大前光市が紅白歌合戦で平井堅とコラボ!ダンサーの経歴は?

大前光市が紅白歌合戦で平井堅とコラボ!リオパラリンピック閉会式にも出演していた

大前光市が紅白歌合戦で平井堅とコラボ!

大前光市(おおまえこういち)はプロダンサー。他のダンサーと違うのは、義足であることです。自身のことを「かかしのダンサー」と呼び、左足が義足というハンディキャップをものともせず、華麗なダンスで人々を魅了しています。

普段は創作ダンスを中心に活動している大前光市ですが、これまでにはさまざまな著名人ともコラボレーションを果たしてきました。2017年のNHK紅白歌合戦では、平井堅のバックダンサーとして出場しています。このコラボが実現したのは、大前光市が平井堅のファンだったことがきっかけでした。

また、この時に歌われた平井堅の「ノンフィクション」は、自ら命を絶ってしまった友人のことを思い作った曲で、生きる意味や人生について問う歌詞が心にぐさりと刺さる楽曲。大前光市がたどってきた人生とリンクする部分も多かったことから、出演オファーへと繋がったようです。大前光市の圧巻のパフォーマンス放送後には、「感動した」「泣けた」という多くの声が多く寄せられました。

大前光市がリオパラリンピック閉会式にも出演!

大前光市は、2016年に開催されたリオパラリンピック閉会式にも出演しています。2020年東京パラリンピックへの引き継ぎセレモニーで、約2分間ソロのダンスを披露する大役を果たしています。約10万人の観客が見守る中、4回連続のバク転を成功させるなど、難易度の高い技も披露し、一躍世界的な脚光を浴びました。

リオパラリンピックのパフォーマンスのテーマは「ポジティブスイッチ」。ハンディキャップを乗り越えるだけでなく、それを個性として活動している大前光市には、まさにぴったりなテーマだったのではないでしょうか。大前光市は、「普段とは違い観客の顔が見えない屋外。

まるで人の海の中でボートを漕いでいるような感覚に襲われた」と、これまでにない緊張を覚えたそうです。しかし、「最後は向こう岸までたどり着き達成感に浸っていた」と、大きな充足感を得たとも語っています。

大前光市が接触事故で左足断切……しかしダンサーの夢を諦めなかった!

大前光市が接触事故で左足断切……しかしダンサーの夢を諦めなかった!

大前光市がダンスに興味を持ったのは、高校在学中の頃。アルバイトをしてレッスン費用を稼ぎながら、自宅のある岐阜県下呂市から高山市のダンス教室まで通っていたと言います。その後、大阪芸術大学へ進学しバレエを専攻。クラシックバレエの技術を高めた大前光市は、大学卒業後の24歳の時に、国内有数のバレエ団の入団オーディションの最終選考まで進みました。

しかし、最終選考の前夜に悲劇が起こります。飲酒運転の車に後ろから跳ねられた大前光市は、左脚のひざから下を切断するという大怪我を負うことに。しかし、片足を失ってもプロダンサーになる夢を諦められなかった大前光市は、4カ月の入院を経て、ダンスの練習を再開します。

片足でもう一度舞台へ上がるための体作りにと、ヨガや武道、新体操など、さまざまなジャンルにも果敢に挑戦しました。事故後もオーディションを何度も受けましたが、ダンスの仕事で生活は難しく、様々な仕事に就きます。その中で、10年間続けたのは新聞配達でした。

大前光市は、「新聞配達はたいてい4カ月くらいたつと100人中10人ほどしか残っていない。この経験が自分にとって大きな自信となった」と語っています。そんな生活が10年を過ぎたあたりから、義足を使った自分の踊りが確立していったそうです。そして事故から13年後、大前光市は、リオパラリンピックの閉会式という大舞台に立ちました。

大前光市の彼女は?結婚は?

ダンスで鍛え上げられた美しい肉体美、そしてイケメンとくれば、女性ファンからの支持も集まります。そのため、大前光市が結婚しているのかが気になる方も多いようです。大前光市は、現在独身です。2016年のリオパラリンピックを契機に名を広めた大前光市にとっては、今はダンスが一番の恋人なのかもしれません。現在は、ダンサーとしての出演の他にも、ダンス指導を行っている他、講演などにも積極的に出向き多忙を極めています。

大前光市の2018年夏は熱い!義足のダンサーとして華麗に飛ぶ

大前光市が、2018年6月に「しながわ2020スポーツ大使」に任命されました。東京オリンピックに向けて、区内で開催される競技の認知度向上などを目的に結成されたもので、大前光市の他に、元水泳選手の伊藤華英と、ブラインドサッカー日本代表選手の川村怜が任命されました。

現在品川区に在住している大前光市は、「品川区のスポーツの顔となれるように精進していきたい」とコメント。また、6月27日に行われた任命式では、「障害に対する捉え方を変えていきたい」「人の可能性を伝えていきたい」と抱負を語りました。

大前光市は、2018年8月4日に開幕する「横浜ダンスパラダイス」にもゲスト出場します。「横浜ダンスパラダイス」は、3年に1度開催されるオールジャンルのダンスフェスティバルで、58日間にもおよぶ大イベント。大前光市は、12日の「近藤良平・ヨコハマ・ガラ」や、最終日9月30日の「フィナーレスペシャルプログラム」に参加します。また、9月15日には、浜松市で行われる「くりダン2018」に出演し車いすのソロダンスも。大前光市にとって、熱い夏になりそうです。

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