志駕晃はニッポン放送の元ラジオディレクターの新人作家!本名は勅使川原昭で中居正広のラジオを担当?
志駕晃はニッポン放送の元ラジオディレクターの新人作家!
志駕晃は、2017年に「スマホを落としただけなのに」で、デビューした小説家です。「スマホを落としただけなのに」は、スマホを失くしたことを出発点に、日常の中に潜む恐怖をスピーディーな展開と巧みな描写で描き出し、話題の作品になりました。
実は志駕晃は、ニッポン放送勤務の元ラジオディレクター。多くの番組を手掛け、多忙な日々を送ってきたそうですが、管理職になり時間ができたことをきっかけに、働きながら小説執筆を開始したと言います。
志駕晃は中井正広のラジオを担当していた!愛称はテッシー!
志駕晃は、ニッポン放送で多くの人気ラジオ番組の製作に携わってきました。その1つが、中居正広の「中居正広のSome girl’ SMAP(現在は「中居正広 ON&ON AIR」)。番組ディレクターを務めていた志駕晃は、中居正広から、本名の勅使川原昭からとった愛称テッシーと呼ばれていました。
その他にも、ニッポン放送の看板番組「オールナイトニッポン」や、若者を中心に熱狂的な支持をうけた「ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!」「ゲルゲットショッキングセンター」といった番組を担当しています。
志駕晃の著書「スマホを落としただけなのに」とは?新作は「ちょっと一杯のはずだったのに」
志駕晃の著書「スマホを落としただけなのに」とは?
志駕晃の「スマホを落としただけなのに」の主人公は稲葉麻美。彼氏の富田誠がスマホを落としたことをきっかけに、麻美にまつわる個人情報が、謎の男・浦野に悪用されるようになり、やがて連続殺人事件に巻き込まれていきます。ネタバレすると、浦野の手に落ちた麻美は、富田によって助け出されますが、浦野は麻美が誰にも明かしていなかった秘密を入手していました。そこから、さらなるどんでん返しが起こります。
志駕晃の2作目「ちょっと一杯のはずだったのに」はラジオ業界が舞台!
2017年4月に「スマホを落としただけなのに」で作家デビューを果たした志駕晃は、その約1年後の2018年6月に、2作目となる「ちょっと一杯のはずだったのに」を発表しました。デビュー作と同じくミステリー小説ですが、こちらの舞台は、ニッポン放送社員の勅使川原昭として長年働いてきたラジオ業界です。「スマホを落としただけなのに」のスリリングで恐怖をあおる作風とは一転、コメディタッチでテンポよく運ぶライトな作品に仕上がっています。
志駕晃のデビュー作はラジオ作りの経験から生まれた?映画版は2018年秋に公開!
ラジオディレクターとして辣腕をふるっていた異色の経歴を持つ小説家・志駕晃。SNSを利用した犯罪という現代的なテーマを扱った「スマホを落としただけなのに」は、デビュー作ながら、国内外を問わず映画化のオファーが集まったと言います。志駕晃が、ラジオディレクターやプロデューサーとして、常にリスナーの興味を惹きつけ、楽しませることを考えて続けてきた人間だからこそ、エンターテインメント性の高い作品を作りあげることができたのでしょう。
実際、新しいテクノロジーを積極的に取り入れることで読者を惹きつけ、たたみかけるようにスピーディーでスリリングな展開が読者を飽きさせない作風は、ラジオの番組作りをしてきた経験からきているとか。そのようにして生まれた小説「スマホを落としただけなのに」は、2018年11月に映画の公開が決定しています。
主役の麻美を演じるのは、人気実力ともに十分な女優の北川景子です。麻美の彼氏であるちょっと頼りない男・富田には、ドラマ「おっさんずラブ」で大ブレイクした田中圭がキャスティングされています。そして、麻美が頼りにするセキュリティ会社に勤務するSEの浦野をモデルで俳優の成田凌、連続殺人事件を追う刑事を千葉雄大が演じます。
今をときめく若手俳優陣が揃っており、すでに予告編もネット上で公開されている本作。重要なキーとしてスマホやSNSが登場する、現代的でキャッチーなストーリーに、注目株の俳優陣が揃ったとあっては、この映画のヒットは間違いないのではないでしょうか。
志駕晃は、すでに3作目の小説執筆にとりかかっているそうですから、映画「スマホを落としただけなのに」がヒットすれば、自ずと3作目の小説にも注目が集まりそうです。