ジョージ・ルーカス監督作品「スターウォーズ」あらすじキャスト!

ジョージ・ルーカス「スターウォーズ」シリーズ感想あらすじネタバレ!

ジョージ・ルーカス、新作「スターウォーズ7」にタッチせず!「スターウォーズ」シリーズあらすじネタバレ!

「スターウォーズ7」は、12月18日全世界同時・同時刻で公開されます。今回10年ぶりに公開となる新作は、1983年公開の「エピソード6/ジェダイの帰還」から30年後という設定以外は、公開までのお楽しみですから、ネタバレの余地はなさそうです。「エピソード6」からの続きという意味で、便宜上「スターウォーズ7」とも呼称されているようですが、公開タイトルは「スターウォーズ/フォースの覚醒」。

これまでの「スターウォーズ」シリーズを牽引してきたジョージ・ルーカスは、今作から制作にはタッチしていないという点でも注目度は大なのです。さて、「スターウォーズ」シリーズを通してのあらすじは、辺境の惑星で育ったアナキン・スカイウォーカーと、その子供の宿命の戦い、自由と正義の守護者たる存在ジェダイと、悪と恐怖の信奉者シスの攻防、銀河共和国から銀河帝国への移行と銀河帝国の圧政への反乱により復活した「新共和国」などを描くものです。

ネタバレになりますが、主人公ルークの宿敵である帝国軍の暗黒卿ダース・ベイダーの正体こそ、実はルークの父アナキン。その生い立ちや暗黒に堕ちた理由もシリーズで徐々に明らかにされていきます。新作の話題は、何といっても、主要キャラだったルーク(マーク・ハミル)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア姫(キャリー・フィッシャー)がキャスティングされていること。「スターウォーズ」の旧作ファンには、うれしいところです。

ジョージ・ルーカス監督の「スターウォーズ7」シリーズ感想ネタバレ!

「スターウォーズ」シリーズは、SF映画の金字塔。12月18日に公開される新作「スターウォーズ/フォースの覚醒」は新3部作も含めると、第10作目となります。まずは、シリーズ生みの親、ジョージ・ルーカス監督のプロフィールを簡単に紹介しましょう。1944年5月14日生まれの71歳。

アメリカ・カリフォルニア州出身。「スターウォーズ」や「インディジョーンズ」など監督でヒットを飛ばし、商業的に大成功した映画作家でもあります。さて、「スターウォーズ」シリーズの感想ですが、1977年に公開された第1作(のちにサブタイトル「エピソード4/新たなる希望」が付加)は、CGなどなかった時代に持てる特撮技術をフルに駆使し、当時としては高水準のSFシーンを演出。宇宙での戦闘シーンや神話をほうふつとさせるストーリー、個性に満ちたキャラクターなど魅力も満ちあふれ、当時の観客を熱狂させたのも納得です。

ネットの感想でも指摘されますが、単純明快な対立構図、キャラクター設計など、ジョージ・ルーカスが、黒澤明「隠し砦の三悪人」からインスパイアされた影響も顕著ですね。以降、第6作まで制作、さらに「エピソード1」~「エピソード3」までの「新3部作」と呼ばれる3作もあわせると、「スターウォーズ」シリーズの公開作品は9作。後発の作品ではCGなど技術水準は上がりましたが、初めて見るファンは、「スターウォーズ」シリーズ独特の世界観と、登場人物を把握するだけでも一苦労ではないでしょうか?

ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグの友情秘話!

ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグとの友情秘話!作品制作のフォローやキャラのゲスト出演も!

ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグは、映画界では互いの才能を認め合う盟友同士として知られています。また、スティーブン・スピルバーグは、自作「未知との遭遇」公開直後から、同時期に封切りされた「スターウォーズ」の大ファンだったことでも有名です。よほど親密な仲なのでしょうか、

秘話として、ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグは、後続のヒット作でも、作品の制作をフォローし合うほどの友情に結ばれています。例を挙げれば、「インディジョーンズ」シリーズ。ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグは、共同で製作にあたったほか、「スターウォーズ/エピソード3」で、スティーブン・スピルバーグがアシスタント・ディレクターに就いています。

また、スティーブン・スピルバーグは「ジュラシック・パーク」制作時には、同時に「シンドラーのリスト」のポーランドロケ撮影も抱えていたため、代わってジョージ・ルーカスが「ジュラシック・パーク」のCG仕上げや編集などのポストプロダクションを束ねています。こんな例、他にあまり見当たりませんよね。お互いに友情と信頼を保っている証明として、2人の映画に登場するキャラクターが、それぞれゲスト出演することもあります。

例えば、「E.T.」のハロウィーンのシーンでヨーダが登場、「スターウォーズ/エピソード1」ではお返しに、エキストラでE.T.が登場、「未知との遭遇」ではR2-D2が登場していたりします。ほかの作品も探してみれば、ゲスト出演キャラが見つかるかもしれませんね。

ジョージ・ルーカス「スターウォーズ」第1作ヒットをスピルバーグが予言!上映会での酷評の中ただ一人称賛

「スターウォーズ」シリーズは、映画史上空前の存在となりましたが、記念すべき第1作のヒットを予言したのが、ジョージ・ルーカスの親友、スティーブン・スピルバーグでした。制作から完成に至るまでの間、ジョージ・ルーカスには、待ち受けていたかのように苦難が相次ぎます。

灼熱の砂漠でのロケーションでスタッフの体調不良が続出、撮影期間の長期化で費用も膨れ上がり、さらにジョージ・ルーカス宅には泥棒が入るなど、公私ともに惨憺たる中、やっとの思いで完成した1作目。映画業界関係者を招待した上映会開催にこぎつけたジョージ・ルーカス。

しかし、上映が終了すると、作品の世界観を理解できなかった出席者は一斉に沈黙。映画の出来を罵る怒涛のような酷評が、それまでの沈黙を破ります。史上最低の映画だという声に始まり、果ては、レイア姫の髪型をまるで菓子パンだと揶揄する声まで言いたい放題で、会場内は収拾がつかなくなりかけました。しかし、そんな中で、たったひとりこの映画を称賛する人物がいたのです。それは誰あろうスティーブン・スピルバーグ。

「この映画は1億ドル以上を稼ぎ出すに違いない」と予言しました。出席者一同が「こんな映画がヒットするわけないじゃないか」と考えたのは想像にかたくありません。ジョージ・ルーカス本人ですら自信を失い、債権者の取り立てから逃れるためにハワイで別荘にこもっていたほどです。しかし、いざふたを開けてみれば批評家たちの予想を覆す大ヒット、世界的な社会現象にまでなりました。親友スティーブン・スピルバーグの予言が、ズバリ的中したのです。

ジョージ・ルーカス、「スターウォーズ」を手放した胸中は?

「スターウォーズ7」、正式タイトルは「スターウォーズ/フォースの覚醒」。新作は3部作が予定されていますが、ジョージ・ルーカスはメガホンを取っていません。今作の監督は、J・J・エイブラムス。どういう理由かというと、2012年10月に、ジョージ・ルーカスは、娯楽大手ウォルト・ディズニー・カンパニーに「スターウォーズ」シリーズの権利を譲っていたのです。

ジョージ・ルーカスが設立した映画会社「ルーカスフィルム」を、ディズニーに40億5000万ドル(約3200億円)で買収され、セットで「スターウォーズ」関連の権利も渡したため、現在、ジョージ・ルーカスは「スターウォーズ」について一切の権限を持ちません。会社売却前には「スターウォーズ7」のストーリー制作に着手し、新シリーズへの意欲も示していたジョージ・ルーカス。

しかし、ディズニー側が買収の際に三部作という条件をつけたため、制作の主導権を握ることを諦めたというのです。「自分が決める前に、周囲の人たちがどうすべきなのか決めようとする。何かを試みることができなくなった」と制作が不自由となったことに、ジョージ・ルーカスの作り手としての苦悩が凝縮されています。

完成した作品でも、「脱ルーカス」を印象づけるためか、ルーカスの作ったストーリーは採用されていません。新シリーズでは、クリエイティブ顧問というポストが与えられたジョージ・ルーカス。実質的には、制作への口出し権限のない名誉職とみられますが、ジョージ・ルーカス自身も、制作からは完全に身を引く意向を示しています。今後は「スターウォーズ」のファンとして、新作を純粋に楽しみにできる立場になったというジョージ・ルーカス。「ルーカスフィルム」売却の際には、「自分が会社を去っても『スターウォーズ』は今後100年続く」というコメントを残してもいます。

自分が制作に関われない代わりに、ディズニーへ「スターウォーズ」を引き渡すことで、シリーズを安泰に導いたという満足感があるのかもしれません。はたまた、過去には作品をさんざんたたかれた経験もあったので、その精神的負担から解放されたという安堵感もあるのでしょうか。今後の「スターウォーズ」シリーズの展開も興味深いですが、自らが手塩にかけた「スターウォーズ」新作の感想を、ジョージ・ルーカスに聞いてみたいものです。

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