池内万作の父は伊丹十三、母は宮本信子!嫁はミュージシャンの本田みちよ
池内万作の父は映画監督の伊丹十三、母は女優の宮本信子
池内万作(いけうちまんさく)は、芸歴20年以上のベテラン俳優です。映画監督の故・伊丹十三を父に持ち、女優の宮本信子を母に持つ池内万作は、いわゆる2世タレント。父・伊丹十三の代表作品と言えば、1985年公開の「タンポポ」や、1987年「マルサの女」、1997年「マルタイの女」などが有名でしょう。
作品の多くには宮本信子も出演しており、映画「マルサの女」に登場するおかっぱ頭の女性査察官役が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。その宮本信子は、言わずと知れた名女優として、これまで数々の作品に出演してきました。すでに70歳を超えていますが、2017年のNHK紅白歌合戦にゲスト審査員として出演した他、2018年7月期のドラマ「この世界の片隅に」に森田イト役で出演するなど、ますます活発に活動中です。
長男として生まれた池内万作の下には、現在は伊丹記念財団の評議員や伊丹プロダクション取締役を務めている弟・池内万平がいます。さらに、祖父に映画監督の伊丹万作、叔父に芥川賞やノーベル賞の受賞経験がある作家の大江健三郎がいるなど、著名人が多くいる環境で育ちました。
池内万作がミュージシャンの本田みちよと結婚を発表!馴れ初めは?
池内万作は、2016年5月4日に、ミュージシャンの本田みちよと入籍しています。池内万作が44歳で、妻となった本田みちよが1歳年下の43歳の時でした。妻の本田みちよは、自身の音楽活動のかたわら、WEB音楽番組「MUSIC SHARE」の代表も務めている人物です。
入籍報告をした際には、「MUSIC SHARE」の活動規模が大きくなってきたため、同年に、妻・本田みちよが代表で、池内万作が理事の肩書で法人化したことも発表されました。そもそも音楽番組のプロデュースを共にしていくにつれて愛情が芽生えていき、結婚に至ったようです。
2人の愛の結晶とも言える「MUSIC SHARE」は現在、チャネル数を増やすなど順調で、本田みちよは、アニメやゲームの曲なども手掛けています。
池内万作はドラマ「金田一少年の事件簿」で明智健悟役!ドラマで逮捕される役が多すぎる?!
池内万作はドラマ「金田一少年の事件簿」で明智健悟役!
池内万作の代表作品の1つ、ドラマ「金田一少年の事件簿」では、明智健悟を演じました。「金田一少年の事件簿」は、人気コミックを実写化した作品で、主人公である金田一一役をKinKi Kidsの堂本剛が演じ、高視聴率を叩き出しました。警視庁の警視という超エリートの明智健悟は、主人公に匹敵するほど頭脳明晰な上、容姿端麗で財力もあるキャラクター。とはいえ、常人離れしたところの多い変人でもあるという、なかなかクセの強い人物です。
そんな明智健悟を演じたことで、池内万作の名は一気に世間に広まりました。とはいえ、池内万作が演じた明智健悟は、原作よりもさらにひねくれた物言いが強調された感じで、原作ファンからは批判する声も少なからずあったと言います。そのためなのか、その後のドラマ版「金田一少年の事件簿」シリーズに明智健悟が登場することはなく、池内万作が唯一演じた俳優です。
池内万作は逮捕される役が多すぎる?!刑事ドラマには欠かせない存在
1989年、16歳の時に、当時通っていた日本の高校からアメリカの高校へ編入し1991年に卒業。翌1992年に、今度はロンドンへ渡り、演技と脚本の勉強を3年間した後に帰国しました。帰国した1995年に、映画「君を忘れない」で俳優デビューを果たして以降、今に至るまで数多くの作品に出演しています。
池内万作をネットで検索すると「逮捕」というキーワードが浮上するのは、実際に警察沙汰になったのではなく、逮捕される犯人役を数多く演じているから。たしかに、火曜サスペンス劇場や月曜名作劇場といったミステリー作品や刑事ものに実に多く出演しています。
2012年に放送された佐々木蔵之介主演のテレビドラマ「ハンチョウ~警視庁安積班~」では、第1話ゲストとして出演し、一度は逮捕されるものの免罪される役を演じました。少し強面な池内万作は、刑事役も多く演じています。総じて、刑事ドラマに欠かせない俳優の1人と言えますね。
池内万作の次回作はドラマ「恋のツキ」!
池内万作は、2018年7月下旬から放送がスタートするBSジャパンの連続ドラマ「恋のツキ」に出演します。新田章による同名漫画が原作となっている本作は、31歳のフリーター平ワコが、恋人と16歳年下の男子高校生との間で心揺れ動くというストーリー。
ワコ役は、NHKの朝ドラ「わろてんか」に出演していた徳永えりが、16歳年下の男子高生・伊古ユメアキ役は19歳の若手俳優・神尾楓珠が、ワコの同棲中の彼氏・青井ふうた役は黒猫チェルシーのボーカル渡辺大知が演じます。池内万作は、ふうたの大学時代の先輩・中村リサの夫という役どころです。出演に際し、池内万作は、「現場は暖かい雰囲気で進行している」と明かしています。
デビュー当時は、演技力について厳しい意見もあった池内万作ですが、今では刑事ドラマにも欠かせない存在になりました。近年は、映画「キュプロス」や映画「フローレンスは眠る」など、国内外の映画祭で話題になっている作品にも数多く出演し、味のある演技を見せています。
さらに最近は、自身のインスタグラムやブログで、ユニークな姿を見せている池内万作。裸足でランニングする姿や、最近飼い始めたという子猫の写真、DIYにトライする姿など、人柄を感じさせるプライベートの様子を披露しています。鬼才として知られた父の伊丹十三監督にそっくりな眼光鋭い横顔と、ゆるい感じの素顔とのギャップには驚かされます。SNSでのぞかせる、ユーモアが堪能できる役柄にも挑戦してもらいたいですね。