林家こん平 病気・多発性硬化症とは?笑点メンバーが現在も支えに!
林家こん平 病気・多発性硬化症の病状は?
国民的人気番組「笑点」で、こんちゃんの愛称で親しまれ、「チャラーン」のかけ声と、元気なキャラクターが人気の林家こん平。2004年に原因不明の体調不良で「笑点」を降板し、2005年に正式な診断結果が明かされました。病名は「多発性硬化症」。
それから10年。今も右手の麻痺を感じながら、発声などのリハビリを続けています。
「多発性硬化症」とはどんな病気なのでしょうか。この病気は、中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こる病気であり、日本では難病として特定疾患に指定されています。様々な説が唱えられていますが、いまだに直接の原因は不明。
遺伝、自己免疫、ウイルスなどの感染の可能性が高いといわれています。病状として最も多く現われるのは視力の低下、複視、眼球振盪、眼痛などの目の症状。
そして、知覚障害、運動失調、運動麻痺、めまい、構音障害なども現れます。現在、内服薬をはじめとして、いくつかの再発予防の新薬が世界的に開発されています。新薬の登場によって一日も早くこの病気に悩む世界中の方が克服される日がきてもらいたいものです。
林家こん平 笑点メンバーが現在も支え!
療養中の林家こん平が、2015年8月23日、日本テレビ系『24時間テレビ38 愛は地球を救う』内で放送された『チャリティー笑点』に生出演しました。11年ぶりにメンバーと並んで共演を果たし、体いっぱいに代名詞のあいさつ「チャラーン」を披露し、ファンを喜ばせてくれました。
弟子の林家たい平に支えられながらスタジオに姿を表すと、メンバーはもちろん観客も大きな拍手。笑点のメンバーが林家こん平の近くに寄り添い、桂歌丸が「こんちゃん、おかえりなさい」と伝え、全員で「チャラーン」を披露すると、笑点メンバーと林家こん平は、みんなで一緒に涙を流していました。
長年の戦友であるメンバーは誰よりも林家こん平の復帰を望んでいることでしょう。そして林家こん平自身も笑点に復帰することを何よりも願い、日々の辛いリハビリをがんばっていることと思います。
林家こん平 三遊亭円楽、山田隆夫との掛け合いがまた見たい!
林家こん平 三遊亭円楽との関係!掛け合いがまた見たい!
笑点ファンに人気の、恒例の掛け合いとなっていた一つに、林家こん平と三遊亭円楽の掛け合いがあります。長年オレンジの袴を着た林家こん平の「笑点」での位置は、薄紫の袴を着た三遊亭円楽(前:三遊亭楽太郎)の隣でした。三遊亭円楽は、青山学院大学を卒業した、笑点大喜利メンバー屈指のインテリ系。政治ネタや、時事ネタを絡めた挨拶をする円楽に対し、続くこん平が「あたしにゃ〜そういう難しいことはわからないですがね……」と頭を振りながらの挨拶。
この掛け合いが恒例となっており、ファンにはいつも愛され、爆笑を生んでいました。今回の24時間テレビのこん平の復帰の際、コメントを求められた三遊亭円楽は「ずっと隣に並んでいたから……」と話しながら、溢れる涙を押さえることはできませんでした。
林家こん平 山田隆夫との関係!掛け合いがまた見たい!
笑点では、林家こん平と座布団運びの山田隆夫との掛け合いも人気でした。大喜利では、度々座布団運びの山田隆夫をいじって罵倒する林家こん平。度々子沢山の山田家をネタにしたり、山田の「笑点」卒業をネタにして(実際にそのような事実はないですが)バカにしたりする回答をしては、山田隆夫に座布団を全て没収されていました。
座布団がとられるだけではなく、突き飛ばされたり、蹴り飛ばされたり(蹴り転がされたり)、あるいは頭を張り飛ばされたりしながら座布団を全部持っていかれることもあり、その度に会場は爆笑の嵐。この掛け合いが、林家こん平と山田隆夫の一種のお約束ネタとなっていました。
その掛け合いは、現在、弟子の林家たい平にもしっかりと受け継がれています。しかしやはり本家、林家こん平と山田隆夫の掛け合いがもう一度見たいと思っているファンは多くいることでしょう。
闘病中の林家こん平さん 11年ぶりに客の前で落語師匠林家こん平うれし泣き、林家ぼたんが真打ち昇進
多発性硬化症のため療養中の落語家・林家こん平の弟子である、林家ぼたん(35)が来年3月に真打ちに昇進することとなりました。林家ぼたんは、日大を経て、2002年に弟子入り。「林家一門はバラエティーに富んでいて、自由度が高いと思った」と言い、弟子入り志願した3日後には、見習いとして楽屋にいたとのこと。
二つ目に昇進した直後に師匠が倒れ、「最初は倒れたことを教えてもらえず、旅に出ていると思っていた」そうです。現在は、林家こん平がレギュラー出演していた日本テレビ系「笑点」の座布団運び兼アシスタントとして活躍すると共に、BS日テレ「笑点特大号」の若手大喜利メンバーにも入っています。
林家こん平は、林家ぼたんの真打ち昇進が決まると、涙を流して喜んだとのこと。ちなみに、病気の発症以後、高座からは遠ざかっている林家こん平ですが、来年の林家ぼたんの真打ち昇進披露興行には何らかの形で参加するということで、そちらも楽しみですね。
こん平自身は療養中ですが、弟子たちがしっかりと林家一門を継承していってくれています。素晴らしいことですね!24時間テレビでは、リハビリも順調とのこと。最初は「要介護度4」だったところ、昨年8月に「要介護度3」に回復したことを明かし、「今年は2になるかもしれない」とも報告していました。
オリンピックが東京で開催される2020年には、高座への復活も目指してリハビリに励む林家こん平。来年3月の弟子の披露興行には、また元気な姿を見せてくれることを、ファンだけではなく、日本中が望んでいることと思います。