武田双雲が書道教室ビジネスで月収180万円!作品価格は?

武田双雲が書道教室ビジネスで月収180万円!作品価格は?

武田双雲が書道教室ビジネスで月収180万円!人気の秘密は?!

武田双雲は、メディアにもたびたび登場する、日本一売れている書道家。その武田双雲が経営する書道教室の月収は、何と180万円にも上るそうです。書道教室って、そんなに儲かるものなのでしょうか?武田双雲の書道教室の運営スタイルは、1日2時間、週10コマ。多忙な武田双雲が直接指導するわけですから、それくらいが限界でしょう。

ということは、NHK大河ドラマ「天地人」の題字を書したほどの有名書道家ということで、料金設定が破格だったりするんでしょうか。そう思われがちですが、実のところ月謝は「6000円~8000円」と、ごくごく一般的な価格設定。しかし、数々の感動的な書で知られている武田双雲に直接指導を受けられ、かつ月謝が良心的ということで、この書道教室には約300人もの生徒が在籍しています。

会員の年齢層は、幼稚園生から70代までのあらゆる世代。「キレイな字を習得する」から、「想いを込めて、楽しく」へ。武田双雲に触発されて、人々が書道教室に通う目的も変わって来ているようです。

武田双雲、月収180万円は全収入の3分の1!作品価格は?

武田双雲は、書道教室ビジネスで月収180万円という異例の大成功を遂げています。しかし、月収180万円とは、全体収入のうち、ほんの3分の1程度でしかないのです。芸術家たるもの、やはり主な収入源は作品販売。武田双雲の作品は、年に2回程開催する展覧会で販売されていますが、来場できなかった人が、ネットのギャラリーサイトで閲覧・購入するほどの人気を誇っています。

レプリカ作品でも5~10万円以上という高値がついていることが、武田双雲の証拠ではないでしょうか。また、NHK大河ドラマ「天地人」の題字で話題となって以来、武田双雲の元には多くの「題字」製作の依頼が来るようになりました。

AKB48のシングルCD「前しか向かねえ」、上地雄輔のアルバム「遊助」、関ジャニ∞のコンサートロゴなど、アーティストの作品題字を手掛ける他、2009年度は防衛庁から「防衛白書」の題字を依頼されています。そんな偉大な武田双雲は、一般家庭の表札、墓石、名刺の名入れなど、個人からの依頼も引き受けてくれるそうです。料金10万円~で唯一無二の名入れをしてもらえるのですから、ニーズは高そうですよね。

武田双雲を森大衛が批判するワケ!武田双雲と柿沼康二、書道家としての評価は?

武田双雲を森大衛が批判するワケ!実は字が間違いだらけ?国際賞も金で買った?

武田双雲は、素晴らしい数々の書作品で人々を感動させ、書道家としての地位を確固たるものにしtえいます。しかし、書道家・森大衛は、武田双雲に対し、「指導者として誤った物は捨て置けない」と批判しています。森大衛がそのような発言をしたきっかけは、彼に送られた来た”質問メール”でした。

森大衛は、そのメールに添付されていた「子供の母親が書いた」とされるひらがなについて、「あ……バランスが崩れたおにぎりのよう」「い…やっちまったなあ」「お……”ゝ”がアブラムシのよう」「ひ……悲壮感が漂ってます」「る……大変だ!早く助けてあげなければ!」と大批判し、添削指導しました。実はこれらが、テレビ東京「おはスタ」内の「かっこわるいっ書」で武田双雲がお手本として示している「書」だったとは知らずに。

それに対して、森大衛はブログで「謝罪の必要はない」とし、さらに武田双雲が過去に「国際賞を数十万円で買った」と週刊文春で語っていたエピソードを交え、そんな武田双雲がテレビ番組で書の指導を行った事自体に疑問を呈したのでした。

武田双雲と柿沼康二は何が違う?実は書道家と見なされていない?

森大衛が武田双雲に言いたいことは「書写的指導と書芸術指導の違いをわきまえろ」ということ。確かに、書芸術人である武田双雲には、「書の基本技術がめちゃくちゃ」という書道家としての悪評が絶えません。書作では筆法が鑑賞ポイントになりますが、武田双雲の場合は穂先が上を向き、単にドスッと筆をおいて、バシャッとはねるという素人に近い技術しかないという見方があるようです。

では書芸術分野ではどうなんだという話になると、よく武田双雲と比較対象にされるのが柿沼康二。彼も武田双雲と同じく、NHK大河ドラマ「風林火山」の題字を手掛けたことで有名な書道アーティストで、”異端児”とも呼ばれています。このように、同じく「書芸術」の分野で型破りな活躍をする武田双雲と柿沼康二ですが、実は、武田双雲だけが”書道家”として見なされていないのが現実。

柿沼康二のほうには、書という古典の型を踏襲したクリエイティブ性が見られるけれども、武田双雲の場合は格好だけだと言われています。それでも、多くの人が感動しているということは、他にはない魅力があるように思うのですが……。

武田双雲だからこそできること。

武田双雲の着流し風の衣装に、説得力のある口調、大胆な筆運び。これらは、確かに、武田双雲がメディア受けする要素なのかもしれません。書道に精通されている人なら、そのパフォーマンス性の高さのせいで、人々は肝心の書道がおろそかにされていることに気づかずに感動させられていると懐疑的になるものなのでしょう。

確かに、書の伝統を鑑みると、武田双雲は危うい存在とも言えますが、人々が武田双雲に求めているのはそういうことではない気がします。書道の世界に進むことを考えていなかったという武田双雲は、元々はNTT東日本の社員でした。ある時、女性社員の名前を代筆したところ「嫌いだった自分の名前が初めて好きになれた」と言われたことで会社を退職し、書道教室を開設する決心をした武田双雲。

その書道教室も、初めは生徒が集まらなかったそうですが、未来の不安よりも「今この瞬間を楽しむこと」を決意することで、道は次第に拓いていきました。その後、ストリート書家として活動を始めた武田双雲は、ポジティブ精神で道行く人々に多くの希望を与える存在になっていったのです。

武田双雲にとっての書は”今”にフォーカスした「楽しい」ものであり、伝統や常識に縛られるものではないようです。ベストセラーにもなった武田双雲の著書「ポジティブの教科書」にも、「○○だからこそできること」が幸せになる魔法の言葉として記されていました。正統な書道を踏んでいない武田双雲だからこそ、人々に伝えられるものがあったのではないでしょうか。

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