馬鹿よ貴方は、オフィス北野期待の漫才コンビ「THEMANZAI」で優勝ならず!

馬鹿よ貴方は、オフィス北野期待の漫才コンビ「THEMANZAI」で優勝ならず!
馬鹿よ貴方はがM1グランプリ決勝進出!昨年のTHEMANZAI決勝惨敗から復活!

THEMANZAIの決勝に進出し、話題となった漫才コンビ「馬鹿よ貴方は」。それまでテレビでの露出はほとんどなく、認知度が圧倒的に低かったコンビの決勝進出に、「無名のコンビが一夜にして大ブレイクするのでは!?」と期待されていました。しかし、残念ながら結果は惨敗。それでも、決勝まで進出した底力は伊達ではなかったようです。所属事務所も、あのビートたけしの事務所「オフィス北野」ですから、実力派であることをうかがわせます。そして、今年復活を果たすM1グランプリでも、見事に勝ち上がり、馬鹿よ貴方はは、決勝へ進出を進めました。

馬鹿よ貴方は、M1グランプリでオフィス北野『初』の優勝ならず!

馬鹿よ貴方はが決勝進出を決めたM1グランプリは、12月6日に運命の決勝が行われました。ともに優勝を争ったのは、スーパーマラドーナ、メイプル超合金、タイムマシーン3号、銀シャリ、ジャルジャル、ハライチの7組。認知度の低いコンビから、すでにテレビでおなじみの人気コンビまで、馬鹿よ貴方はを含めて、幅広いラインナップです。ビートたけしは、もともとは漫才師として芸能界にデビューしていますが、意外にも自身の事務所からM1グランプリの優勝者を送りだしたことはありません。しかし残念ながら、馬鹿よ貴方はは、オフィス北野からの初の優勝者となりませんでした。師匠、ビートたけしの背中はまだまだ遠いですね。

馬鹿よ貴方は、平井ファラオ光と新道竜巳の対照的すぎるコンビ!バイト三昧の逆境下積み中!

馬鹿よ貴方はの平井ファラオ光と新道竜巳の対照的すぎるコンビ!

馬鹿よ貴方はは、ネタ作りとツッコミを担当する新道竜巳と、ボケの平井ファラオ光が、2008年に結成。パーカーやジャージ姿が多く、親しみやすい醤油顔な新道竜巳に対して、ひょろりとした長身にひげ面でジャケット姿という、およそお笑いらしくないミステリアスな雰囲気さえ漂う平井ファラオ光。見た目からして対照的な馬鹿よ貴方はの二人ですが、昨年のTHEMANZAIから、露出も増え、新道竜巳の半端ない時間のルーズさや、平井ファラオ光の童貞エピソードなどが明かされ、その対照的なプライベートも話題になっているようです。

馬鹿よ貴方はは、あえて自分を追い込む!?バイト三昧の逆境下積み中!

馬鹿よ貴方はの2人は、もともとピン芸人同士。芸歴は、新道竜巳が17年、平井ファラオ光が15年と、二人ともかなり下積み生活が長い模様。下積み時代にはつきもののバイト選びにも個性が光ります。ブラックな毒舌が光る新道竜巳は、自分をあえて逆境に追いこむために、自分の一番やりたくないバイトを選んだことも。バイト先で「自分の人格を変えるために、ラーメン屋は一番嫌だったので選びました」とラーメン屋の社員に宣言したとか。反して、平井ファラオ光は、オンラインゲームのメール対応や、ゲームの不具合を探すといった地味なIT系のバイトを選択。バイト選びもそれぞれ我が道を進むコンビのようです。

馬鹿よ貴方はは、ビートたけしに認められる日がくるのか?謎のコンビの真の実力とは?

THEMANZAIの決勝では、昨年、1票も入らず惨敗に終わった馬鹿よ貴方はですが、今年のM1グランプリも、出場9組中8位という残念な結果でした。優勝はトレンディエンジェル。圧倒的な差を見せつけられました。
ハライチや銀シャリ、ジャルジャルといった他のライバルたちと比べて、テレビでの露出はまだまだ少ないですが、馬鹿よ貴方はの新道竜巳が自ら営業し、積極的にライブを重ねています。生の観客の前で積んだ経験は、確実に彼らに実力をつけさせているのか、ネット上でも「馬鹿よ貴方はも面白いなあ。THEMANZAIの時より確実に面白くなってる」「「馬鹿よ貴方は」癖になる。面白い」と話題に上ることが多くなってきました。
馬鹿よ貴方はの芸風は、シュールなものです。コンビ名からしてシュールですが、ちなみに、これはカラオケボックスでネタ合わせ中に見た曲目リストからとったそうです。パターンとしては、平井ファラオ光の独特な雰囲気をいかしたボケに、新道竜巳がライトにつっこみます。そして、平井ファラオ光のボケに時々まざるすさまじい毒舌もパンチ力大。
ネタ作りを担当する新道竜巳は、平井ファラオ光のキャラクターをいかして、ネタを作っているといいますから、そのはまり具合は納得です。そして、平井ファラオ光も、新道竜巳と出会ったことで、キャラクターを確立できたと語っています。
基本的にじわじわと笑いを誘うパターンが多いですが、特に鉄板といわれるのが、平井ファラオ光が、俳優の要潤を好きすぎるというネタ。ちなみにネタを見た要潤本人も絶賛し、馬鹿よ貴方はにエールを送っています。
平井ファラオ光の個性をいかした、スローで独特の間を持つ二人のしゃべりは、今のお笑いの主流ともいえる、速いテンポとライトなノリからするとかなり異質です。しかし、それが馬鹿よ貴方はの個性として、その存在感を際立たせているともいえます。
ビートたけしも「お前らこういう芸風だしな~。無理に変えるのもよくないか」「そういった空気感は珍しいから、それで時事ネタをやってみたら」とその芸風を認めているもよう。御大のお墨付きをもらったともいえます。
馬鹿よ貴方はは、結成から7年。コンビとしてのバランスも整い、機も熟したといえる今年、残念ながら優勝は逃しましたが、芸人とし、まだまだこれからが本番ですね!

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