大森南朋が結婚した嫁・小野ゆり子とは?父・麿赤児は世界的舞踏家!
大森南朋そして妻の小野ゆり子とはどんな人物?
大森南朋は1972年生まれ、東京出身の俳優です。1993年に映画「サザンウィンズ日本編トウキョウゲーム」でデビューし、映画のほかにも、テレビドラマやCM、舞台にナレーションと、幅広く活躍しています。最近では、ドラマ「リーガル・ハイ」や、「コウノドリ」に出演していました。
大森南朋が注目を浴びるようになったのは、2007年に放送されたNHKドラマ「ハゲタカ」で演じた、主人公の鷲津政彦役。独特の存在感を放ち、役者としてたくさんの引き出しを持っていることを示した大森南朋を、監督や映画製作者が見逃すはずもなく、「ハゲタカ」以後、幅広いジャンルからの仕事が舞い込むようになりました。
そんな注目の俳優・大森南朋と、2012年3月14日に結婚したのが、女優の小野ゆり子です。嫁の小野ゆり子は、1989年生まれの26歳。中学生の時にCM出演した後、舞台や映画などで活躍の場を広げてきた女優です。椎名桔平主演のドラマ「刑事のまなざし」で、「あの凛としたたたずまいの和風美人は誰?」と話題になったころから、にわかに存在感を増してきました。
大森南朋は、嫁の小野ゆり子が結婚した当時は、年の差が18歳ということで話題にもなりましたね。大森南朋は、嫁・小野ゆり子との結婚を決意した理由について「年齢的なことは気にしていなかった」と答えています。理想の夫婦像について「お互いを尊重しつつ、年齢を重ねても、朝から仲良く出かける夫婦に憧れます」と語っている大森南朋は、仲の良い夫婦生活を築いているのでしょう。
大森南朋の父親は超大物!世界的に有名な舞踏家・麿赤児だった!
大森南朋の父親が、世界的にも有名な舞踏家であり、個性派俳優でもある、麿赤児ということはご存じでしょうか?
麿赤児は、早稲田大学文学部を中退後、山本安英に共感して「ぶどうの会」という劇団に参加しますが、政治的な議論ばかりの活動に嫌気がさして退団。その後、舞踏家の土方巽に師事し、昭和47年には麿赤兒自身で舞踏家集団を旗揚げし、海外公演も積極的に主催していきました。世界に知られるようになり、2008年に舞踏評論家協会賞、2006年には文化庁長官表彰を受けた麿赤兒は、日本芸能における功労者の一人です。
麿赤兒の活躍は、舞踏の世界だけにとどまりません。映画「キル・ビルVol.1」や「菊次郎とさき」、長男の大森立嗣が監督を務める「まほろ駅前多田便利軒」シリーズにも、役者として出演しています。個性派俳優といわれるだけあって、麿赤児の名前の由来も個性的。「寒い日の夜、トイレで尻を拭いたら、切れ痔で紙が真っ赤だったので、それを見て付けた」というのがそれ。凡人には、なかなか思いつけない発想です。
大森南朋主演「ハゲタカ」あらすじキャスト感想!日本アカデミー賞優秀男優賞も受賞!
大森南朋が主演したドラマ「ハゲタカ」のあらすじキャスト、感想は?
大森南朋が注目を浴びたのが、2007年に放映されたNHKドラマ「ハゲタカ」です。このドラマは、作家・真山仁の経済小説を原作に、全六話が放映されました。
「ハゲタカ」のあらすじは、大森南朋が扮する鷲津が、ある事件をきっかけに「三葉銀行」を退職したところから始まります。鷲津は、一度渡米したのちに、投資ファンドの日本代表に就任し帰国。以後は、ファンドマネージャーとして辣腕をふるい、日本企業を次々に買収するやり方から「ハゲタカ」との異名を持つまでになります。その後、三葉銀行の資産流動対策室の室長であり、鷲津の元上司の芝野と再会することに。再開した二人は、保有債権のまとめ売りで、買う側と売る側として対峙することになります。
ドラマ「ハゲタカ」は、主人公の鷲津に大森南朋、鷲津の元上司である芝野健夫は、「あぶない刑事」にも出演していた柴田恭兵。三葉銀行役員に中尾彬、東洋テレビ報道局の記者三島役に栗山千明など、重厚なストーリーにも負けない、そうそうたるたるキャストが集結したことでも注目を浴びました。視聴者からの感想でも、「NHKだからこの完成度の高いドラマができた」「投資の用語がたくさん出てきて興味深い」「お金について考えさせられる」「純粋に面白い!」といった高評価の声がたくさん上がっています。
大森南朋は主演「ハゲタカ」で注目されるだけでなく、日本アカデミー賞優秀主演男優賞も受賞していた!
大森南朋は、NHKドラマ「ハゲタカ」で魅せた独特の雰囲気と絶妙な演技力で、お茶の間の注目を浴びることになりました。しかし、それだけではありません。大森南朋は、映画版「ハゲタカ」で、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しています。この年のアカデミー賞のノミネート作品には、「沈まぬ太陽」や「ディア・ドクター」、「釼岳 点の記」など骨太な作品が並んでいました。
その中で、映画版「ハゲタカ」は、優秀主演男優賞を大森南朋、優秀助演男優賞を玉山鉄二でW受賞。優秀主演男優賞は、過去には、浅野忠信や笑福亭鶴瓶といった実力派俳優も受賞していますから、大森南朋も彼らと同じく、今後も映画やドラマでさらに活躍していくことでしょう。
大森南朋は、2016年期待の映画「ミュージアム」で演技合戦!
大森南朋は、今年も活躍してくれそうです。なんといっても注目されるのは、2016年秋口に全国ロードショー予定のスリラーエンタテイメント映画「ミュージアム」でしょう。
原作漫画を実写化した形となる映画「ミュージアム」。主演は小栗旬で、監督は、アニメが実写映画化された「るろうに剣心」でメガホンを取った大友哲史監督です。映画「ミュージアム」のあらすじは、雨になると必ず起こる連続猟奇殺人事件で、カエルのマスクを被った通称『カエル男』が、事件に関連性があると気づいた沢村刑事。
しかし、犯人を追うはずの沢村刑事が、絶望的な状況に追い詰められていって……という物語です。大友哲史監督は「それぞれの俳優たちの鬼気迫る迫真の演技は、小栗旬演じる沢村刑事を心身ともに追い詰めて、見ている方々を非日常的な恐怖体験へと誘います」とコメントを寄せています。公式サイトの予告映像を見ると、大友哲史監督の言葉を裏付けるかのようで、たしかにかなり怖そうです……。
気になるキャストは、主役である沢村久志を小栗旬、その妻を尾野真千子、そして、主人公・沢村久志の父親役が大森南朋です。ほかにも、若手イケメン俳優として人気の野村周平や、渋さの光る伊武雅刀に松重豊、演技派の田畑智子など、豪華な俳優・女優が勢ぞろいしている映画「ミュージアム」。
ドラマ&映画「ハゲタカ」以降、重厚な演技に定評のある大森南朋は、並み居る豪華共演者たちとどのような演技合戦をみせてくれるのでしょうか。大森南朋は、同じ大友哲史監督の映画「秘密 THE TOP SECRET」にも出演しており、こちらの公開は2016年8月。秋に公開される「ミュージアム」とあわせ、今年の夏以降、大森南朋の存在感がさらに高まるのは必至ですね!