デビッド・ボウイの妻や子供は?身長体重は?死去した病気とは?
デビッド・ボウイの家族とは?妻の名前は?子供はいるの?
デビッド・ボウイは、イギリス出身の世界的ミュージシャ。『地球に落ちてきた男』『戦場のメリークリスマス』『ハンガー』など、映画にも数多く出演し、俳優としても一時代を築きました。
そんなデビッド・ボウイが、2106年1月10日に亡くなりました。それは、8日に69回目の誕生日を迎え、同日8日に、自身の28枚目のアルバム『ブラックスター』が発売されたばかりのこと。デビッド・ボウイのマルチミュージシャンとしての才能は、2000年に雑誌『NME』が、ミュージシャンを対象にしたアンケートで、「20世紀で最も影響のあるアーティスト」に選ばれるほど秀でたもので、多くのアーティストが彼の訃報にショックを受けています。
1947年生まれのボウイは、1970年にモデルだったアンジ―・ボウイと結婚。10年後に離婚するも、二人の間には、映画監督となった子供、ダンカン・ジョンズが誕生しています。その後1992年にモデルで女優だったイマン・アブドゥルマジドと結婚し、2000年にふたたび子供を授かります。それが、娘レクシー。その後の離婚歴はないので、おそらくボウイの最期を看取ったのは、妻イマンと娘レクシーだったのではないでしょうか。
デビッド・ボウイの身長と体重は?死去した病気は何だったの?
デビッド・ボウイは、還暦を過ぎても年齢を感じさせない、細身のスタイルで、抜群にスタイリッシュでした。しかし、実際の身長は178㎝と、外国人としてはそれほど高くはありません。体重は非公開。中性的な魅力のあったデビッド・ボウイですから、女性同様、体重に関しては、相当ストイックだったようです。
一日60本もの煙草を吸うヘビースモーカーだったデビッド・ボウイ。死因は「ガン」と発表されましたが、肺がんだったのではないかと憶測を呼んでいます。ボウイは生前に遺灰を散骨して欲しいと希望したようで、遺体はすぐに火葬。遺灰の一部は、デビッド・ボウイが気に入っていた、ニューヨーク州ウッドストック近郊のキャッツキル山地に撒かれるそうです。
デビッド・ボウイ出演映画「戦場のメリークリスマス」感想あらすじネタバレ!代表曲「スターマン」歌詞感想!
デビッド・ボウイが出演した映画「戦場のメリークリスマス」の感想とあらすじ、ネタバレも!
デビッド・ボウイ出演映画『戦場のメリークリスマス』(1983)は、日本が世界に誇るミュージシャン、坂本龍一のテーマ曲でも話題になりました。大島渚監督がメガホンをとり、テーマ曲を担当した坂本龍一もヨノイ大尉役で出演しています。時代は1942年、舞台は、当時日本の統治下にあった日本軍俘虜収容所。
イギリス人俘虜ジョン・ロレンス中佐(トム・コンティ)は、俘虜でありながら、日本をよく理解し、俘虜の中心的存在でした。男ばかりの戦地ゆえに起こる何らかのトラブルも、最も権力のあったヨノイ大尉と俘虜側のリーダーのジョン中佐、そしてビートたけし演じるハラ軍曹の三人で何とか解決していました。ところが、そこに新たなイギリス人俘虜(デビッド・ボウイ)を迎えた時から、ヨノイ大尉の心に変化が生まれ、彼に対する愛に似た感情に揺れ始めます。
正直なところ、この映画を初めて見た時には、まだ人間の感情の複雑さや人生の機微が分からず、映画の醍醐味を理解することが出来ませんでした。年齢を経てこそ味わえる映画の円熟味!ビートたけしが最後に笑顔でロレンスに発した「メリークリスマス、ミスターローレンス!」。この一言には、今もグサリと心突き刺されるモノがあります。
デビッド・ボウイが代表曲「スターマン」に込めた歌詞とメッセージ
デビッド・ボウイの死去に際し、日本でも、彼に影響を受けた多くのミュージシャンが追悼文を発表しています。中でもギタリストの布袋寅泰は「デビッド・ボウイがいなかったら今の僕はない。音楽だけではなく、ファッション、文学、フィロソフィー、映画などのアートを全て彼から学んだ」とコメントを発表しました。
デビッド・ボウイの代表作である『スターマン』の中で、彼は「空でスターマンが待っている……彼はこう言っている。子供たちをロックに夢中にさせるんだ!子供たちにロックを聴かせて、子供たちみんなをロックに合わせて踊らせるんだってね」……スターマン・デビッド・ボウイ!あなたのロックを聴いて踊り続けた子供たちは成長して、新しいスターマンとなり、新たな子供たちに夢と希望を送り届けています。
デビッド・ボウイが望んだ終の棲家「スターマンは今もみんなの心に生きている」
デビッド・ボウイは、15歳の時に、ささいな喧嘩が元で左目に重傷を負い、視力を失ったばかりか、瞳孔が開いたままの「オッドアイ」を患います。ところが、ブルーの瞳とオッドアイによる黒い瞳は、ボウイの天性の美貌をさらに際立たせ、映画『戦場のメリークリスマス』でのイギリス人俘虜役は、この瞳あってこその当たり役でした。かなりの日本通で、たびたび日本を訪れていたデビッド・ボウイは、歌舞伎の女形や様式美に魅了されます。
そのため、自らの舞台パフォーマンスに歌舞伎の早替りをいち早く取り入れ、世界中を驚かせました。常に時代の先端を走っていたデビッド・ボウイは、少し生き急いだのでしょうか。病気を患ってからは都会から離れ、ニューヨーク州ウッドストック近郊の山地に別荘を持ち、癒しを求めていたようです。
何よりプライベートを大切にしたデビッド・ボウイは、葬式も墓石もなしで、遺灰をこの山に散骨することを望みました。『地球に落ちてきた男』は『スターマン』となって、世界中の子供たちに夢と希望を与え、再び地へと帰っていったのです。しかしながら、デビッド・ボウイが遺してくれた「ロック・スピリット」は、彼亡き後もずっと人々の心に生き続けていくはずです。