで、戦国時代にタイムスリップしてしまいます。とまどう唯でしたが、男の子「唯之助」として、どうにか身の安全を確保しようとした時、黒羽城主の嫡男にして、眉目秀麗な羽木九八郎忠清に一目ぼれ。
一度は現代に戻ったものの、忠清に会いたい一心で、足軽の鎧具足を着た唯は、特技である足の速さを活かして足軽兵として軍に加わり、戦場を駆けまわります。
「アシガール」の主人公・唯と若君の恋はどうなる!ネタバレ
「アシガール」は、女子高生が戦国時代にタイムスリップし、現地のイケメン若君と恋に落ちる物語です。多くのタイムスリップものでは、ヒロインは、姫や、神秘の力を持った存在として大事にされるものですが、本作の主人公・唯にそんなルートは用意されていません。足の速さを武器に戦場に出てみるものの、そこは戦い自体に縁のない現代の女子高生。当然ながらうまく対応できません。
しかし、あまり深く考えず、素直で能天気な性格をしている唯は、恋する忠清のために、時には命を懸けて難敵に立ち向かっていきます。一方、最初は唯のことを認知していなかった忠清も、人柄に触れるうちに好ましいと感じるように。両想いとなりますが、唯が現代に戻れる回数には制限があることに加え、唯が知っている歴史では、羽木家は滅亡する運命です。
そのため、忠清の死を回避するために奮闘する唯と、平和な現代に帰そうとする忠清双方の気持ちを考えると切ない展開となっていく「アシガール」。コミックス10巻では、現代に戻った唯がどう行動を起こすのか……、両想いとなったからこそ今後の展開からもますます目が離せません。
「アシガール」タイムスリップ戦国ラブコメドラマの続編制作が決定!
女子高生がタイムスリップして、足軽として、恋する若君のために奮闘する「アシガール」。ドラマ放送時の反響も大きく、好評のまま最終回を迎えましたが、2018年2月には、ドラマの正式な続編となるスペシャルドラマの制作が決定しました。一部キャストの情報はすでに発表されており、主演の黒島結菜や若君・忠清役の健太郎ほか、主要キャラクターのキャストは続投。
脚本を担当する宮村優子や、音楽の冬野ユミなど、スタッフも変わらず制作に携わるようです。続編発表と同時に再放送も決定し、2018年2月15日深夜からは4夜連続で3話ずつが再放送されました。もちろん、NHKオンデマンドでの視聴も可能ですが、2018年6月2日には、DVDBOXとBlu-rayBOXが同時に発売。オーディオコメンタリーには、黒島結菜と健太郎のコメントが収録されているなど、映像特典も充実しており、ファンにはたまらない内容になっています。
続編発表から早4カ月、さらなる進展はないのかと気になるところですが、追加の情報は公開されていません。しかし、NHKのドラマ「アシガール」公式サイトのスタッフブログには、少しずつではあるものの、続編の制作が進んでいることを匂わせるコメントが掲載されています。
3月のブログでは、番外編ではなく正式な続編であることが明言されており、唯と若君を主人公とした物語であることは間違いない様子。5月18日に公開されたブログでは、あと2カ月の間には新しい情報を公開すると書かれているので、少なくとも7月中には何らかの進展がありそうです。前作ドラマや、目の離せない展開になってきた原作漫画を読んで、続編の情報を待ちましょう。