アラン・リックマン「ハリーポッター」スネイプ役の声が忘れられない!死因は何?

アラン・リックマン映画「ハリーポッター」スネイプ役の声が忘れられない!死因は何?

アラン・リックマンは「ハリーポッター」のスネイプを熱演!声が印象的過ぎる!

アラン・リックマンという俳優をご存じでしょうか。英国人のハリウッド俳優で、数々の作品に出演していた名俳優です。日本の皆さんには、あの有名映画「ハリーポッター」シリーズの意地悪先生、セブルス・スネイプ役の人としておなじみかも知れません。

アラン・リックマンは、スネイプ役を、「ハリーポッター」シリーズ全作で務めました。原作の「育ち過ぎたコウモリ」という描写に忠実な立ち居振る舞いと、何よりも滑らかに地を這うようなセリフの話し方。話し終わる最後に、フッと消え入るような余韻のある、しかし感情を押し殺したクイーンズ・イングリッシュ。

アラン・リックマンの甘い低めの声「ヴェルヴェット・ボイス」も相まって、演ずるスネイプは、「ハリーポッター」作品でも一、二を争う人気キャラクターになりました。スネイプファンの人々も多く、「今でもスネイプの声が忘れられない」「アラン・リックマンによみがえってほしい」という声が多数!まさに大人気の俳優でした。

アラン・リックマンが死んでしまった原因は何なの?

アラン・リックマンは、2016年1月に亡くなりました。死因は、膵臓癌です。膵臓癌は、早期発見が難しく、「静かな癌」といわれるほど治療が困難な病気。アラン・リックマンも、軽度の脳卒中で倒れた時の精密検査がなければ、そのまま癌が発見されることなく活動していたかも知れません。アラン・リックマンのほかにも、膵臓癌で亡くなった有名人は多く、有名なところでは、スティーブ・ジョブスなどが挙げられます。

アラン・リックマンの死については、多くの俳優や有名人が哀悼の言葉を寄せました。どの声も一様に、「アラン・リックマンの死が悲しい。アラン・リックマンは本当に親切で優しい紳士だった」と伝えています。演じたスネイプが、「ハリーポッター」の中で、「最も勇敢で素晴らしい人間だった」と言われるのと同じようですね。アラン・リックマンもまた、俳優活動で素晴らしい印象を、ファンのみならず同輩に与え続けたということなのでしょう。アラン・リックマンは享年69歳、本当に惜しい人を亡くしました。

アラン・リックマン映画「ダイ・ハード」初代敵役!50年愛実らせ結婚していた!

アラン・リックマンは初代「ダイ・ハード」で有名過ぎる悪役を演じている!

アラン・リックマンは、数々の名作に出演していますが、彼を語るうえで絶対に外せない名配役を紹介しましょう。ブルース・ウィリス主演の「ダイ・ハード」シリーズの第1作目におけるテロリスト役がそれです。口髭を蓄えて、エレガントなサビル・ロウの背広を着こなした、一見紳士風のドイツ人。このハンス・グルーバーという男、実はナカトミビルに押し入り、会社の莫大な財産を奪ってテロ活動の資金源にしようとする極悪人でした。

実際には、その資金を自分のものにしようとするほか、さまざまな知略で主人公を追い詰めたアラン・リックマン演じるハンス・グルーバー。最後はビルから落ちて死にますが、そのシーンも、アクション映画の悪役死亡名シーンとしてよく取り上げられています。この配役でハリウッドデビューしたアラン・リックマンは、一躍有名人となりました。「ダイ・ハード」シリーズ第1作を未見の人はぜひご覧ください。絶対に楽しめる作品です。

アラン・リックマン実は超晩婚だった!50年の愛を実らせ60代で結婚の理由とは!

アラン・リックマンは、声もセクシーで、立ち居振る舞いも優雅な男性。当然モテモテで恋人もたくさん……と思ってしまいますが、実は、私生活は至極真面目なタイプでした。アラン・リックマンが結婚したのは生涯でたった1回、しかも19歳の時に大学で出会った女性とです。

この女性は、リマ・ホートンといい、アラン・リックマンとは、1977年からロンドンで同棲していました。このリマ・ホートンという女性は、日本でいうならば、バリバリに働くキャリアウーマンで、家庭よりも仕事が第一といえてしまえるようなタイプ。英国労働党の委員を務めるほか、母校の大学で講義も持っています。

労働党というのは、極めてラジカルに平等を標榜する政党であり、自身も、不平等について執筆経験を持つリマ・ホートン。男女の分け隔てなく、女性でも仕事第一に生きたっていい、ということを自ら実現しているような女性です。そんな女性を50年間も支え続けたのがアラン・リックマンでした。

インタビューでは、2012年に密かに結婚式を挙げ、NYで2人だけのランチをしたことをさも嬉しそうに語っています。何があっても何十年も1人の人を愛し続けるなんて、アラン・リックマンとは、スネイプそのもののような人だったのですね。

アラン・リックマンを振り返りたい人にオススメの作品&遺作を紹介します!

アラン・リックマンは、「ダイ・ハード」の前後から非常に有名になり、さまざまな名作に出演するようになりました。ここで、押さえておくべきアラン・リックマンの出演作を少しだけピックアップしましょう。まずは、ケビン・コスナー主演の「ロビン・フッド」です。

こちらでは、悪代官役を好演しています。次に、英国の恋愛映画「ラブ・アクチュアリー」。アラン・リックマンは、年下の女性部下に惑わされて、危うく妻と別れそうになってしまう中年男性をコミカルに演じています。コミカルな役といえば、スター・トレックをパロディした「ギャラクシー・クエスト」でのデーン役も見ものです。

そんなアラン・リックマン、もう彼の演技は見られないの?とお嘆きの皆様に朗報が!彼の遺作は、これから2作品が日本で公開予定です。1作目は、ドローンをテーマにした軍事サスペンス映画「アイ・イン・ザ・スカイ」で、こちらは2017年初頭に公開予定です。

もう1作は、声だけの出演になりますが、すでに7月1日に公開されている「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」です。「アリス・イン・ワンダーランド」では、アラン・リックマンが、前作同様アブサレムの訳で声を当てています。彼の甘い声をもう一度聞きたい人は必見、いや必聴です。いつまでも記憶に残り続ける永遠のジェントルマン、アラン・リックマン。その様は、まるで「ハリーポッター」の人気投票1位スネイプ先生のように、いつまでも私たちの心に残ることでしょう。

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