アドラー心理学で劣等感を原動力に!人生を変える名言集!

2020年5月7日 更新

アドラー心理学で劣等感を原動力に!人生を変える名言集!

アドラー心理学が今、ブームに!劣等感を原動力にする方法とは

アドラー心理学が、今、大変話題になっています。アドラー心理学を生み出したのは、アルフレッド・アドラーというオーストリア出身の心理学者です。「人生の成功を手にするためには、劣等感をなくさなければならない」という、これまでの自己啓発の考え方にも大きな影響を与えているアドラー心理学。「劣等感の心理学」ともいわれていますが、それは、アドラーによる「人間であることは、劣等感を持つことである」という発言があったからです。

アドラー心理学の基本的な考え方は、「人は誰でも劣等感を持っていて、それを原動力にして生きている」です。劣等感がプラスの方向に動くか、マイナスの方向に動くかで人生は変わるといいます。劣等感をプラスの方向に向け、原動力にするとは、具体的にはどのようなことでしょうか?

それは、自分だけの利益を考えるのではなく、社会貢献ということに目を向けること。アドラー心理学は、自信はないかもしれないけれど、小さなことでもいいから、何か人のためになることを考えて実行してみる、それこそが劣等感を原動力にすることになると教えます。

アドラーの人生を変える名言集!人生の方向性を見出そう

アドラーの残した名言はたくさんありますが、人間関係を良くしたい時に思い出していただきたいのがこれです。「悲しいから涙を流すのではない。相手を責め、同情や注意を引くために泣いているのだ」「カッときて自分を見失い怒鳴ったのではい。相手を支配するために、怒りという感情を作り出し利用したのだ」。

人は、相手を支配するための目的、手段として感情表現をします。自分の周りに、感情に任せて人間関係を壊してしまうという人がいたら、この名言を思い出してみましょう。その人に対する見方が変わって、自分がどう接するべきか冷静に判断することができます。

アドラー心理学では、起こったできごとや、過去に対して、「何があったか」ではなく、自身が「どう解釈したか」という視点で考えます。「人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生は、きわめてシンプルである」というアドラーの言葉もありますが、自分自身の捉え方や受け取り方で人生は変わるという考え方です。

「人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は『解説』になっても、『解決』にはならないだろう」。そして、「健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。不健全な人は、相手を操作し、変えよとする」という名言も。自分自身のあり方を見つめ、自分自身が変わること……それが自らの手で人生を変えるためのポイントのようです。

アドラー心理学本おすすめランキング!経歴やプロフィールは?

アドラー心理学本でこれだけは読んでおきたいおすすめランキング!

アドラー心理学の本にはいろいろありますが、これだけは読んでおきたいというおすすめ本ベスト5を紹介します。第5位は「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」です。前島由香里という28歳の主人公のもとにアドラーの幽霊が現れ、さまざまなヒントを授けてくれるというストーリーのマンガ本。手軽に読める入門書としておすすめです。

第4位「人生に革命が起きる100の言葉」。アドラーの言葉が1ページに1つずつ書かれていて、解説もついています。第3位「困ったときのアドラー心理学」は、日常生活でよくあることをまとめた実例集です。困った時に、解決のヒントを探すために読んでみましょう。第2位「自分を勇気づける技術」。目標を達成するために、自分をどのように勇気づけるかということが分かる本です。

第1位は、今人気のベストセラー本「嫌われる勇気」。人はどうすれば幸せに生きることができるのかということについてが、哲人と青年の対話による物語形式で、分かりやすくシンプルにまとめてあります。
初心者でも分かりやすいものがたくさん出ているアドラー心理学本。心理学を学びたい方だけではなく、日々の生活の中で悩んだり迷ったりした時、方向性を見出すことができるのでおすすめです。

アドラー心理学の生みの親アドラーの経歴とプロフィール

アドラー心理学の生みの親は、アルフレッド・アドラー。1870年2月7日生まれのユダヤ人です。4歳の頃に弟をジフテリアで亡くし、自身も5歳の時に肺炎にかかり生死をさまよったという経験から、医師になることを決意し、1898年に開業医となります。そのころから心理学に関心を持つようになったアドラーは、1902年に、フロイトが主宰するグループに参加。フロイトの共同研究者となりますが、フロイトと意見がくい違うようになり、自身で「自由精神分析研究会」を立ち上げました。

第一次世界大戦中には軍医として働き、その時の経験が、アドラー心理学の基礎となっています。1929年、アメリカに永住権を獲得したアドラーは、多大なる支持を得るようになりました。そのため、アメリカを拠点として、カウンセリングや講演活動で各地を忙しく飛び回る生活を送っていましたが、67歳の時、スコットランドの講演先で、心臓発作により亡くなりました。

アドラー心理学の入門書「嫌われる勇気」が売れる理由とは!?

アドラー心理学の入門書「嫌われる勇気」は、注目されて以後、書籍ランキングでいつもランクインしています。著者は、岸見一郎・古賀史健の2人。岸見一郎は、1999年に「アドラー心理学入門」という本を出版しましたが、古賀史健はこの本を読んで衝撃を覚え、いつか岸見一郎とともにアドラー心理学の決定版ともいうべき書籍をつくりたいと思っていました。

2013年に、その思いが形になり出版されたのが「嫌われる勇気」です。「世界はシンプルで、人は誰でも幸せになることができる」と説く「哲人」と、それを論破しようとする青年の対話形式の構成になっていて、ストーリー性のある分かりやすい内容になっています。実際に、岸見一郎と古賀史健が対話したことがベースになっているので、より親しめる内容になっていることも、本書の魅力でしょう。

自己啓発セミナーなどでも、紹介する講師が多いという「嫌われる勇気」。その魅力は、尊敬するビジネスマンが推薦する本だということで、自己啓発に励む若者たちを中心に口コミで広がっていきました。「嫌われる勇気」の内容のポイントは、「すべての悩みは対人関係である」ということ。

人間関係におけるストレスが多い現代社会において、その悩みを、どのように考え、どう解決していくかということを知りたい方は少なくないはずです。実際、「嫌われる勇気」を読むと、自分の生活に重なる部分が多いので、また読み返したくなり、さらに、実践してみたくなります。今、人生に悩んでいる方がいたら、とりあえず「嫌われる勇気」を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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