映画「ブレードランナー2049」は「ブレードランナー」の続編で舞台は30年後!ハリソン・フォードが続投!
映画「ブレードランナー2049」は「ブレードランナー」の続編で舞台は30年後!
「ブレードランナー2049」は、1982年に制作されて大ヒットしたSF映画「ブレードランナー」の続編です。2019年を舞台にした「ブレードランナー」から30年後となる2049年のカルフォルニアを舞台にした本作。地球上には、人類と、人間によく似ているレプリカント(人造人間)が共存していました。
あるとき、違法なレプリカントを取り締まる任務にあたるロサンゼルス警察局の新人ブレードランナー(捜査官)Kは、科学者のネアンデル・ウォレスが抱く地球を危機に陥れる陰謀を知ってしまいます。そこで、30年前にレプリカントと戦った経験を持つ元ブレードランナーのリック・デッカードに協力を仰ぐことに。こうして、「ブレードランナー2049」は、ブレードランナーKが、地球を救うために、女性レプリカントと共に行方をくらませたリック・デッカードの所在を探すところから始まります。
映画「ブレードランナー2049」はリック・デッカード役のハリソン・フォードが続投!
「ブレードランナー2049」で新人ブレードランナーKを演じるのは、2017年の賞レースを席巻した「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングです。リック・デッカード役は、前作「ブレードランナー」と同様に、大御所俳優ハリソン・フォードが演じています。再登場に応じた理由について、「脚本が想像以上に素晴らしかったから」と語ったハリソン・フォード。このキャスティングを、前作ファンが大歓迎していることは言うまでもありません。
2人の前に立ちはだかるのは、レプリカントによる地球征服の野望を抱く盲目の科学者ネアンデル・ウォレス。演じているのは、2016年9月公開の「スーサイド・スクワッド」ジョーカー役で圧倒的な存在感を示したジャレッド・レトです。個性的な役作りをすることでも有名なジャレッド・レトですが、本作に向けては、視界を完全に遮断するコンタクトレンズを装着。
実際に盲目の状態でカメラテストに臨み、周囲を驚かせました。そのほか、キューバ出身の美人女優アナ・デ・アルマスや、ドラマ「ハウス・オブ・カード」でゴールデングローブ賞「女優賞(ドラマ部門)」を受賞しているベテラン女優ロビン・ライトも出演しています。
映画「ブレードランナー2049」の監督はリドリー・スコットではない?!前作同様に音楽を重要視!
映画「ブレードランナー2049」の監督はリドリー・スコットからドゥニ・ヴィルヌーヴへ
「ブレードランナー2049」が制作されると発表された直後は、前作「ブレードランナー」の監督を務めたリドリー・スコットが続投する予定でしたが、その後、監督は降板したことをインタビューで明かしました。しかし、脚本など制作の過程には企画当初から関わっており、引き続き製作総指揮を務めることも同時に伝えられ、「ブレードランナー」ファンを安心させています。
その代わりに続編「ブレードランナー2049」で監督を務めたのは、「ボーダーライン」や「メッセージ」で知られる実力派ドゥニ・ヴィルヌーヴです。情緒的な映像美で高い評価を集めるドゥニ・ヴィルヌーヴが、熱烈なファンの多い「ブレードランナー」の独特な世界観をどのように構築しているのかは見てのお楽しみでしょう。
映画「ブレードランナー2049」は前作同様に音楽を重要視!
「ブレードランナー2049」の前作「ブレードランナー」の音楽を担当していたのは、映画「炎のランナー」の挿入歌でビルボード・チャート1位に輝いたこともあるギリシャ出身の音楽家ヴァンゲリスです。音楽が、映画「ブレードランナー」の高評価にもつながったことから、「ブレードランナー2049」の音楽を担当するのが誰になるのかにも注目が集まっていました。
発表されたのは、2017年現在で74歳になったヴァンゲリスではありません。1980年代後半から多くの映画音楽を担当し、近年は「ダンケルク」や「インターステラー」などクリストファー・ノーラン監督作品も多く手がけるハンス・ジマーです。また、映画「ボーダーライン」や「メッセージ」でドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品に参加し、オーケストラのような壮大な音楽を特徴とするヨハン・ヨハンソンも参加しています。
「ブレードランナー」の人気の秘密を音楽と考えるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、続編でも音楽のもたらす効果を重要視していたとか。その結果、狙い通りに、序盤から観客の心をつかみながらも、ゾクゾクとして映像に夢中になる完成度の高い音楽となったようです。
映画「ブレードランナー2049」の前日譚を描いた映像作品が公開中!ハリソン・フォードの来日も決定!
映画「ブレードランナー2049」は、アメリカでは2017年10月6日から、日本では2017年10月27日からの公開が予定されています。その前に、ネット上では、「ブレードランナー」から「ブレードランナー2049」の間の30年を描いた前日譚が次々に公開されているため、ファンの期待は高まる一方です。
「2036:Nexus Dawn」は、リドリー・スコットの息子ルーク・スコットが監督を務めており、描かれている舞台は2036年。「ブレードランナー2049」にも登場する科学者のウォレスが、レプリカントの製造禁止法を廃止に追い込まんと、新世代型のレプリカントで人間に従順な「ネクサス9型」を世の中に紹介する内容になっています。
同じくルーク・スコットが監督した「2048:NOWHERE TO RUN」は、「ブレードランナー2049」の1年前の世界である2048年が舞台です。主役は、レプリカントのサッパー・モートンで、演じるのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のドラックス役で大人気となったデビッド・バウティスタ。「ネクサス9型」が市場に導入され、旧型レプリカントの取り締まりが厳しくなる中、サッパー・モートンは逃亡の身でしたが、暴漢に襲われそうになっていた人間の母娘を救うことになります。
しかし、最後に自分の住所などが記された書類を落としていってしまい、誰かがそれを拾うという意味深なシーンが……。「ブレードランナー2049」へ続く何らかの意味を持っていそうな場面で終わっていて、さらなる興味が掻き立てられます。
「ブレードランナー」は30年も前の映画ですが、今でもコアな人気を誇る映画作品です。
日本公開に先駆けては、あのハリソン・フォードらが来日することも発表されるなど、その注目度はますますヒートアップしていくことでしょう。ライアン・ゴズリングなど新たな顔ぶれも加わった「ブレードランナー2049」が、日本でも大ヒットすることを期待したいです。