平泉成のものまねにはコツがあった!欠かせないセリフとは?

平泉成のものまねにはコツがあった!欠かせないセリフとは?

平泉成のものまねは、誰もが一度は挑戦したくなるけど、結構むずかしい

平泉成は、1944年生まれの71歳。かつてはドラマ好きでないと、見逃しがちな脇役でしたが、近年、とんねるずのバラエティ「したっ!」の、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で、これもまた地味なものまねタレントの末吉くんが、平泉成のものまねをするようになって以来、一躍その認知度が上がりました。

今や平泉成のものまねは、宴会芸の定番となっているそうで、なんとあの福山雅治までが、自分のラジオ番組で、平泉成のものまねをして悦に入っていたとか。平泉成の特徴は、なんといっても、絞り出すような声の出し方です。あとは、平泉成が出演するドラマでいかにも話しそうなセリフ、例えば「いや~、しかし、なんですなぁ」など、台詞のディティールに、いかにこだわるかがポイントでしょう。ちなみに平泉成のものまねを少しアレンジすれば、往年の名優、大滝秀治もできるそうです。ぜひ一度ためしてみてください。

平泉成は、脇役一筋50年のつわもの

平泉成は、叩き上げの刑事、頑固な職人、地方の議員、息子の無実を訴える父親、娘の結婚に反対する父親など、ドラマに欠かせないさまざまな役柄をこなす俳優でありながら、不思議と、レギュラー出演者としてのイメージが乏しいベテラン俳優です。ドラマの中で見ると、平泉成の演技は、役柄に溶け込んで全く違和感がありませんが、今注目されいてるものまね芸として平泉成を取り上げてみると、とても個性的な俳優であることが分かります。

平泉成が首つり自殺役で激怒!?息子・平泉陽太、娘・平泉季里子の現在は?

平泉成が、北野武監督デビュー作で首つり自殺役に大激怒!

平泉成は、北野武の記念すべき第一作「その男、凶暴につき」に出演しています。刑事役のたけしと親友の刑事ながら、麻薬の横流しに手を染め、最後は、首つり自殺に見せかけて殺されるという、重要かつ悲惨な役でした。隠し撮りで行われたという、橋の欄干に吊りさげられる平泉成の首つりシーン。

しかし、間が悪いことに、そこへ本物の警官が現われたから大変です。北野武以下、スタッフはその場を逃げ出し、現場には、欄干から首を吊られ、死人のメークをした平泉成だけが残されました。当然、平泉成は、警官にこっぴどく怒られる羽目に。さらに「上がってこい!」と言われても、なんともできない平泉成は、ひたすら警官に謝っていたそうです。

スタッフが駆けつけて、やっと事なきを得た後も、平泉成は欄干に吊るされたまま、撮影は続行。やがて食事時間になりましたが、スタッフの指示は、「上から弁当を下ろします。そこで食べてください」でした。これにはさすがの平泉成も「ふざけんな!」と、大激怒したそうです。

平泉成は、実生活ではとても幸せなお父さん

平泉成は、俳優としての仕事が安定した1980年、36歳で、13歳年下の女性と結婚しています。子供は、息子と娘が一人ずつ。息子の平泉陽太は、ドラマ「WATER BOYS」に出演し、平泉成と親子共演を果たしましたが、今は一般の会社員だそうです。娘の平泉季里子は、テレビ朝日に一般職として入社し、宣伝担当の部署で働いています。立派に成人した息子と娘に恵まれた平泉成は、実生活において、幸せな家庭生活を営んでいるようです。

平泉成が今度はWOWWOWの連続ドラマ「希望ヶ丘の人びと」で名脇役を競う

平泉成は、かつて平泉征と名乗っていましたが、占い師の助言により、今の「成」と改名しました。その1年後の1989年、元号が、昭和から平成に変わり、平泉成自身も、「自分は、脇役に徹して生きよう」と気持ちも新たにして、俳優業に臨むようになったそうです。最近では、平泉成をテレビで見ない日はありません。先日もまた新たなドラマ制作の発表があり、平泉成の出演が決まっています。

それは、最近注目が高いWOWWOWの連続ドラマで、直木賞作家重松清原作の「希望ヶ丘の人びと」です。主演は沢村一樹が務めます。「希望ヶ丘の人びと」のストーリーは、妻を亡くした主人公が、亡き妻の故郷「希望ヶ丘」で、2人の子どもと四苦八苦しながら新しい生活を築いていく姿を描いた本格ホームドラマ。毎回、希望ヶ丘のユニークな住人たちとの関わりを通して、ハートフルストーリーが展開します。

平泉成は、その希望ヶ丘の住人の一人として登場。平泉成の他にも、伊藤かずえ、六角精児、宮川一朗太、やついいちろうなど、豪華で個性的な脇役陣が出演するドラマ「希望ヶ丘の人びと」は、彼ら脇役陣の演技比べも見ものです。同世代には新劇出身の俳優が多い中、名古屋のホテルでベルボーイとして働いていた平泉成は、当時の大映の大スター、市川雷蔵に出会うことで役者人生をスタートさせました。しかし、大映は倒産。役者として特別な教育を受けたこともない平泉成が、テレビの創成期から、フリーの役者としてドラマに出続けること50年。ある意味、平泉成こそ、脇役の鏡といってよい俳優なのかもしれません。

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