2021年9月27日 更新
阿部一二三3兄妹の子供時代の写真が話題!成功の裏には長男である兄の支えが?
◆出身:兵庫県
◆身長:167m
◆段位:四段
◆出身大学:日本体育大学
◆所属:パーク24
◆2021年東京オリンピック 男子柔道66kg級 金メダル
阿部一二三はイケメン柔道家!3兄妹の子供時代の写真も話題
柔道家の阿部一二三(あべひふみ)には、2歳年上の兄と、3歳年下の妹がいます。東京オリンピックでは、2021年7月25日に、同じく柔道選手である妹・詩(うた)と兄妹揃って金メダルを獲得し、歴史に名を刻みました。
柔道を始めた当初は、泣いて練習に行きたがらないことが多かったという阿部一二三。一緒に柔道をしていた兄が、付き添って道場に行っていたそうです。妹の詩は、兄たちの影響を受けて5歳から柔道を始めています。
兄妹が揃って金メダルを獲得した当日、野村忠宏が代表取締役を務める「Nextend」のインスタに、3兄妹の幼少期の写真が投稿されると、「美形3きょうだい」「長男が超イケメン」といった称賛のコメントが寄せられました。
大きな瞳が印象的な阿部一二三は「イケメン」と評判ですが、兄も整った顔立ちであることに注目したファンも多かったようです。
阿部一二三の成功を支えた兄の存在!
父親は消防士、母親は喫茶店経営と共働きで忙しかった阿部家では、長男も頼もしい存在でした。阿部一二三と阿部詩の兄である阿部勇一朗が、2021年7月26日公開の「スポーツ報知」や「日刊スポーツ」にて、弟とのエピソードについて明かしています。
阿部勇一朗は小学生の頃、母親に頼まれて、弟・一二三と同じ道場に通っていました。しかし、本人曰く「強くなりたいとか、そういう意識はなかった」のだそう。世界一を目指して熱心に練習する弟の姿に、感心させられたといいます。
中学校に入ると阿部勇一朗は柔道を辞めて水泳部に入ったものの、弟・一二三が県外への出稽古に行く際には両親の代わりに送迎したり、自主練に付き合ったりして弟をサポートしていたのだとか。阿部一二三が柔道選手として花開くまでの歩みに、重要な役割を果たした人物の1人は兄だったと言えるでしょう。
現在は国家公務員の職に就いているという阿部勇一朗ですが、仕事の合間を縫って応援に出向くなど弟と妹の活躍を見守っています。阿部一二三・詩の金メダル獲得については、「非現実的なことを現実にした。本当に誇らしい」と語っていました。
阿部一二三が柔道を始めたきっかけや名前の由来は?10年に1人の逸材?
阿部一二三はテレビ観戦で「カッコいい」と柔道の道へ!
阿部一二三が柔道に興味を持ったのは6歳の時。テレビで柔道の大会を観て「カッコいい」と憧れたのをきっかけに、兵庫少年こだま会で柔道を始めました。
一二三という名前には、両親の「一歩一歩進んでいってほしい」という願いが込められています。元々柔道の素質があったのかもしれませんが、両親の願い通り、一歩一歩努力を大切にする人生を歩んでいます。
そんな阿部一二三が好きな言葉とは「努力は天才を超える」。常に努力をしているからこそ、今のような最強の阿部一二三が存在するのでしょう。
阿部一二三は柔道ファン待望の逸材?
阿部一二三は、中学生になると全国中学校柔道大会やアジアユースといった大きな大会で優勝するなどの活躍ぶりを見せ始めます。高校時代も数々の大会で優勝を飾り、さらに注目を浴びる存在となっていきました。
日本体育大学に進学した阿部一二三は、世界トップクラスの選手に。2017年8月にハンガリーで行われた世界選手権では6試合中5試合を一本勝ちで勝利して金メダルを獲得。2018年9月にアゼルバイジャンで行われた世界選手権では、阿部詩と兄妹で世界チャンピオンになり、話題をさらいました。
男子代表の監督を務める井上康生は「彼が大きく輝くのは東京五輪。もっと伸ばせる要素があり、成長していける」と阿部一二三の強さを称え、国際柔道連盟(IJF)も「東京2020の顔が、柔道界の新たな顔になった」と高く評価しています。
一本背負いを武器に数々の大会で柔道ファンを沸かせ、「平成の三四郎」と呼ばれた古賀稔彦、1996年のアトランタ、2000年のシドニー、2004年のアテネと、オリンピック三大会で60kg級連覇を果たした野村忠宏に続く逸材とも言われる阿部一二三。2021年に開催された東京オリンピックで、見事期待に応えました。
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阿部一二三の筋肉が半端ない!勝利を呼ぶルーティーンは赤いパンツ?
阿部一二三の筋肉は悔しさをばねに鍛えられた?
柔道男子66kg級で期待の星として注目される阿部一二三。試合で見せる強さもさることながら、日々どれほどのトレーニングに取り組んでいるのかが伝わる彼の美しい筋肉も、ファンの間で注目を集めています。
阿部一二三が本格的に身体を鍛え始めたのは、小学生の時。きっかけは、現在は女子63kg級で活躍する鍋倉郁美に投げられて負けたことでした。女の子に負けたことが悔しくてたまらず、父親と近所の公園で体幹を鍛えるトレーニングなどを始めたのだとか。
それでも引き分けになることはあったものの、結局鍋倉郁美には1度も勝てず、悔し涙を流したこともあるという阿部一二三。その悔しさをバネにトレーニングを積んだことが、今の強さにつながったようです。
2017年の世界選手権で初出場にして優勝し、20歳で世界チャンピオンの座に就いた時には、大会後に出演した「とくダネ!」で鍋倉郁美に感謝していると語っています。
阿部一二三は勝利を呼ぶ赤パンツを愛用!村上信五がプレゼント
阿部一二三は、赤色のパンツを履いて柔道の試合に臨むことが一番のルーティーンであることを明かしています。赤は闘争心が沸く色だから良いと母親に言われたのをきっかけに、柔道の試合に出場するようになってからずっと続けていることで、計量、練習、試合と3回履き替えるのだそう。
子供の頃から長年続けているルーティーンなので、今では赤いパンツを履いていないと勝てるイメージが沸かないほどなのだとか。
東京オリンピックも、もちろん赤いパンツで臨むと語っていた阿部一二三。2021年7月18日に放送された「東京五輪5日前『ラストサプライズはこちらです!』」では、MCを務めていた関ジャニ∞の村上信五から、サプライズで赤いパンツをプレゼントされる様子が放送されました。
表には「阿部一二三 金」、裏には「村上信五」とプリントされた特製のパンツを受け取った阿部一二三は、「めちゃくちゃ嬉しいです」と感激していました。
阿部一二三の東京オリンピック金は丸山城志郎との勝負で強くなったお陰?
阿部一二三をさらに強くしたライバルは丸山城志郎!
阿部一二三は東京オリンピックで金メダルを獲得するまでに、大きな試練も経験しています。オリンピックの前は、国際大会で34連勝を果たすなど”期待の星”として注目を集めていた阿部一二三ですが、丸山城志郎を相手に3連敗を喫します。
その後、東京オリンピックの代表選考として2020年12月13日に行われた丸山城志郎とのワンマッチで、阿部一二三は、24分に渡る死闘を制しリベンジを果たしました。
日体大時代に阿部一二三を指導した山本洋祐は、この試合を「歴史的な一戦」と評し、これにより「(阿部一二三が)精神的にも一回り強くなった」と分析しています。阿部一二三本人も「自信になった。一番成長したのは心の部分」と振り返っていました。
阿部一二三はこの試合の2週間前に、本番と同じような環境で模擬試合に臨み、準備を整えていたといいます。その甲斐あって、見事に東京オリンピックへの切符を手にしました。
そして迎えた東京五輪では、2021年7月25日に準決勝ではダニエル・カルグニンと、決勝ではバジャ・マルグベラシビリと対戦していずれも勝利を収め、兄妹で金メダルという夢を現実のものにしました。
野村忠宏の3連覇を超える、オリンピック4連覇を目指していると公言している阿部一二三。2024年に開催されるパリ五輪で、どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
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