戸田和幸が監督目指してS級ライセンス試験に合格!解説の評判も上々

2020年3月26日 更新

戸田和幸が監督目指してS級ライセンス試験に合格!解説の評判も上々

戸田和幸が監督目指してS級ライセンス試験に合格!解説の評判も上々

戸田和幸は、2002年に開催されたFIFAワールドカップ日韓大会の日本代表チームの主力として活躍した元サッカー選手です。現役時代は激しいチャージを身上とし、守備的ミッドフィルダーやディフェンダーとして活躍しました。

イングランドの名門トッテナム・ホットスパーFCやオランダのADOデン・ハーグなど海外4カ国でプレーした経験を持つ戸田和幸。2013年に35歳で現役を引退してからは、サッカー指導者や解説者として活動しています。

戸田和幸は、2016年12月に日本サッカー協会のS級ライセンス取得試験をパスし、現在は監督を目指して猛勉強中です。また、解説者としては冷静かつハキハキした語り口で人気があります。徹底したリサーチに基づき、的確な解説ができる戸田和幸は、解説者としての評判も上々。その証拠に、若くして、NHKやスカパー!などで放送される数多くのビッグマッチの解説を任されています。

戸田和幸のサッカー経歴!清水エスパルスに至るまでの道のり

戸田和幸は、1977年12月30日生まれ、神奈川県相模原市出身です。2歳年上の兄の影響もあり、小学3年生から地元のサッカー少年団でサッカーを始めました。早くから才能を開花させた戸田和幸は、中学入学と同時に、レベルの高い町田のチームにフォワードとして加入。中学2年生の時にサイドバックへコンバートされ、中学3年生の時に全国大会・東京都選抜を経験し、神奈川の名門校・桐蔭学園高校に進学しました。

後にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の総監督となる李国秀が指揮を執っていた桐蔭学園に入学した戸田和幸は、徹底的にパスサッカーを叩き込まれます。しかし、U-17日本代表に召集されながらも、李国秀監督からの評価は低く、桐蔭学園で試合に出られない日々が続きました。

才能が本格的に開花したのは、3年生の時にサイドバックに見切りをつけられ、ボランチに転向してからです。高校卒業と同時に清水エスパルスに入団し、プロキャリアをスタートさせました。

戸田和幸の現役時代のプレースタイルは?ブログで良きパパぶりが垣間見れる!

戸田和幸の現役時代のプレースタイルは?監督とよく衝突していた!

戸田和幸は、清水エスパルス入団2年目となる1997年シーズンから、3バックの一角としてレギュラーに定着。1999年には、清水エスパルスのステージ初制覇に貢献します。2001年にボランチに転向した戸田和幸のプレースタイルは、なんといっても激しいチャージを伴う対人守備です。

激しいマークとスライディングタックルは、時に物議をかもしましたが、状況判断と危機察知能力の高さから「日本屈指のボランチ」と呼ばれました。
性格もプレースタイル同様に激しく、監督とよく衝突することで有名だった戸田和幸。しかし、当時の日本代表監督フィリップ・トルシエからの評価は高く、ワールドカップ日韓大会では全4試合にフル出場しています。

髪の毛を真っ赤に染めたモヒカンヘアで活躍し、決勝トーナメント進出の立役者となりました。その活躍もあって、イングランドのトッテナム・ホットスパーFCに移籍しますが、ふくらはぎの故障もあり活躍できずじまい。その後は1~3シーズンごとにチームを渡り歩くように移籍し、2013シーズンに、シンガポールのウォリアーズFCで引退しました。

戸田和幸の公式ブログで良きパパぶりが垣間見れる!

戸田和幸はAmebaで公式ブログを綴っており、3人の子供たちもまれに登場します。戸田和幸は1男2女の父で、長男の凛太郎君はサッカーを、2人の娘たちはバレエをやっているそうです。また、イングランドを皮切りに、オランダ・韓国・シンガポールと海外でプレーし、家を空けることの多かった戸田和幸は、子供たちを想いながら、家を任せる嫁にブログで感謝する場面も多く見られました。激しいプレースタイルで知られた戸田和幸ですが、家庭では良きパパであることをうかがわせます。

戸田和幸は、サッカー選手として現役を引退した後も、指導者や解説者として海外に長期滞在することがしばしばです。日本サッカー協会のS級ライセンス取得にも海外研修が必須となっているので、かつて自分が所属したトッテナム・ホットスパーFCを含むイングランドやオランダ、イタリアなどで指導者の勉強に励んでいます。

戸田和幸がロシアワールドカップの決勝戦を分析!日本が世界で勝つためのカギは!?

戸田和幸は、フランスの優勝で幕を閉じた2018年のFIFAワールドカップロシア大会の後、フランス対クロアチアによって戦われた決勝戦のレビューを行っています。フランスの総合力を評価しつつも、準優勝ながら大会MVPを獲得したクロアチアの10番ルカ・モドリッチと7番イヴァン・ラキティッチを「フットボールインテリジェンスの塊」と表現し、最大の賛辞を贈りました。

クロアチアのルカ・モドリッチ&イヴァン・ラキティッチ対フランスのポール・ポグバ&エンゴロ・カンテという中盤対決が注目されていたこの決勝戦。決勝までの3試合とも延長で120分間戦ってきたクロアチアが体力的に不利という予想の中、前半は、クロアチアが上手くゲームを組み立て、ミスでフランスに先制されるものの、互角以上の戦いを見せました。

クロアチアの2人を中心とした攻撃から守備への切り替えの速さとインテリジェンスは、日本サッカーにとってお手本となるものであり、日本が世界で勝つためのカギになるはずです。その点に目を付け、日本人のできること・できないことを精査し、世界と戦える日本サッカーに思いをはせる戸田和幸。トップチームで彼が監督として活躍する日も近いことでしょう。

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