2020年5月15日 更新
梅原大吾 賞金総額、年収は?出身大学や彼女、姉、家族は?
梅原大吾 賞金、年収は?プロゲーマーの懐事情
日本初のプロゲーマー梅原大吾。通称「ウメハラ」でも知られ、格闘ゲームでは世界屈指のゲーマーと認知されています。
プロゲーマーの存在は、あまりなじみがなく、「ゲームで食っていけるのか?」と心配になるくらいですが、果たして梅原大吾は、ゲームでどの程度の収入を得ているのでしょうか?
まず、大会での獲得賞金ですが、欧米では世界的な企業がスポンサーに付くことも珍しくないため、賞金総額1000万ドル(約12億円)、優勝賞金500万ドル(約6億円)という破格の大会もあるくらいです。
優勝した場合はその7~8割程度を手にします。2010年8月に「世界でもっとも長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」として、ギネスワールド記録に認定され、表彰されていることと、勝率9割をマークしている実績から考えあわせて、獲得賞金総額もかなりの高額と考えられます。
では、年収はどれくらいでしょうか?昨年8月に放送されたドキュメント番組で梅原大吾が出演した際、インタビューで「世界のトップゲーマーの年収は1億円を越える」と語っています。
自身の年収については「その人たちよりは少ない」としか語らず、具体的な金額は明らかにしませんでした。ネットなどの情報では約2000万円とされている梅原大吾の年収ですが、米国の企業と交わしたスポンサー契約、イベントなどの出演に加えて、著作本も売れているため、大会の賞金をあてにせずとも生活していけるそう。ということは、噂されている年収2000万円は軽く上回りますね。
梅原大吾 出身大学は?彼女は「ゲームに理解のある人」姉の影響でゲームの道へ
その梅原大吾ですが、略歴情報を見る限り、出身大学名は明記されていないので、もともと大学には通っていないと思われます。今現在、まだ独身の梅原大吾ですが、どうやら彼女はいるようです。
というのも、昨年8月にラジオ番組にゲスト出演した際、梅原大吾自身がこう話しています。それによると、彼女は「まあ、中身は結構おじさんだと思います」。そして、ゲームに理解がある人かどうかについては「理解はあるんじゃないかなと思いますけど」とのこと。
梅原大吾の家族構成は、両親ともに医療関係の職に従事しているようで、一時、梅原大吾が介護施設で働いたことがあるのは、この両親の職業が関係しています。また、7歳上の姉がいますが、梅原大吾がゲームを始めたのは、実はこのお姉さんの影響です。
梅原大吾いわく「姉は争いごとが苦手なやさしい性格だけど、本当に要領がいい」し、「なんでも器用にこなせちゃう」ため、子供のころは憎たらしく思っていたそう。とはいえ、梅原大吾は、家族との仲はいたっていいようですよ。
梅原大吾 「勝ち続ける意志力」で語った名言!ウメハラ、ギネス登録までの経歴
梅原大吾 「勝ち続ける意志力」にちりばめられた名言の数々
梅原大吾が2012年4月に初めて出版した「勝ち続ける意志力」。梅原大吾のプロゲーマーになるまでの道のりを、人間臭い視点でまとめ、多くの読者から「勇気をもらえる。」、「一番熱くなれた本。」など非常に高い評価を獲得したベストセラー本です。高評価の一因に、数々の名言が語られていることが挙げられるでしょう。
「僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。昨日と同じ自分でいない。そんな意識が自分を成長させてくれる。」、「小さくてもいいから変えてみる。そんな意識があれば、誰だって、いつだって自分を変えることができる。そうやって自分の体験を増やしておけば、ふとしたとき、前よりも視野の広くなった自分に気付くはずだ。」、「日々の小さな成長の中で、ときに大きめの成長、発見に出会うことがある。いま、少し壁を越えたかもしれないと感じる瞬間だ。そんなときは、僕も流石にテンションが上がる。60の喜びが80くらいになる。「いやぁ、今日は良い発見があった」と気持ちがいい。」、「大会に勝って100の喜びを得ようとは思わない。それよりも、日々の練習において60の喜びを得たいと思う。喜びは60くらいがちょうどいい。30だとプロとは言いにくいし、100だと影響が大きすぎる。」などなど……。
梅原大吾の名言は、今を生きる人たちにも共通する普遍の真理を言い当てており、目からウロコが落ちる思いがします。語り口も率直で好感が持てます。「たかがゲーマー」と侮ることなかれ、ぜひ読んでみてはいかがでしょう。
梅原大吾 ウメハラ、ギネス登録までの経歴!麻雀~介護を経てゲーマーにカムバック
挫折を知らないと見られがちな梅原大吾にも、挫折した経歴がありました。23歳のとき、格闘ゲームで世界チャンピオンになって、ライバルがいなくなったことから、梅原大吾はゲームに面白さを感じなくなりました。
そのため、麻雀に転じてプロを目指しますが、自分が勝つことで対人関係が変わってしまうことに嫌気がさし、勝って人から恨まれるのが辛くなってしまったため、勝ち負けのない介護職へ転身。介護を選んだのは、梅原大吾の両親が医療関係で働いていたことも関係していました。
介護に従事する梅原大吾は、感謝されることに喜びを見出すようになっていた一方で、人間誰でも人生に終わりが訪れることを実感。それならば、今しかできないこと、そして自分にしかできないことを優先してやってみようと考えはじめた梅原大吾は、ゲームの世界に舞い戻ったのです。
2010年4月、アメリカのゲーム周辺機器メーカー「MAD CATZ」とプロ契約を締結。そして同年8月には、「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」のギネスワールド記録として登録され、認定表彰されたのでした。
梅原大吾 プロゲーマーとしての心得
ゲーマーといえば「休日でも外出せず、家に引きこもっている不健康な人」というのが一般的なイメージ。しかし、プロゲーマーの梅原大吾は日々、目的を持った筋力トレーニングを欠かしません。
ゲーマーの不健康なイメージを向上させるという目的も含め、規則正しい生活を送る毎日だそうです。精神衛生上の目的から、ゲーム三昧ということはなく、自宅にはゲーム機も置いていません。
そんな梅原大吾ですが、今後の競技人生について「前例がないことなので何ともいえない。」と前置きしたうえで、「いけると思ううちはずっとやりたい。」と現役にこだわる姿勢を保っています。そんな梅原大吾が語る心得には耳を傾けるだけの価値があります。
「準備をすることはもちろん悪いことではないが、何も考えずに時間を使ってもダメ。それが本当に自分にとって必要なことなのか、ちゃんとプラスになっているのかを考えながらやっていかないと、費やした時間が無駄になるどころか、逆に負担になる。」という方針のもとで、「一番理想なのは、自分のベストな練習時間で、自分に必要なものを確実に積み上げていくこと。実力に自信が加わる。」という手法をとります。
その具体的な手段として、「小さなことでいいから、1日に一つ成長をメモしていくこと。」という一見地味ですが、誰にでも可能な方法を挙げています。しかし、時には壁にぶつかり、モチベーションが低下することもあります。
そのためには「自分自身が楽しむ工夫をする」ことが一番大事だそうです。「それが一番難しい。」と付け加えて苦笑いする梅原大吾ですが、紆余曲折の経歴を持つがゆえに、その言葉には説得力があります。趣味や競技として格闘ゲームを認知させたいと語る梅原大吾。今後の梅原大吾の活動からも目が離せません。